【2026年最新】文京区の病児保育 全4施設の料金・予約方法・空き状況について

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※この記事は2026年5月時点の情報に基づいて、PULMO編集部が各公式サイトを調査し作成しています。制度や料金は年度ごとに変更されることがあります。最新情報は各公式サイトでご確認ください。

子どもが急に熱を出した朝、「仕事、どうしよう」と焦った経験はありませんか。文京区には病児・病後児保育施設が全4か所あり、病児・病後児の両方に対応する施設が3か所、病後児専用の施設が1か所あります。

ただし、文京区の0~5歳人口は約10,000人。一方、病児保育施設の1日あたりの定員は全施設合計で24名です。単純計算で対象児童約400人に対して1日1枠という水準。だからこそ、事前登録と複数施設の候補確保、さらにベビーシッター助成の活用が重要です。

文京区の特徴は2つ。対象年齢が生後4か月から小学校3年生までと23区の中でもかなり幅広いこと、そしてベビーシッター助成が0~5歳で年間最大36万円と非常に手厚いことです。

この記事では、文京区の公式サイトや各施設の一次情報をひとつひとつ調べて、制度の仕組み・全4施設の詳細・ベビーシッター助成・利用までの流れをまとめました。「いざというとき」に備えて、ぜひブックマークしておいてくださいね。

この記事のポイント

  • 文京区の病児保育施設は全4か所(病児・病後児3+病後児のみ1)、1日あたり定員合計24名
  • 0~5歳人口約10,000人に対して定員24名 ─ 事前登録と複数施設の候補確保が必須
  • 対象年齢は生後4か月~小学3年生と23区でも幅広い
  • 利用料は1日2,000円(非課税世帯は全額免除)。延長保育のある施設も
  • 予約システムは施設により「テオテ」と「あずかるこちゃん」が混在 ─ 要注意
  • ベビーシッター助成が手厚い ─ 0~5歳は年間最大36万円(1時間2,500円×144時間)

病児保育と病後児保育の違い

文京区の病児・病後児保育は、病気の段階によって利用できる施設が異なります。

区分 どんな状態のとき? 対応施設
病児保育 病気の急性期や回復期にあるお子さん 保坂・ろびん・ゆうひが丘春日
病後児保育 病状がある程度安定し、回復期にあるお子さん 全4施設(みつばちは病後児のみ)
文京区の予約は申込順ではありません。かかりつけ医が記入する「診療情報提供書」をもとに、各施設がお子さんの症状を確認して受け入れの可否を判断します。予約しても自動確定ではなく、メールまたはLINEで結果が通知される仕組みです。詳しくは文京区公式サイト(病児・病後児保育)をご確認ください。

利用の対象者と基本条件

条件 内容
お子さんの年齢 生後4か月から小学校3年生まで
居住要件 文京区内に在住
利用料 1日 2,000円(非課税世帯は免除申請により全額免除)
利用時間 施設により異なる(8:00~18:00 または 8:30~17:30)
休室日 土日祝日・年末年始・医療機関の休業日
利用期間 1回につき最大7日間
保坂病児保育ルームの公式サイトには利用料が3,000円と記載されています。文京区の案内ページでは2,000円となっており、差額は区の助成でカバーされる可能性がありますが、初回利用前に施設に直接確認することをおすすめします。また、麻疹や百日咳などの強い感染症や、点滴が必要な場合は利用できません。

全4施設の一覧比較

施設名 対応 エリア 定員 利用時間 延長
保坂病児保育ルーム 病児・病後児 白山 8名 8:30~17:30 18時まで可(300円)
都立駒込病院「ろびん」 病児・病後児 本駒込 4名 8:30~17:30 なし
ゆうひが丘春日病児保育ルーム 病児・病後児 小石川 6名 8:00~18:00 なし(もともと18時まで)
順天堂病後児ルーム「みつばち」 病後児のみ 本郷 6名 8:00~18:00 なし(もともと18時まで)

