【2026年最新】札幌市に出産祝い金はある?もらえるお金は合計いくらか制度別に解説

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【PR】本ページはプロモーションを含みます。制度の内容・金額・受付状況は2026年10月時点で、札幌市・北海道・こども家庭庁・厚生労働省・日本年金機構の公的情報を確認したものです。給付金や助成は年度によって内容が変わります。申請前に必ず札幌市の公式サイト、各コールセンター、またはお住まいの区役所・保健センターで最新の情報をご確認ください。

「札幌市 出産祝い金」と検索すると、さまざまな金額や制度名が出てきます。けれど札幌市の公式サイトには、「出産祝い金」という名前の制度はありません。

結論からお伝えします。札幌市に「出産祝い金」という名称で、出産した人全員に現金を配る市独自の制度はありません。現金で受け取れるのは、国の制度である妊婦支援給付金(原則計10万円)です。そのうえで札幌市には、赤ちゃんが2歳になるまでの指定ごみ袋の交付や、多胎妊娠の妊婦健診の追加補助、0歳児への絵本の配布など、市独自の現物支援や助成があります。

この記事では、2026年10月時点で実際に利用できるお金・支援を、国の制度・北海道の制度・札幌市独自の制度に分けて整理しました。札幌市は「子どもの医療費助成に所得制限がある」「健診の受診票は北海道内で使える」など、ほかの大都市と違う点もあります。

この記事の要点
・「出産祝い金」という名称の市の制度はない。札幌市独自・北海道独自の出産時の現金給付も公式情報では確認できなかった
・国の妊婦支援給付金は、対象となる妊婦で原則計10万円(双子は15万円)。申請はスマートフォンから
・札幌市独自に、2歳になるまでの指定ごみ袋の交付(申請不要)、多胎妊婦健診の追加補助(上限5,000円×5回)など
・子ども医療費助成は高校生世代までだが、所得制限と初診時の一部負担金がある
・児童手当は出生から15日以内に。北海道の「お米・牛乳子育て応援事業」は終了済み

札幌市に「出産祝い金」はある?結論から

名称としての「出産祝い金」制度はない

札幌市の子育て情報サイト「お金のサポート」に並んでいるのは、妊婦健診費用の一部公費負担、妊婦のための支援給付(妊婦支援給付金)、児童手当、子ども医療助成などです(出典:札幌市)。「出産祝い金」という名前の制度は、2026年10月時点の公式サイトでは確認できませんでした。

また、第2子・第3子以降の出生に対して札幌市が独自に現金を上乗せする制度や、北海道が独自に出産時の現金を給付する制度も、公式情報では確認できませんでした。出生順位で金額が変わるのは、国の児童手当(第3子以降は月3万円)です。

札幌市独自の支援は「現物」と「健診の上乗せ」が中心

札幌市で受けられる市独自の支援は、現金ではなく次のような形です。

札幌市独自の支援 内容 手続き
指定ごみ袋の交付 2歳になるまでの分を一括交付(出生届直後なら10L用200枚または20L用100枚) 申請不要。引換券が郵送される
多胎妊娠の妊婦健診補助 受診票14回分を超えた健診に上限5,000円×5回 償還払い(区の保健センター)
0歳児への絵本の配布 0歳の子どもと保護者に絵本を配布 4か月児健診時などに受け取る
妊娠高血圧症候群等療養援護費 対象疾病で7日以上入院した妊産婦への費用の援助(所得制限あり) 退院後30日以内に申請

出典:札幌市「家庭ごみ有料化の減免制度」「妊婦健診費用の一部公費負担」「乳幼児の健康診査等について」「妊娠高血圧症候群等療養援護費」よりPULMO作成。

「寄り添い給付金」「お米・牛乳」は古い情報

検索結果には「札幌市妊娠・出産寄り添い給付金」や「北海道お米・牛乳子育て応援事業」が今も表示されます。前者は2025年4月から国の「妊婦のための支援給付(妊婦支援給付金)」に移行しており、後者は令和7年6月30日で申請受付を終了しています(出典:北海道)。終了・変更された制度は記事後半の一覧にまとめました。

