品川区の保育料は?【2026年最新】0〜5歳の費用・延長保育料・認可外補助まとめ

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品川区の認可保育園は、保育料と食材料費(給食費)がどちらも無償です。保育料は2025年9月から全世帯ゼロになりましたが、食材料費については品川区が以前から保護者負担をなくしており、「保育料は無償でも給食費はかかる」という状況が起きていない数少ない区のひとつです。ただし、延長夜間保育を利用すれば延長保育利用料がかかりますし、認可外保育施設に通う場合は仕組みが変わります。

品川区の延長夜間保育には、標準時間認定の場合に「月10日以上利用すると11日目以降が半額」という制度があります。隣の目黒区が食材料費を区が負担しているのに対して、大田区は実費負担。保育料・給食費の両方が無償という点では品川区の充実度が際立っています。プルモ編集部で公式情報をもとに調べてまとめました。

この記事のポイント

  • 2025年9月から、認可保育園の保育料が全世帯無償。給食費(食材料費)も区が負担しており保護者負担ゼロ
  • 延長夜間保育料は所得割課税額の階層制。標準時間認定で月10日以上利用の場合、11日目以降は半額
  • 第2子以降の保育料は所得・年齢問わず無償
  • 認可外保育施設(0〜5歳対象)への保育料助成あり。2025年9月から上限額を増額
  • 住民税未申告の場合は最高階層(所得割1,031,300円以上相当)で延長保育料が決定

品川区の保育料、まず全体像を知っておこう

保育園には「認可」と「認可外」があり、費用の仕組みがまるごと変わります。認可保育園は区が保育料を決め、認可外保育施設は施設が自由に料金を設定します。品川区の最大の特徴は、認可保育園では保育料・給食費の両方について保護者負担がない点です。

施設の種類 0〜2歳(保育料) 0〜2歳(食材料費) 3〜5歳(保育料) 3〜5歳(食材料費)
認可保育園 無償 無償(区が負担) 無償 無償(区が負担)
認証保育所 施設が設定(補助あり) 施設が設定 施設が設定(補助あり) 施設が設定
認可外保育施設 施設が設定(助成あり) 施設が設定 施設が設定(助成あり) 施設が設定
「認可かどうか」で費用の決まり方がまるごと変わります。品川区では認可保育園に入れれば、月々の保護者負担は延長保育料と行事費等の実費のみです。

①認可保育園の保育料|月々はゼロ、実費はここだけ

品川区内の認可保育園は、保育料と食材料費の両方について保護者の負担がありません。区の公式ページでは「品川区内の認可保育園(認可施設)では食材料費の保護者負担はありません」と明記されています。

費用の種類 品川区での扱い
月々の保育料 無償(全年齢・全世帯、2025年9月〜)
食材料費(給食費) 無償(区が負担)
延長夜間保育利用料 有償(所得割課税額に応じた階層制)
行事費等の実費 有償(各施設に確認)

延長夜間保育料の目安|所得によって変わる

品川区の区立・区立民営保育園では、全園で延長保育(午後6時30分〜午後7時30分)を実施しています。利用には事前に「時間外保育利用登録書」の提出と園長面談が必要です。延長夜間保育利用料は世帯の所得割課税額に応じた4つの階層で決まります。私立保育園の延長保育料は各施設が設定しているため異なります。

品川区には他区にはない独自のルールがあります。標準時間認定の場合、月に児童1人につき10日以上延長保育を利用すると、11日目以降の延長夜間保育利用料が半額になります(短時間認定の場合は半額の適用なし)。

階層 所得割課税額の目安 1時間以内 1〜2時間以内 2〜3時間30分以内
A・B 非課税・生活保護世帯 200円 400円 700円
C・D1〜D3 〜52,000円未満相当 240円 480円 840円
D4〜D12 52,000〜215,000円未満相当 320円 640円 1,120円
D13〜D25(最高額) 215,000円以上相当 400円 800円 1,400円
出典:品川区「保育園等保育料一覧(令和7年9月1日施行)」
https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/PC/kodomo/kodomo-hoyou/kodomo-hoyou-hoikuen/hpg000028019.html
世帯年収の目安は概算です。実際の所得割課税額は住民税決定通知書でご確認ください。