各施設サイトから読み取れる実運用レベルの違い

文京区の公式案内ページだけでは分からない、施設ごとの細かい違いをPULMO編集部が各施設の公式サイトを読み込んでまとめました。

比較項目 保坂 ろびん ゆうひが丘春日 みつばち
定員 8名 4名 6名 6名
延長保育 18時まで可(300円) なし なし(8:00~18:00) なし(8:00~18:00)
予約システム あずかるこちゃん テオテ テオテ テオテ
隔離室 あり 確認中 確認中 確認中
食事 持参(施設対応の場合は実費) 持参 持参 持参
併設医療機関 保坂こどもクリニック 都立駒込病院 なし(単独施設) 順天堂大学関連施設
北区からの利用 不可(文京区在住のみ) 北区在住も利用可 不可 不可
予約システムが施設によって異なります。保坂病児保育ルームは「あずかるこちゃん」、他の3施設は「テオテ」を使用しています。文京区の公式案内ページでは「テオテ」が案内されていますが、保坂を利用する場合は別途「あずかるこちゃん」のアカウント作成が必要です。両方に登録しておくことをおすすめします。

各施設の特徴と基本情報

保坂病児保育ルーム(白山エリア)

保坂こどもクリニックが運営する、文京区の委託による医療機関併設型病児保育室です。

  • 定員8名で最大 ─ 文京区の病児保育室で最も受け入れ枠が多い施設です
  • 唯一の延長保育 ─ 17:30以降も18時まで利用可能(延長料金300円)。お迎えが間に合わないという方にとって貴重な選択肢です
  • 隔離室あり ─ 感染力の強い病気のお子さんは専用の部屋で保育し、二次感染防止に配慮しています
  • 予約は「あずかるこちゃん」 ─ 他の3施設が使う「テオテ」とは別のシステムです。初回はアカウント作成と施設登録が必要です
  • 利用料に注意 ─ 施設公式サイトには1日3,000円と記載されていますが、文京区の案内では2,000円とされています。初回利用前に施設に直接ご確認ください
  • 対象疾患 ─ かぜ・下痢・水ぼうそうの回復期・気管支喘息・やけどや骨折の養生期なども対象です
基本情報
住所 文京区白山5-27-12(地図
電話番号 03-5976-0641(病児保育ルーム専用)
定員 8名
開室時間 月~金 8:30~17:30(18時まで延長可・300円
対応 病児・病後児保育
最寄駅 都営三田線 白山駅・千石駅、南北線 本駒込駅
予約方法 「あずかるこちゃん」または電話(8:30~17:00)
公式サイト 保坂病児保育ルーム

東京都立駒込病院「ろびん」(本駒込エリア)

都立駒込病院内に設置された病児・病後児保育室です。

  • 都立病院併設の安心感 ─ 急な体調変化にも病院の医療スタッフが迅速に対応できる体制があります
  • 定員4名 ─ 4施設の中では最も少ない定員のため、予約が取りにくい時期があります
  • 北区在住の方も利用可能 ─ 北区からも利用できる施設として案内されています。ただし利用条件や助成が異なる場合があるため、北区の保育課に確認してください
  • 食事は持参
  • 予約は「テオテ」または電話(03-3823-1305)
基本情報
住所 文京区本駒込3-18-22 都立駒込病院保育棟2階(地図
電話番号 03-3823-1305
定員 4名
開室時間 月~金 8:30~17:30
対応 病児・病後児保育
最寄駅 JR山手線 田端駅・駒込駅、南北線 本駒込駅
予約方法 「テオテ」または電話
公式サイト 駒込病院「ろびん」

ゆうひが丘春日病児保育ルーム(小石川エリア)

パークコート文京小石川ザ タワー内にある病児保育ルームです。医療機関併設ではなく単独施設として運営されています。

  • 定員6名 ─ 保坂に次ぐ受け入れ枠です
  • 利用時間が長い ─ 8:00~18:00と、保坂・ろびんより30分早く開室し、30分遅く終了します。延長料金なしで18時まで利用できるのはこの施設とみつばちだけです
  • 後楽園駅・春日駅から近い ─ 区役所(シビックセンター)の近くなので、手続きのついでに場所を確認しておくこともできます
  • 食事は持参
  • 予約は「テオテ」または電話(03-3868-2714)
基本情報
住所 文京区小石川1-5-1 パークコート文京小石川 ザ タワー3階(地図
電話番号 03-3868-2714
定員 6名
開室時間 月~金 8:00~18:00
対応 病児・病後児保育
最寄駅 丸ノ内線・南北線 後楽園駅、三田線・大江戸線 春日駅
予約方法 「テオテ」または電話

順天堂病後児ルーム「みつばち」(本郷エリア)