【一覧】札幌市で妊娠・出産するともらえるお金

国・北海道・札幌市の3つに分けて整理する

区分 制度名 金額の目安 主な申請先
全国共通 妊婦支援給付金(妊婦のための支援給付) 1回目5万円+2回目は胎児1人あたり5万円 札幌市(スマートフォンでオンライン申請)
全国共通 出産育児一時金 子ども1人50万円(条件により48万8,000円) 勤務先の健康保険/札幌市国保は区役所保険年金課
全国共通 児童手当 月1万円〜3万円 区役所保健福祉課福祉助成係 ※公務員は勤務先
全国共通 出産手当金・育児休業給付 ほか 賃金により変動 勤務先
北海道 どさんこ・子育て特典制度 協賛店舗での割引などの優待(現金ではない) 母子健康手帳の交付時にカード配布
札幌市独自 指定ごみ袋の交付 2歳になるまでの分(現物) 申請不要
札幌市独自 多胎妊娠の妊婦健診補助 上限5,000円×5回(償還払い) 区の保健センター
札幌市 健診受診票・産後ケア・子ども医療費助成 ほか 上限額・自己負担あり(現金ではない) 区の保健センター・区役所 ほか

出典:札幌市・北海道の各制度ページ(2026年10月時点)よりPULMO作成。

性格の違うお金は6つに分けて考える

  • ①口座に振り込まれる現金:妊婦支援給付金、児童手当
  • ②出産費用に充てる一時金:出産育児一時金。直接支払制度を使うと医療機関に直接支払われます
  • ③健診の助成:妊婦健診(超音波検査を含む)・産婦健診・新生児聴覚検査の受診票、多胎妊婦健診の補助
  • ④医療費の助成:子ども医療費助成(高校生世代まで・所得制限あり)、妊娠高血圧症候群等療養援護費
  • ⑤保険料の軽減・免除:国民健康保険料・国民年金保険料の産前産後軽減、国民年金の育児免除
  • ⑥現物・優待:指定ごみ袋、絵本、どさんこ・子育て特典カード

妊娠中にもらえるお金・受けられる助成

妊婦支援給付金(1回目)5万円はスマートフォンで申請

国の「妊婦のための支援給付」で、札幌市では「妊婦支援給付金」として支給されます。1回目は5万円です。申請時点で札幌市に住民票があり、札幌市で妊婦給付認定を受けた方が対象です(出典:札幌市)。

申請は、妊娠届を出したときに渡されるチラシの二次元コードから、スマートフォンで行います。現在は郵送での申請は受け付けていません。このとき入力したメールアドレスに2回目の案内が届くため、間違えずに入力してください。オンライン申請が難しい方は、札幌市妊婦のための支援給付コールセンター(011-213-0383)に相談できます。

申請期限と振込のしくみ
1回目の申請期限は、妊娠が確定した受診日から2年を経過する日まで。期限を過ぎると時効で受け取れません。申請から支給までは2〜3か月程度かかり、支給予定日は月に2〜3回設定されています(例:令和8年10月は7日・19日・28日)。振込先は原則、妊婦本人名義の口座のみです。
医療機関で胎児の心拍が確認された後の死産・流産・中絶の場合も対象です。妊娠届を出していない場合は「妊婦給付認定用診断書」が必要になります。

転入・転出の扱いにも注意しましょう。他市町村で1回目を受け取ってから札幌市に転入した場合、札幌市では2回目のみ受け取れます(改めて札幌市での認定が必要)。逆に、妊娠届を出した後、申請前に札幌市外へ住民票を移した場合は、転居先の市町村からの支給になります。住民票を札幌市に残したまま里帰りする場合は、札幌市から支給されます。

妊婦健診の受診票14回+超音波検査6回。北海道内で使える

母子健康手帳の交付にあわせて、14回分の妊婦健診で使える「妊婦一般健康診査等受診票」が渡されます。札幌市の受診票の特徴は、14回分の健診とは別に超音波検査6回分(1回5,300円)が組み合わせて使える点です(出典:札幌市)。

令和8年6月分からの助成額は、1回目が25,240円、2〜4・6〜9回目が各1,020円、5回目が4,690円、10・12〜14回目が各3,120円、11回目が6,680円です。14回分と超音波6回分を合計すると88,030円になります(PULMOが市の掲載額から算出)。医師の判断で追加した検査や保険適用の検査は自己負担です。

受診票は北海道内の委託医療機関・委託助産所で使えます。助産所で使えるのは2〜4・6〜10・12〜14回目と超音波検査の受診票です。

里帰り出産をする方へ(札幌市の償還払いのルール)
北海道外の医療機関・助産所(海外を除く)で受けた妊産婦健診は、あとから区の保健センターに申請すると費用の一部が助成されます。申請期限は最後の健診を受けた日から1年以内で、申請者は妊産婦本人です。助成額は支払った額と公費負担基準額のいずれか低い額で、15回目以降の妊婦健診や保険診療分は対象外です。領収書がないと申請できないので必ず保管してください。
なお、住民票を札幌市外に移した日以降の健診は、札幌市の受診票も助成も使えません。