延長夜間保育料の年間負担シミュレーション

毎日1時間以内の延長保育を月ぎめで1年間利用した場合の年間負担額です(区立・区立民営保育園)。標準時間認定で月10日以上利用の場合、11日目以降は半額になるため、実質の負担はさらに低くなります。

世帯年収の目安 階層 月額(1時間以内) 年間負担(目安) 月10日超利用時の実質月額(目安)
〜約270万円 A・B 200円 約2,400円 約150円(11日目以降100円)
〜約390万円 C・D1〜D3 240円 約2,880円 約180円(11日目以降120円)
約390〜800万円 D4〜D12 320円 約3,840円 約240円(11日目以降160円)
約800万円以上 D13〜D25 400円 約4,800円 約300円(11日目以降200円)
住民税が未申告または税資料の提出がなく税額の確認ができない場合は、最高額(D13〜D25)の延長夜間保育料が適用されます(1時間以内:400円)。ふるさと納税や住宅ローン控除は算定額に影響しません(調整控除以外の税額控除は適用前の金額で算定)。

②認可外保育施設の保育料と補助制度

認可外保育施設(認証保育所・その他の認可外保育施設等)は施設が保育料を自由に設定しています。品川区では区独自の保育料助成制度があり、0〜5歳を対象に保育料の一部を助成しています。

施設の種類 月額料金の目安 助成制度 助成の主な条件
認証保育所 3歳未満:104,000円以下
3歳以上:101,000円以下
(月220時間以下の場合の上限)
区独自助成あり 区内在住、対象施設に在籍
認可外保育施設
(その他)
施設によって異なる 国・都・区の助成あり 指導監督基準を満たす施設、保育認定取得

品川区の認可外保育施設保育料助成制度(2025年9月以降)

  • 対象:0〜5歳、区内在住、対象施設を利用している保護者
  • 2025年9月から:助成上限額を増額(改めて申請は不要)
  • 対象施設:東京都の指導監督基準を満たす認可外保育施設、認証保育所等
  • 助成金には給食代・おやつ代を含む(入園料・延長保育料・夕食代等は対象外)
  • 申請窓口:保育入園調整課 利用助成係(03-5742-6039)
  • 詳細URL:https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/PC/kodomo/kodomo-hoyou/kodomo-hoyou-hoikuen/hpg000033493.html
幼児教育の無償化(国の制度)とは別の制度です。無償化給付を希望する場合は、助成金とは別途申請が必要です。詳しくは利用助成係にご確認ください。

品川区と近隣区の保育料を比べてみると

品川区に住むとどのくらいの負担になるのか、という観点で近隣の目黒区・大田区と比較しました。月々の保育料は東京都全体で無償化されているため、差が出るのは主に食材料費の扱いです。

区名 0〜2歳の保育料 食材料費(認可保育園) 備考
品川区 無償 無償(区が負担) 「食材料費の保護者負担はありません」と公式明記
目黒区 無償 無償(区が全額負担) 「3〜5歳の給食費は区が全額負担」と公式明記
大田区 無償 実費負担 年収360万円未満相当世帯は副食費免除

月々の保育料は東京都全体で無償のため、どの区でも認可保育園の保育料はかかりません。食材料費については、品川区と目黒区はともに区が負担しており保護者負担がゼロです。一方、大田区は原則実費負担で、年収360万円未満相当の世帯は副食費が免除される仕組みです。食材料費の負担の有無は、認可保育園利用時の月々の実質コストに直接影響します。

上記は認可保育園のみの比較です。各区の公式情報(2026年度時点)をもとにしていますが、制度は変更になることがあります。詳細は各区の公式HPでご確認ください。

知っておきたい品川区のその他の支援

ひとり親世帯への軽減制度があります

ひとり親世帯等については、保育料の減額制度があります。適用を希望する場合は申請が必要です。詳細な条件と申請方法は保育入園調整課入園相談担当(03-5742-6725)にご相談ください。