順天堂大学関連施設が運営する、文京区で唯一の病後児専用施設です。

  • 病後児専用 ─ 急性期のお子さんは利用できません。医師の診療情報提供書で「病後児」と判断されていることが必要です
  • 定員6名
  • 利用時間が長い ─ 8:00~18:00
  • 臨時休室あり ─ 順天堂大学の行事等により臨時休室となることがあります。最新情報は文京区公式サイトで確認してください
  • 食事は持参
  • 予約は「テオテ」または電話(03-3813-5810)
基本情報
住所 文京区本郷2-9-9 ネオマイム御茶の水1階(地図
電話番号 03-3813-5810
定員 6名
開室時間 月~金 8:00~18:00
対応 病後児保育のみ
最寄駅 丸ノ内線 御茶ノ水駅、JR中央線 御茶ノ水駅・水道橋駅
予約方法 「テオテ」または電話

住んでいるエリア別、施設の優先順位の考え方

文京区は東西に長く、エリアによって通いやすい施設が変わります。いざというときに上から順に電話できるよう、候補を整理しておきましょう。

お住まいのエリア 近い施設(優先順に) ポイント
白山・千石・大塚 1. 保坂(白山・定員8名)
2. ろびん(本駒込・4名)
保坂は定員8名で最大。延長も可能
本駒込・駒込・千駄木 1. ろびん(本駒込・4名)
2. 保坂(白山・8名)
ろびんは定員4名で取りにくいため保坂も候補に
小石川・春日・後楽園 1. ゆうひが丘春日(小石川・6名)
2. みつばち(本郷・6名、病後児のみ)
ゆうひが丘春日は8:00開室で朝早い方にも便利
本郷・湯島・御茶ノ水 1. みつばち(本郷・6名、病後児のみ)
2. ゆうひが丘春日(小石川・6名)
みつばちは病後児専用。急性期なら他の3施設へ

見落としがちな注意点

注意点 詳しい内容
予約システムが2つある 保坂は「あずかるこちゃん」、他3施設は「テオテ」。両方にアカウントを作って登録しておかないと、いざというとき保坂が候補から外れてしまいます
予約は先着順ではない 施設が診療情報提供書をもとに受け入れ可否を判断します。予約しても自動確定ではなく、メール・LINEで結果が届く仕組みです
診療情報提供書のデータ化が必要 テオテでは、医師記入済みの診療情報提供書を「医師連絡票」にアップロードする必要があります。スマホで写真を撮ってアップロードする形になるため、紙だけでは不十分です
旧登録カードは廃止済み 以前利用したことがある方も、テオテ(またはあずかるこちゃん)でのアカウント作成と施設登録が改めて必要です
兄弟は1アカウントにまとめる 世帯で1つのアカウントを作成します。複数アカウントが確認された場合、古い方が削除されることがあります
保坂の利用料が公式と異なる可能性 文京区の案内では2,000円、保坂の公式サイトでは3,000円と記載されています。差額の扱いについて初回利用前に施設に確認してください
キャンセルはシステム上で行う 利用をキャンセルする場合はテオテ(またはあずかるこちゃん)上で必ずキャンセル処理を行ってください

利用するまでの流れ

事前準備(元気なうちにやっておくこと)

1
「テオテ」と「あずかるこちゃん」の両方でアカウントを作成する
テオテは3施設(ろびん・ゆうひが丘春日・みつばち)、あずかるこちゃんは保坂の予約に必要です。登録は24時間可能です。
2
利用したい施設に登録する
各システムにログインした状態で利用希望の施設を検索し、利用登録を完了します。4施設すべてに登録しておくのがおすすめです。

当日の流れ

1
かかりつけ医を受診する
利用日の前日または当日に受診し、「診療情報提供書」を記入してもらいます。様式は文京区公式サイトからダウンロードできます。
2
予約システムで申込み、診療情報提供書をアップロードする
テオテの場合は「医師連絡票」にアップロードします。あずかるこちゃん(保坂)の場合はシステムの指示に従ってください。
3
施設からの利用可否通知を待つ
施設がお子さんの症状を確認し、受け入れの可否を判断します。結果はメールまたはLINEで届きます。申込順ではないため、予約=確定ではありません。
4
必要書類と持ち物を準備して施設へ
お弁当・おやつ・着替え・おむつ・かかりつけ医からの薬などを持参します。全施設とも食事は持参が基本です。

施設が取れないときの選択肢 ─ 訪問型病児保育(ベビーシッター助成)

「施設がどこもいっぱい」「子どもが辛そうで移動させたくない」というときは、ベビーシッターによる訪問型の病児保育という選択肢があります。文京区はこの助成が23区の中でもかなり手厚いのが特徴です。