出典:札幌市「Q.北海道外で妊産婦健診を受けた場合は(償還払いについて)」よりPULMO作成。

他市町村から札幌市に転入した方は、他市町村での受診回数が合計14回未満であれば、保健センターで札幌市の受診票と交換できます。

【札幌市独自】多胎妊娠は受診票14回を超えた健診に上限5,000円×5回

ふたご・みつごなど多胎妊娠の方は、受診票14回分を超えて自費で妊婦健診を受けた費用について、1回あたり上限5,000円、5回まで補助されます(三つ子以上でも回数は同じ)。償還払いで、住民票のある区の保健センターに、母子健康手帳・使用後の受診票・領収書・預金通帳を持って申請します。申請期限は最後に妊婦健診を受けてから1年以内です(出典:札幌市)。

妊婦健診が始まる頃は、ベビー用品の準備も少しずつ進めたい時期です。札幌市は出産時にもらえるギフトなどがないぶん、準備の出費をどう抑えるかが大切になります。Amazonの出産準備サービス「らくらくベビー」は無料で登録でき、条件を満たすと出産準備お試しBoxを受け取れます。

Amazonらくらくベビー 出産準備お試しBoxが無料でもらえる(条件あり)

【北海道】どさんこ・子育て特典カードは妊娠中から使える

北海道が全道の企業・施設と実施している優待制度です。妊娠中の方がいる家庭または18歳以下の子どもがいる家庭が、協賛店舗で特典カードを見せると割引などのサービスが受けられます(出典:札幌市)。

札幌市では、特典カードとリーフレットを母子健康手帳の交付時に配布しています。令和7年7月1日の制度改正で、対象が「小学生以下」から「18歳以下」に広がり、子どもを同伴しなくてもカードの提示だけで使えるようになりました。改正前に配られたカードも引き続き使えます。

妊娠高血圧症候群等療養援護費(退院後30日以内に申請)

妊娠高血圧症候群・糖尿病・貧血・産科出血・心疾患のために7日以上入院治療した札幌市在住の妊産婦に、必要な費用の一部を援助する制度です。前年分の所得税課税額が年15,000円以下の世帯が対象で、支給額は世帯の所得に応じて決まります(出典:札幌市)。申請は退院後30日以内(入院が21日を超える場合は入院22日目以降30日以内)に、区の保健センターへ行います。

保険料の産前産後軽減と、2026年10月開始の育児免除

自営業・フリーランスなどで国民健康保険や国民年金に加入している方は、産前産後の保険料が減額・免除されます(出典:札幌市)。

制度 対象期間 手続き
国民健康保険料の減額 単胎は出産(予定)日の属する月の前月から4か月間/多胎は3か月前から6か月間相当分の所得割額・均等割額 届出(オンライン・郵送・区役所保険年金課。出産予定日の6か月前から、出産後も可)
国民年金保険料の産前産後免除 同上(4か月間/多胎は6か月間) 届出が必要(区役所年金係・年金事務所・マイナポータル。予定日の6か月前から)
国民年金保険料の育児免除(令和8年10月開始) 1歳になるまでの子を養育する第1号被保険者の父母が対象。実母は産前産後免除期間に続く9か月間 日本年金機構の案内で確認

出典:札幌市「国民健康保険料の減額・減免」「産前産後免除」、日本年金機構「国民年金保険料の育児免除制度」よりPULMO作成。出産は妊娠85日以上の出産(死産・流産・早産等を含む)が対象です。

札幌市国保の減額は、届出がなくても市が出産の事実を確認できた場合に職権で適用されることがありますが、確認できない場合は減額されないため、忘れずに届け出るよう案内されています。育児免除は所得要件がなく、免除期間も保険料を納付したものとして年金額に反映されます(出典:日本年金機構)。

出産したときにもらえるお金

妊婦支援給付金(2回目)胎児1人あたり5万円。案内はメールで届く

2回目は胎児の数1人につき5万円で、双子の場合は10万円です(出典:札幌市)。

札幌市の特徴は、2回目の案内が出産予定日の前月中に、1回目の申請時に入力したメールアドレス宛てに申請用URLとして届くことです(例:出産予定日が5月1日なら4月中)。届いたメールのURLから申請します。メールが届く時期を過ぎても届かない場合や、他市町村から転入した場合は、コールセンター(011-213-0383)に問い合わせてください。

