目黒区の認可保育園は、保育料がゼロなのはもちろんのこと、給食費(食材料費)も区が全額負担しています。「3〜5歳の給食費は原則実費負担だが、目黒区ではその費用を全額賄っている」と公式ページに明記されており、月々の保護者負担は延長保育料と行事費等の実費のみです。ただし、延長保育は午後6時15分〜7時15分が月額制、7時15分〜8時15分は1回600円の別料金がかかる点に注意が必要です。
目黒区は認可外保育施設への補助も手厚く、上限額は0〜2歳の非課税世帯で月40,000円(国の無償化上限)に加え区独自の補助を上乗せしています。隣接する品川区と並んで「保育料・給食費どちらも無償」の区ですが、渋谷区は給食費が実費負担です。プルモ編集部で公式情報をもとに調べてまとめました。
- 2025年9月から認可保育園の保育料が全世帯無償。給食費(3〜5歳の副食費含む)も区が全額負担
- 延長保育料は区立のみ月額制(午後6:15〜7:15)。階層によって月600〜8,100円(0〜2歳クラス)
- 午後7:15〜8:15の延長利用は別途1回600円が発生(区立保育園のみ)
- 認可外保育施設への補助あり。認証保育所・指導監督基準を満たす認可外保育施設が対象
- 第2子以降の保育料は2023年10月から所得・年齢問わず無償化済み
目黒区の保育料、まず全体像を知っておこう
保育園には「認可」と「認可外」があり、費用の仕組みがまるごと変わります。認可保育園は区が保育料を決め、認可外保育施設は施設が自由に料金を設定します。目黒区では認可保育園に入れれば、月々の保護者負担は延長保育料と実費のみです。
| 施設の種類 | 0〜2歳(保育料) | 0〜2歳(食材料費) | 3〜5歳(保育料) | 3〜5歳(食材料費) |
|---|---|---|---|---|
| 認可保育園 | 無償 | 無償(区が全額負担) | 無償 | 無償(区が全額負担) |
| 認証保育所 | 施設が設定(補助あり) | 施設が設定 | 施設が設定(補助あり) | 施設が設定 |
| 認可外保育施設 | 施設が設定(補助あり) | 施設が設定 | 施設が設定(補助あり) | 施設が設定 |
①認可保育園の保育料|月々はゼロ、実費はここだけ
目黒区内の認可保育園は、2025年9月から全世帯の保育料が無償化されています。給食費についても区が全額賄っており、3〜5歳の副食費(おかず・おやつ代)についても保護者の負担はありません。
| 費用の種類 | 目黒区での扱い |
|---|---|
| 月々の保育料 | 無償(全年齢・全世帯) |
| 食材料費(給食費) | 無償(区が全額負担。3〜5歳の副食費も含む) |
| 延長保育料(月額) | 有償(区立:所得割課税額に応じた階層制) |
| 延長保育(19:15〜20:15) | 有償(1回600円・区立のみ) |
| 行事費等の実費 | 有償(各施設に確認) |
延長保育料の目安|所得によって変わる
延長保育料は無償化の対象外です。区立保育園の延長保育は午後6時15分〜7時15分が月額制で、世帯の所得割課税額に応じた階層(A〜D25)によって金額が異なります。午後7時15分〜8時15分のさらなる延長は別途1回600円がかかります。私立保育園・地域型保育の延長保育料は各施設に確認してください。
| 階層 | 所得割課税額 | 世帯年収の目安 | 0〜2歳クラス(月額) | 3歳児クラス(月額) | 4歳以上クラス(月額) |
|---|---|---|---|---|---|
| A・B | 非課税・生活保護 | 〜約270万円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| C1〜C3 | 均等割のみ〜45,000円未満 | 〜約340万円 | 600円 | 600円 | 600円 |
| D1〜D3 | 45,000〜90,000円未満 | 約340〜470万円 | 900円 | 900円 | 900円 |
| D4〜D5 | 90,000〜160,000円未満 | 約470〜640万円 | 1,600〜2,000円 | 1,300円 | 1,300円 |
| D6〜D7 | 160,000〜220,000円未満 | 約640〜770万円 | 2,200〜2,600円 | 1,400〜1,800円 | 1,300〜1,700円 |