対象 助成内容 年間上限
0~5歳児クラス 1時間2,500円 × 年間最大144時間 年間最大36万円
小学1~3年生の病児・病後児 1時間2,500円 × 年間最大16時間 年間最大4万円

この助成は病児・病後児保育での利用も対象です。施設型が取れなかったときにベビーシッターを利用しても、この助成でかなり費用を抑えられます。

港区の訪問型助成(対象経費の50%、年間上限10万円)と比べると、文京区のベビーシッター助成は1時間あたりの助成額が明確で、年間の利用可能時間も大幅に多いのが特徴です。病児保育に限らず日常的なベビーシッター利用にも使えるため、施設型と組み合わせて活用するのがおすすめです。詳しくは文京区公式サイトの「ベビーシッター利用料助成制度」をご確認ください。

施設型と訪問型の使い分け

施設型(保育室) 訪問型(ベビーシッター+助成)
料金 1日2,000円 事業者の料金次第(1時間2,500円の助成あり)
対象年齢 生後4か月~小学3年生 0歳~小学6年生(病児利用は小3まで)
時間の融通 8:00~18:00(施設による) 事業者次第で早朝・夕方以降も対応可能
メリット 料金が安い。医師・看護師が常駐で安心 自宅で過ごせる。土日対応の事業者もある
デメリット 定員24名/日で予約が取りにくい。移動が必要 費用が高くなりやすい。事業者への事前登録が必要

おすすめの使い方は、まず施設型で予約を入れて、取れなければ訪問型に切り替えるという二段構えです。文京区はベビーシッター助成が手厚いので、訪問型でも費用面の負担はかなり軽減できます。

病児保育以外の選択肢

子どもの看護休暇を使う

育児・介護休業法により、小学校就学前の子どもを持つ従業員は年5日(子ども2人以上なら年10日)の看護休暇を取得できます。時間単位での取得も可能です。有給扱いかどうかは勤務先によります。

ファミリーサポートを利用する

文京区のファミリー・サポート・センターは、地域の援助会員がお子さんを預かってくれる仕組みです。病児・病後児の預かりには原則対応していませんが、回復期で元気になってきたけれど登園できないタイミングで利用できることがあります。事前のマッチングが必要なので、元気なうちに登録しておくのがポイントです。

テレワーク・在宅勤務を活用する

お子さんの症状が軽い場合、テレワークに切り替えるのも現実的な選択肢です。ただし体調が悪いときは看病に専念したほうがよいケースも多いので、無理は禁物です。

祖父母・親族にお願いする

近くにご実家がある場合は、祖父母に頼るのも大切な選択肢のひとつです。事前に「こういうときはお願いできる?」と話しておくだけでも、いざというときの安心感が違います。

事前にやっておきたいこと

  • 「テオテ」と「あずかるこちゃん」の両方でアカウントを作成する:保坂だけ別システムなので、両方に登録しないと4施設すべてを候補にできません
  • 4施設すべてに利用登録しておく:1か所が満室でも別の施設に予約を入れられます
  • 診療情報提供書の様式をダウンロードしておく文京区公式サイトからPDFで入手可能。かかりつけ医に「病児保育を使うかもしれないので、この様式を知っておいてください」と事前に相談しておくとスムーズです
  • ベビーシッター事業者にも登録しておく:施設型が取れなかったときのバックアップ。文京区の助成が使える事業者を選んでください
  • 勤務先の看護休暇制度を確認する:有給扱いか無給か、時間単位で取れるかなど把握しておきましょう

子どもの急な発熱は、どんなに備えていてもバタバタするものです。でも事前に「何があるか」「どう動けばいいか」を知っておくだけで、その朝の焦り方がずいぶん変わります。この記事がそのお守り代わりになれたらうれしいです。

この記事の作成にあたり、以下の情報を参照しました。
文京区公式サイト|病児・病後児保育
保坂病児保育ルーム
保坂病児保育ルーム(あずかるこちゃん)
駒込病院「ろびん」(あずかるこちゃん)
ポピンズシッター|文京区の病児保育情報まとめ
文京区人口統計資料
お問い合わせ先:文京区子ども家庭部幼児保育課 電話 03-5803-1189

PULMO編集部

ママ向けオンラインコミュニティ「PULMO」編集部です。子育てに役立つ情報を、お届けします。

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