申請期限は出産予定日の8週前から2年を経過する日までです。1回目と同じく、申請から支給まで2〜3か月程度かかります。迷惑メールフォルダに振り分けられていないかも確認しておきましょう。

出産育児一時金は全国共通の制度

出産育児一時金は、加入している健康保険から支給される全国共通の制度です。札幌市国民健康保険の場合、子ども1人につき50万円、産科医療補償制度に未加入の医療機関での出産または妊娠22週未満の出産は48万8,000円です(出典:札幌市)。

直接支払制度を使う場合は、医療機関にマイナ保険証または資格確認書を提示して申し出れば、区役所への申請は不要です。出産費用が一時金の額を下回った場合は、お住まいの区役所保険年金課で差額を申請でき、差額は世帯主に支給されます。出産日の翌日から起算して2年を過ぎると時効になります。会社員や公務員の方、その扶養に入っている方は勤務先の健康保険が窓口です。

金額の内訳や差額申請の流れは、出産一時金(出産育児一時金)はいくら?50万円の条件・差額・もらい方で解説しています。

働いていた方が受け取れるお金(申請先は勤務先)

産休・育休を取る方は、次の給付も受け取れます。いずれも全国共通の制度で、申請先は札幌市ではなく勤務先です。金額は賃金や休業日数によって変わります。

制度 おおまかな内容 申請先
出産手当金 産前産後休業中の収入を補う給付 勤務先の健康保険
育児休業給付金 育児休業中の収入を補う給付 勤務先経由でハローワーク
出生後休業支援給付 2025年4月開始。一定の要件を満たすと育児休業給付に上乗せされる 勤務先経由でハローワーク

それぞれの支給額や条件は、妊娠したらもらえるお金まとめ【2026年】と育児休業給付金がもらえないのはどんな人?で解説しています。

制度の手続きと並行して進めたいのが、産後の暮らしの準備です。札幌市で利用できることを確認したサービスを挙げておきます。

サービス こんな方に リンク
シェアダイン 産前産後に食事づくりの負担を減らしたい方(公式FAQの対応エリアは札幌市中央区・北区・手稲区・西区) プランを見る
Famm 無料撮影会 赤ちゃんの記念写真を費用をかけずに残したい方(札幌市でも開催) 撮影会を見る

対応エリア・開催日程・料金は変わることがあります。各公式サイトでご確認ください。

産後・子育て期に使える助成

産婦健診は2回・上限各5,000円

令和6年4月から、産婦健康診査の費用の一部を札幌市が助成しています。健診日時点で札幌市に住民登録がある産婦が対象で、1回につき5,000円を上限に、1人2回までです(出典:札幌市)。受診票は妊娠届出時に保健センターで渡されます。一部の医療機関・助産所では受診票が使えないため、事前に確認してください。北海道外での受診は、妊婦健診と同じく償還払い(最後の健診から1年以内)の対象です。

新生児聴覚検査は上限3,000円

出産した医療機関で行う新生児聴覚検査(初回検査)の費用を、自動ABR・OAEともに上限3,000円助成します。母子ともに札幌市に住民登録があることが条件です(出典:札幌市)。受診票は母子健康手帳交付時に渡され、委託医療機関は道内の分娩医療機関です。委託医療機関以外で受けた場合は、初回検査を受けてから1年以内に保健センターへ申請すれば償還払いを受けられます。

1か月児健診の助成は確認できず。市の乳幼児健診は4か月から

札幌市の子育て情報サイトで案内されている乳幼児健康診査は、4か月児・10か月児・1歳6か月児・3歳児・5歳児で、各区の保健センターから日程が案内されます(出典:札幌市)。1か月児健診の費用助成は、2026年10月時点の公式情報では確認できませんでした。出産した医療機関で受ける1か月健診の費用は、医療機関に確認してください。

また札幌市では、0歳の子どもと保護者に絵本を配布しています。4か月児健診の受診時、または各区のこそだてインフォメーションで、母子健康手帳を持参して受け取ります。

産後ケア事業は宿泊・日帰り合わせて7日、訪問6回まで

助産師等が産後の体調管理や育児をサポートする札幌市の事業で、宿泊型・日帰り型・訪問型があります(出典:札幌市)。赤ちゃんとお母さんの両方が札幌市に住民登録していることが条件で、赤ちゃんの預かりサービスではありません。