| D8〜D10 | 220,000〜295,000円未満 | 約770〜950万円 | 2,800〜3,300円 | 1,900〜2,200円 | 1,900〜2,000円 |
| D11〜D13 | 295,000〜360,000円未満 | 約950〜1,130万円 | 3,600〜4,100円 | 2,400〜2,800円 | 2,100〜2,300円 |
| D18〜D21 | 405,000〜735,000円未満 | 約1,280〜2,200万円 | 5,000〜7,500円 | 3,100〜3,200円 | 2,500〜2,600円 |
| D25(最高額) | 1,300,000円以上 | 約3,500万円以上 | 8,100円 | 3,500円 | 2,800円 |
出典:https://www.city.meguro.tokyo.jp/hoiku/kosodatekyouiku/hoikuennado/hoikuryo.html
延長保育料の年間負担シミュレーション
月ぎめで延長保育(午後6:15〜7:15)を1年間利用した場合の年間負担額です(区立保育園)。0〜2歳クラスと3歳以上クラスで金額が異なります。
| 世帯年収の目安 | 階層 | 月額(0〜2歳クラス) | 月額(3歳以上クラス) | 年間負担(0〜2歳クラス) |
|---|---|---|---|---|
| 〜約270万円 | A・B | 0円 | 0円 | 0円 |
| 〜約340万円 | C1〜C3 | 600円 | 600円 | 約7,200円 |
| 約340〜470万円 | D1〜D3 | 900円 | 900円 | 約10,800円 |
| 約470〜640万円 | D4〜D5 | 1,600〜2,000円 | 1,300円 | 約19,200〜24,000円 |
| 約640〜950万円 | D6〜D10 | 2,200〜3,300円 | 1,400〜2,200円 | 約26,400〜39,600円 |
| 約950〜1,280万円 | D11〜D17 | 3,600〜5,000円 | 2,400〜3,100円 | 約43,200〜60,000円 |
| 約1,280万円以上 | D18〜D25 | 5,000〜8,100円 | 3,100〜3,500円 | 約60,000〜97,200円 |
②認可外保育施設の保育料と補助制度
認可外保育施設(認証保育所・その他の認可外保育施設)は施設が保育料を自由に設定しています。目黒区では世帯の所得に応じて保育料の一部を補助する制度があります。
| 施設の種類 | 月額料金の目安 | 補助制度 | 補助の主な条件 |
|---|---|---|---|
| 認証保育所 | 3歳未満:104,000円以下 3歳以上:101,000円以下 (月220時間以下の場合の上限) |
区独自補助あり | 保育の必要性の認定取得、月48時間以上就労 |
| 認可外保育施設 (その他) |
施設によって異なる | 国・区の補助あり | 指導監督基準を満たす施設、保育認定取得 |
目黒区の認可外保育施設保育料助成制度の主な条件
- 対象:認証保育所・都制度の家庭的保育事業・指導監督基準を満たす認可外保育施設(区外も含む)
- 月48時間未満の就労は求職とみなされ助成対象外
- 0〜2歳の非課税世帯の補助上限:80,000円/月(うち国の無償化分42,000円含む)
- 3〜5歳の補助上限:37,000円/月(国の無償化分)+区独自補助
- 申請は年度ごとに必要(令和7年度以前の申請者も再申請が必要)
- 申請窓口:保育課 保育係(03-5722-9865)
- 詳細URL:https://www.city.meguro.tokyo.jp/hoiku/kosodatekyouiku/kosodate/ninkagaihoikusisetujosei.html
目黒区と近隣区の保育料を比べてみると
目黒区に住むとどのくらいの負担になるのか、という観点で近隣の品川区・渋谷区と比較しました。月々の保育料は東京都全体で無償化されているため、差が出るのは主に食材料費の扱いです。
| 区名 | 0〜2歳の保育料 | 食材料費(認可保育園) | 備考 |