第2子以降は保育料が無償です

品川区では同一世帯に2人以上の児童がいる場合、最年長の児童を第1子として、第2子以降の保育料が無償になります。2025年9月以降は第1子も無償化されたため、現在は在園中の全児童の基本保育料がゼロです。延長夜間保育利用料は別途かかります。

区独自のサービスも充実しています

品川区では認可外保育施設への助成のほか、「オアシスルーム」(子育て相談・一時預かり)など区立の子育て支援施設が整備されています。利用方法は子ども育成課子育て支援係(03-5742-7104)にご確認ください。

延長保育料がいつの住民税で決まるかを知っておこう

延長夜間保育利用料の階層(所得割課税額)は毎年2回切り替わります。どの年度の住民税が使われるかを把握しておくと、復職タイミングや収入変動があった場合に予測が立てやすくなります。

適用期間 算定に使う住民税
4月〜8月 前々年度の住民税所得割課税額
9月〜翌3月 前年度の住民税所得割課税額

ふるさと納税や住宅ローン控除などの税額控除は、調整控除以外は適用前の金額で算定されるため、延長保育料の額には影響しません。

延長保育の利用には事前登録が必要

品川区の区立保育園で延長夜間保育を利用するには、「時間外保育利用登録書」の提出後、園長との面談が必要です。申請時に提出した勤務証明書等で延長保育を利用する理由や時間が確認できない場合、改めて書類提出を求められることがあります。私立保育園の延長保育料と利用方法は施設によって異なるため、入園が決まった段階で直接確認してください。

よくある質問

Q. 2025年9月以前から在園している場合も自動で無償化されますか?
はい、手続き不要で自動的に適用されます。なお、令和7年8月分以前の保育料については無償化の対象外です。
Q. 延長保育はいくらかかりますか?
区立・区立民営保育園の場合、世帯の所得割課税額に応じた4段階の階層で決まります。1時間以内の利用で月200円(A・B階層)〜400円(D13〜D25階層)です。標準時間認定で月10日以上利用すると11日目以降が半額になる制度があります。私立保育園は各施設の設定により異なるため、入園が決まった施設に確認してください。
Q. 認可外保育施設に通っていますが補助は受けられますか?
指導監督基準を満たす対象施設であれば、品川区独自の保育料助成が受けられます。0〜5歳が対象で、2025年9月から上限額が増額されています。申請は保育入園調整課利用助成係(03-5742-6039)へ。幼児教育の無償化(国制度)とは別途手続きが必要です。
Q. 住民税を申告していない場合の影響は?
住民税未申告または税資料の提出がない場合、所得割課税額1,031,300円以上の世帯(最高階層)として延長保育料が決定されます。収入がない場合でも申告が必要なケースがあります。早めにご確認ください。
参考・出典
品川区「保育園等保育料一覧(令和7年9月1日施行)」
https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/PC/kodomo/kodomo-hoyou/kodomo-hoyou-hoikuen/hpg000028019.html

品川区「令和8年度品川区認可外保育施設保育料助成制度」
https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/PC/kodomo/kodomo-hoyou/kodomo-hoyou-hoikuen/hpg000033493.html

目黒区「認可保育所等の利用者負担額(保育料)」
https://www.city.meguro.tokyo.jp/hoiku/kosodatekyouiku/hoikuennado/hoikuryo.html

大田区「施設等利用給付認定(幼児教育・保育の無償化)について」
https://www.city.ota.tokyo.jp/seikatsu/kodomo/hoiku/hoikushisetsu_nyukibo/ninkagaihoikusisetu/mushouka.html

制度は変更になることがあります。最新情報は品川区公式HPでご確認ください。
お問い合わせ:保育入園調整課 入園相談担当 03-5742-6725


PULMO編集部

ママ向けオンラインコミュニティ「PULMO」編集部です。子育てに役立つ情報を、お届けします。

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