種類 利用料金(市民税非課税・生活保護世帯) 利用回数の上限
宿泊型(基本11時〜翌15時) 1泊7,500円(2,500円) 宿泊・日帰り合わせて7日以内(1泊2日は2日間とカウント)
日帰り型(基本11時〜15時) 1日2,500円(1,000円)
訪問型(9時〜17時の間の2時間) 1回2,500円(1,000円) 訪問型だけで6回以内

出典:札幌市「札幌市産後ケア事業」(2026年4月1日更新)よりPULMO作成。利用できる赤ちゃんの月齢は種類により生後6か月未満または1年未満です(詳細は市のページで確認してください)。上限を超えた利用は助成対象外です。

申込は産後ケア予約サービス「テオテ産後ケア」でアカウントを作り、妊娠28週から札幌市へオンライン申請します。承認通知はメールで届き、審査には数日かかります(住民税非課税・生活保護世帯は時間がかかる場合あり)。承認前の利用は全額自己負担です。予約は利用希望日の30日前から、一度に2回分まで、妊娠中は予約できません。キャンセルは前営業日(平日)の午前10時までに行わないと施設へ利用料金を支払うことになります。

産前産後の家事・育児支援

札幌市では、妊娠5か月以降の妊婦訪問(第2子以降は希望者)と、生後4か月までの乳児家庭全戸訪問(新生児訪問)を行っています。新生児訪問は、出生後に母子健康手帳に添付の「出産連絡票」を保健センターに出すと連絡が来る仕組みです(出典:札幌市)。

一方、産前産後に家事・育児を手伝うヘルパーを市が派遣する制度は、札幌市の子育て情報サイトでは確認できませんでした。西区・手稲区では、子育て経験のある地域ボランティアが訪問して一緒に家事・育児をする「ホームスタート事業」がありますが、ベビーシッターや家事代行はできないとされています(出典:札幌市)。家事の負担が心配な方は、区の保健センター(こども家庭センター)に相談してみてください。

子ども医療費助成は高校生世代まで。ただし所得制限・一部負担金あり

札幌市の子ども医療費助成は、高校生世代(18歳に達する日以後の最初の3月31日)までが対象です(出典:札幌市)。ほかの大都市と比べて注意したいのが、次の2点です。

  • 所得制限がある:主たる生計維持者の所得が限度額未満であることが条件です。たとえば扶養親族数1人の場合、所得限度額は660.0万円(給与収入に換算した目安875.6万円)です(出典:札幌市)
  • 初診時に一部負担金がある:医科初診580円、歯科初診510円。再診・調剤薬局などは0円です(令和7年4月診療分以降)

助成を受けるには、事前に「札幌市子ども医療費受給者証」の交付を受ける必要があります。オンライン、郵送、区役所福祉助成係の窓口で申請できます。受給者証の交付前に受診して医療費を支払った場合は、支払日から2年以内に区役所へ申請すれば払い戻しを受けられます。

児童手当は出生から15日以内に

児童手当は、18歳に達する日以後の最初の3月31日までの児童を養育する方に支給される国の制度です。札幌市の案内では、請求手続は出生や転出予定日から15日以内にと明記されています(出典:札幌市)。手当は原則として請求した月の翌月分から支給され、出生日が月末に近くても、出生日の翌日から15日以内に請求すれば請求した月分から支給されます。遅れた月分は受け取れません。

年齢 第1子・第2子 第3子以降
3歳未満 月15,000円 月30,000円
3歳から高校生年代まで 月10,000円 月30,000円

出典:札幌市「児童手当」よりPULMO作成。所得制限・所得上限は令和6年10月に撤廃されています。

札幌市の支給日は、原則として偶数月の13日(土日祝日の場合はその前日)です。入金の通知は送られないため、通帳で確認します。申請先は区役所保健福祉課福祉助成係で、オンライン申請もできます。公務員の方は勤務先に申請します。

【札幌市独自】2歳になるまでの指定ごみ袋を交付(申請不要)

札幌市は家庭ごみが有料ですが、子育て支援の観点から、2歳未満の乳幼児がいる世帯に、2歳になるまでの分の指定ごみ袋を一括で交付しています(出典:札幌市)。

届出時点の年齢 10リットル用を希望 20リットル用を希望
生後0か月〜3か月未満 200枚 100枚
生後3か月〜6か月未満 180枚 90枚
生後1歳9か月〜2歳未満 40枚 20枚