|---|---|---|---|
| 目黒区 | 無償 | 無償(区が全額負担) | 3〜5歳の副食費も区が負担。公式明記 |
| 品川区 | 無償 | 無償(区が負担) | 「食材料費の保護者負担はありません」と公式明記 |
| 渋谷区 | 無償 | 実費負担 | 「無償化の対象は月額保育料のみ」と公式明記 |
月々の保育料は東京都全体で無償のため、どの区でも認可保育園の保育料はかかりません。食材料費については目黒区・品川区ともに区が負担しており月々の保護者負担はゼロです。一方、渋谷区は食材料費が実費負担となるため、園によって月3,000〜6,000円程度の負担が発生します。
知っておきたい目黒区のその他の支援
ひとり親世帯や障害のある方には延長保育料の減額申請ができます
区立延長保育料は、一定の事由に該当する場合に申請により減額されます。対象となる主な事由は、身体障害者手帳1〜2級・愛の手帳1〜4度・精神障害者保健福祉手帳1〜3級をお持ちの方がいる世帯、災害・盗難等による損失が前年所得の10分の1を超える場合などです。減額は申請した翌月から適用されます(4月・9月の階層切り替え時は申請月分から適用)。
第2子以降は保育料が無償です
目黒区では2023年10月から、所得・年齢にかかわらず第2子以降の保育料が無償化されています。2025年9月からは第1子も無償になったため、現在は全ての児童の基本保育料がゼロです。延長保育料は対象外です。
区独自のサービスも充実しています
目黒区では認可外保育施設への補助のほか、目黒区ファミリー・サポート・センターや病児保育など子育て支援サービスが整備されています。詳細は保育課(03-5722-9865)または目黒区公式HPでご確認ください。
延長保育料がいつの住民税で決まるかを知っておこう
延長保育料の階層(所得割課税額)は毎年2回切り替わります。どの年度の住民税が使われるかを把握しておくと、復職タイミングや収入変動があった場合に予測が立てやすくなります。
| 適用期間 | 算定に使う住民税 |
|---|---|
| 4月〜8月 | 前年度の区市町村民税所得割額 |
| 9月〜翌3月 | 当年度の区市町村民税所得割額 |
ふるさと納税・住宅ローン控除・配当控除・外国税額控除などの税額控除は、調整控除のみ適用し、それ以外は適用前の金額で算定されるため延長保育料の額には影響しません。
延長保育の利用には事前登録が必要
区立保育園の延長保育(月ぎめ)を利用するには事前の登録申請が必要です。午後6時15分〜7時15分が月額制の延長保育時間で、さらに午後7時15分〜8時15分まで利用する場合は1回600円が別途かかります(区立保育園のみ)。私立認可保育園・地域型保育施設の延長保育料と利用方法は施設によって異なるため、入園が決まった段階で直接確認してください。
よくある質問
目黒区「認可保育所等の利用者負担額(保育料)」
https://www.city.meguro.tokyo.jp/hoiku/kosodatekyouiku/hoikuennado/hoikuryo.html
目黒区「認可保育所等利用者負担額(区立延長保育料)階層表(PDF:65KB)」
https://www.city.meguro.tokyo.jp/documents/3897/kaisouhyou.pdf
目黒区「令和8年度認可外保育施設保育料助成制度」
https://www.city.meguro.tokyo.jp/hoiku/kosodatekyouiku/kosodate/ninkagaihoikusisetujosei.html
品川区「保育園等保育料一覧(令和7年9月1日施行)」
https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/PC/kodomo/kodomo-hoyou/kodomo-hoyou-hoikuen/hpg000028019.html
渋谷区「保育料」
https://www.city.shibuya.tokyo.jp/kodomo/hoiku/hoikuryo/hoikuryo.html
制度は変更になることがあります。最新情報は目黒区公式HPでご確認ください。
お問い合わせ:保育課 保育係 03-5722-9865