出典:札幌市「家庭ごみ有料化の減免制度」よりPULMO作成(一部の区分を抜粋)。転入の場合も届出日時点の年齢に応じて交付されます。

住民登録以外の手続きは不要で、出生届・転入届を出した月の翌月から翌々月中旬までに、引換券が自動的に郵送されます。引換券に記載された郵便局などで受け取ります。2歳未満の子どもが2人以上いる場合は、子どもごとに引換券が発行されます。現金ではありませんが、おむつごみが増える時期に助かる札幌市ならではの支援です。

【時系列】いつ・何を・いくらもらえるか

ここまでの制度を、妊娠がわかってから生後4か月頃までの流れに並べ直します。

札幌市・妊娠〜生後4か月のお金と手続き1医療機関で胎児の心拍確認妊娠届出の前に受診が必要2妊娠届出(区の保健センター)受診票(14回+超音波6回)・どさんこカード3チラシの二次元コードからスマホで申請妊婦支援給付金1回目 50,000円4妊娠28週から産後ケアを「テオテ産後ケア」で申請5出産予定日の前月に申請URLがメールで届く妊婦支援給付金2回目 胎児1人あたり50,000円6出産出産育児一時金 500,000円(多くは病院へ直接)7出生届と同時に(15日以内)児童手当/子ども医療費受給者証/出産連絡票8出生届の翌月〜翌々月中旬に引換券が届く【市独自】2歳までの指定ごみ袋(現物)9生後4か月まで:新生児訪問・4か月児健診【市独自】0歳児への絵本の配布

出典:札幌市の各制度ページ(2026年10月時点)よりPULMO作成。金額は単胎の場合の例です。

札幌市で特に覚えておきたいのは、妊婦支援給付金の2回目の案内がメールで届くこと、そして出生届の直後に児童手当と子ども医療費受給者証の手続きを済ませることの2つです。指定ごみ袋は手続き不要で、引換券が届くのを待つだけです。

モデルケース:札幌市在住なら妊娠・出産期にいくら受け取れる?

前提は「札幌市在住・第1子・単胎・妊娠中から出産後まで市内に居住」です。

口座に入る現金は国の給付金の10万円

制度 区分・形式 金額
妊婦支援給付金(1回目・2回目) 全国共通・現金 100,000円
児童手当(3歳未満・第1子) 全国共通・現金 月15,000円(偶数月に2か月分ずつ)
指定ごみ袋 札幌市独自・現物 10L用200枚または20L用100枚(出生届直後の場合)
絵本 札幌市独自・現物 0歳児に配布

第1子・単胎の場合の内訳(妊娠〜出産期)【現金】全国共通 妊婦支援給付金 100,000円対象となる妊婦は原則計10万円(双子は15万円)【現物】札幌市独自 指定ごみ袋2歳になるまでの分(申請不要)【現物】札幌市独自 絵本4か月児健診時などに受け取る別枠:出産育児一時金50万円は多くの場合、病院へ直接支払われます出典:札幌市の各制度ページよりPULMO作成(2026年10月時点)

まとめると、第1子・単胎の場合、妊娠から出産の時期に口座へ振り込まれる現金は国の妊婦支援給付金の10万円です。札幌市独自の支援は指定ごみ袋や絵本などの現物で、金額に換算して現金と合算することはしていません。双子の場合、給付金は5万円+5万円×2人で15万円になり、多胎妊婦健診の補助(上限5,000円×5回)も使えます。第3子以降でも出産時の現金は同じで、違いが出るのは児童手当(月3万円)です。

現金ではないが負担が減るもの(別枠)

  • 妊婦健診の受診票(14回+超音波6回。令和8年6月以降の助成額合計88,030円)
  • 多胎妊婦健診の補助(上限5,000円×5回)
  • 産婦健診(上限5,000円×2回)・新生児聴覚検査(上限3,000円)
  • 産後ケア事業(宿泊・日帰り合わせて7日、訪問6回まで)
  • 子ども医療費助成(高校生世代まで・所得制限あり・初診時一部負担金あり)
  • 国民健康保険料・国民年金保険料の産前産後軽減、国民年金の育児免除
  • どさんこ・子育て特典カード

出産準備の出費は「もらう」と「抑える」の両方で考える

札幌市には、出産時にベビー用品を選べるギフトのような制度はありません。入院グッズや退院直後に使うベビー用品は自分でそろえる必要があるため、準備の段階で出ていくお金を抑える工夫が役立ちます。Amazonらくらくベビーは無料で登録でき、条件を満たすと出産準備に使えるサンプル入りのお試しBoxがもらえます(1アカウント1回限り)。

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ほかにも、楽天ママ割のサンプルボックスや、ベビー用品が無料でもらえる方法もあわせて確認しておくと、準備の出費を抑えられます。

申請を忘れるともらえない制度

札幌市の給付・助成は、ほとんどが申請しないと受け取れません。期限が短いものから並べました。

制度 期限 起算日・申請先
児童手当 15日以内 出生日・転出予定日の翌日から/区役所福祉助成係
妊娠高血圧症候群等療養援護費 退院後30日以内 入院21日超は入院22日目以降30日以内/区の保健センター
北海道外で受けた妊産婦健診の償還払い 1年以内 最後の健診を受けた日から/区の保健センター
多胎妊婦健診の補助 1年以内 最後に妊婦健診を受けてから/区の保健センター
新生児聴覚検査の償還払い 1年以内 初回検査を受けてから/区の保健センター
妊婦支援給付金(1回目) 2年 妊娠が確定した受診日から/スマートフォン
妊婦支援給付金(2回目) 2年 出産予定日の8週前から/メールのURL
子ども医療費の払い戻し 2年以内 医療機関での支払日から/区役所福祉助成係
出産育児一時金・差額(国保) 2年 出産日の翌日から/区役所保険年金課

出典:札幌市の各制度ページよりPULMO作成(2026年10月時点)。

札幌市でとくに取りこぼしやすい3つ

  • 児童手当の15日:遅れた月分はさかのぼって受け取れません
  • 2回目の給付金のメール:1回目で入力したメールアドレスに届くため、アドレスの入力ミスや迷惑メール振り分けに注意
  • 子ども医療費受給者証の申請:自動では交付されません。所得制限の範囲内かどうかも確認しましょう

注意:札幌市・北海道で終了・変更された制度

検索結果には、受付が終わった制度や変更前の内容がそのまま残っている記事があります。2026年10月時点で新規の申請ができないもの、内容が変わったものをまとめました。

制度名 内容 現在の状況
札幌市妊娠・出産寄り添い給付金(旧制度) 国の出産・子育て応援交付金による妊娠時・出産時の給付 2025年4月から「妊婦のための支援給付(妊婦支援給付金)」に移行。旧制度の案内ページは現在公開されていません
北海道お米・牛乳子育て応援事業(第三弾) 道内の子育て世帯に商品券・電子クーポン等を支給(北海道の事業) 令和7年6月30日で申請受付終了。電子クーポンも令和7年9月30日で利用期間終了
物価高対応子育て応援手当 児童1人あたり2万円(1回限り) 申請受付終了。公務員分の支給も令和8年9月4日で終了
令和5年度 子育て世帯生活支援特別給付金(ひとり親以外の低所得世帯分) 低所得の子育て世帯への給付 終了
どさんこ・子育て特典制度(旧内容) 小学生以下が対象・原則子ども同伴 令和7年7月1日から18歳以下に拡大、カード提示のみで利用可に変更

出典:札幌市「妊婦のための支援給付」「物価高対応子育て応援手当」「お金のサポート(子ども)」「どさんこ・子育て特典制度」、北海道「北海道お米・牛乳子育て応援事業」よりPULMO作成(2026年10月時点)。

北海道のお米・牛乳子育て応援事業は第一弾から第三弾まで実施されましたが、2026年10月時点で新たな実施は公式情報では確認できませんでした。物価高対策の給付は年度ごとに実施の有無が変わるため、最新の状況は札幌市の子育て情報サイト「お金のサポート」で確認してください。

よくある質問

所得制限はありますか?

妊婦支援給付金と児童手当に所得制限はありません。一方、札幌市の子ども医療費助成には所得制限があります(扶養親族数1人の場合、所得限度額660.0万円)。妊娠高血圧症候群等療養援護費も、前年分の所得税課税額が年15,000円以下の世帯が対象です。産後ケアは、市民税非課税・生活保護世帯の利用料が安くなります。

里帰り出産の場合はどうなりますか?

札幌市の妊婦健診の受診票は北海道内の委託医療機関・助産所で使えます。北海道外で受けた妊産婦健診は、最後の健診から1年以内に申請すれば償還払いを受けられます(領収書が必要)。新生児聴覚検査も、委託医療機関以外で受けた場合は1年以内に償還払いを申請できます。妊婦支援給付金は、住民票を札幌市に残したまま里帰りすれば札幌市から支給されます。ただし、住民票を札幌市外に移した日以降の健診は札幌市の助成対象外です。

妊娠中・出産後に引っ越したらどうなりますか?

札幌市へ転入した場合、他市町村で妊婦支援給付金の1回目を受け取っていれば札幌市では2回目のみ受け取れます(札幌市での認定が改めて必要)。妊婦健診の受診票は、他市町村での受診が合計14回未満なら札幌市の受診票と交換できます。札幌市から転出した場合、妊婦支援給付金は転居先の市町村から支給され、産後ケアは申請後に転居すると対象外になります。指定ごみ袋は、2歳未満の子どもと札幌市へ転入した場合も、届出時点の年齢に応じて交付されます。

双子の場合はいくらになりますか?

妊婦支援給付金は1回目5万円+2回目5万円×2人で合計15万円です。受診票14回分を超えた妊婦健診は、上限5,000円×5回まで補助されます。国民健康保険料・国民年金保険料の産前産後軽減は6か月分に延び、指定ごみ袋も子どもごとに引換券が発行されます。

流産・死産の場合も対象になりますか?

妊婦支援給付金は、医療機関で医師が胎児の心拍を確認した場合、死産・流産・中絶でも支給対象です。申請用のチラシを受け取っていない場合は、コールセンター(011-213-0383)に連絡してください。妊娠届を保健センターに出していない場合は、医療機関で記載してもらう「妊婦給付認定用診断書」が必要です。

出産費用の無償化はいつからですか?

出産費用の自己負担をなくす仕組みを盛り込んだ「健康保険法等の一部を改正する法律」が、令和8年5月29日に成立しました(出典:厚生労働省)。施行は公布から2年以内とされ、2026年10月時点で開始日は確定していません。2026年10月時点では現行の出産育児一時金が利用できます。ただし、今後国の新制度が施行されるため、出産時期が先になる方は最新情報を確認してください。

まとめ:まず何をすればいい?

札幌市に「出産祝い金」という名前の制度はなく、市独自・北海道独自の出産時の現金給付も公式情報では確認できませんでした。現金で受け取れるのは国の妊婦支援給付金(原則計10万円)です。そのうえで、札幌市独自の指定ごみ袋の交付や多胎妊婦健診の補助、北海道のどさんこ・子育て特典カードなどを組み合わせて使えます。

妊娠がわかったらこの順で
① 産科医療機関を受診し、胎児の心拍を確認してもらう
② 区の保健センターで妊娠届出 → 母子健康手帳・受診票・どさんこカード・給付金のチラシを受け取る
③ チラシの二次元コードから、妊婦支援給付金の1回目をスマートフォンで申請(メールアドレスは正確に)
④ 国保・国民年金の方は、出産予定日の6か月前から保険料の軽減・免除を届出
⑤ 妊娠28週から「テオテ産後ケア」で産後ケアを申請
⑥ 出産予定日の前月に届くメールから、2回目を申請
⑦ 出生届と同時に、児童手当(15日以内)・子ども医療費受給者証を申請し、出産連絡票を提出

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【主な参照先】札幌市「妊婦のための支援給付(妊婦支援給付金)」/札幌市「妊婦健診費用の一部公費負担」/札幌市「北海道外で妊産婦健診を受けた場合は」/札幌市「産婦健診」/札幌市「新生児聴覚検査の一部費用助成について」/札幌市「乳幼児の健康診査等について」/札幌市「札幌市産後ケア事業」/札幌市「妊娠中・出産後の家庭訪問」/札幌市「妊娠高血圧症候群等療養援護費」/札幌市「子ども医療費助成」/札幌市「児童手当」/札幌市「出産育児一時金」/札幌市「国民健康保険料の減額・減免」/札幌市「産前産後免除」/札幌市「家庭ごみ有料化の減免制度」/札幌市「どさんこ・子育て特典制度」/北海道「北海道お米・牛乳子育て応援事業」/日本年金機構「国民年金保険料の育児免除制度」/厚生労働省「医療保険制度改正法が成立しました」/こども家庭庁「妊婦のための支援給付」
※本記事の金額・対象・受付状況は2026年10月時点で各公式サイトを確認したものです。制度は年度によって変更される場合があるため、申請前に必ず最新情報をご確認ください。健診の助成額は上限額であり、全額が助成されるとは限りません。

更新履歴

  • 2026年10月5日 2026年10月時点の札幌市・北海道・国の制度情報を確認して公開

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