ごっこ遊びとは?年齢ごとの特徴や種類|親子で楽しむポイントを解説

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ごっこ遊びは、子どもの定番ともいえる遊びです。ママやパパも夢中になって遊んだ経験があるでしょう。ごっこ遊びは、楽しみながら遊んでいるうちに伸びる力があります。何かになりきることで、人の気持ちを想像するなど、様々な力が身についていくのです。

ただし、ごっこ遊びには年齢ごとに特徴があるので、親としてどのように関わるのが良いかを考えてみましょう。

この記事では、ごっこ遊びの概要から子どもにもたらす効果、1〜5歳の年齢ごとにみられる特徴について解説します。さらに、親子でごっこ遊びを楽しむポイントとおすすめの遊びも紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

ちゃんと知りたい!そもそもごっこ遊びとは


「ごっこ遊びは、そもそもどんな遊びを指すの?」「ほかの遊びとどう違う?」

ごっこ遊びで遊んだ経験はあるけれど、詳しくは分からないママやパパは多いかもしれませんね。そこで、そもそもごっこ遊びとは?というところから理解していきましょう。

ここでは、ごっこ遊びについて以下の観点から解説します。

  • ごっこ遊びの根本は何かになりきること
  • 他の遊びとは違うルールのない自由さが魅力
  • リアルなものを楽しむ5歳ごろから減ってくる

ごっこ遊びの根本は何かになりきること

ごっこ遊びの根本は、何かになりきることです。この遊びは、まねができないと成立しません。子どもが物や場を何かに見立てながら、自分の行動をマッチさせる必要があるからです。

ごっこ遊びを構成する見立てには、以下のようなものがあります。

  • 役割の見立て:自分のなりたい役のふりをする
  • 物の見立て:目の前にある物を別の物に見立てる
  • 場の見立て:おうちやお店などの場に見立てる

これらの見立てを関連付けて、ごっこ遊びが深まっていくのです。さらに、イメージが具体化されると、次は周りの人と共有して楽しめるようになります。

参照:保育現場における科学的思考とその根拠に関する研究~5領域を超えて~|東ヶ崎 静仁

他の遊びとは違うルールのない自由さが魅力

ごっこ遊びは、ルールのない自由さが他の遊びにはない魅力です。ここで紹介する、ルールのある遊びや構成遊びは、ある程度思考力や身体能力を必要とします。ここでは、ごっこ遊びと他の遊びとの違いをみていきましょう。

ルールのある遊び

ルールの遊びはごっこ遊びとよく対比される遊びのひとつです。決められたルールを知ったうえで、勝つにはどうするかを考えながら遊びます。

ルールのある遊びの一例です。

  • じゃんけん
  • 鬼ごっこ
  • かくれんぼ
  • トランプ
  • しっぽ取り(しっぽに見立てたひもを付けて取り合う)

ごっこ遊びには決まりごとや勝敗がなく、ルール遊びとは対照的といえますね。

構成遊び

構成遊び(物を作る遊び)も、ごっこ遊びとは対照的な遊びのひとつです。決まった形や数といった、決められたルールのなかで楽しみます。また、はじめに完成形の提示や言葉での指示を受けながら、遊ぶことが多いのも構成遊びの特徴です。

例としては、以下の遊びが挙げられます。

  • 折り紙
  • 積み木
  • ブロック
  • 型はめ
  • パズル

この遊びには、思考力に加えて手先の器用さ、完成までを見通す力が必要です。一方、ごっこ遊びであればその時になりたいものを実現していくので、構成遊びに必要な力が育っていなくても十分に楽しめます。

参照:幼児の役割遊びにおける自己調整機能の特徴:他の遊びとの比較による予備的検証|藤 翔平/杉村伸一郎

リアルなものを楽しむ5歳ごろから減ってくる

ごっこ遊びは、3~4歳が最も盛んになる時期です。ルールに基づいて遊ぶ楽しさを知る5歳ごろから、ごっこ遊びが少なくなっていきます。

3~4歳は、空想と現実を混ぜたユニークな設定や展開の仕方がほとんどです。

  • 動物が洋服を着て生活している
  • 怪獣が子どもと遊ぶ
  • 人間が空を飛んでいる

絵本で見た空想の世界を再現しているのかもしれません。大きくなったらアニメのキャラクターになりたい、大きな車になりたい、と考えるのも、空想と現実の区別がはっきりしていない段階にあるからです。

しかし、次第に空想の世界が現実にはありえないことに気づき始め、よりリアルなものに惹かれていきます。ごっこ遊びの占める割合が減るのは、成長であり、必然といえるでしょう。

ごっこ遊びは子どものあらゆる力が伸びる

ここまで紹介したように、ごっこ遊びは、何かになりきって見立てをおこない、周りの人とイメージを共有して成り立つものです。では、ごっこ遊びで、子どものどのような力が育つのでしょうか。それらを知れば、ママやパパも積極的にごっこ遊びに関わりたくなりますよ。

ごっこ遊びをすることで、伸びると期待できるのは以下の力です。

  • イメージが大切なごっこ遊びだからこそ育つ想像力と表現力
  • イメージ実現のために物や場を作る造形の知識や技術
  • お友だちとイメージを共有するコミュニケーション

イメージが大切なごっこ遊びだからこそ育つ想像力と表現力

ごっこ遊びは、イメージが大切な遊びなので、想像力と表現力が育ちます。ある見立てをもとに想像力を働かせ、できる限りイメージ通りに表現しようとするためです。

目の前にある物を使ってごっこ遊びをするとき、「あれがどうかな」「これもいい」と様々にアイデアを生み出してイメージを広げていきます。

最近では、ごっこ遊びにもIT化の余波があり、現代っ子らしさが感じられるものが増えてきました。

  • ブロックをパソコンやタブレット見立てる
    ・ユーチューバーになりきるYouTubeごっこ
    ・通話やメールを送るふりをするスマホごっこ
    ・ドライブスルーのお店屋さんごっこ

ごっこ遊びによって、イメージを実現する想像力と表現する力が自然と身につくのです。

イメージ実現のために物や場を作る造形の知識や技術

ごっこ遊びでは、イメージ実現のために物や場を作る造形の知識や技術が身につきます。はじめのうちは、何をイメージして作った物なのか分からないことも多いでしょう。子どもの動きや発する言葉をヒントに、見立てている物を推測するほかありませんよね。

細かな部分までイメージできるようになると、それに近づけようと工夫するようになります。もちろん、手先の器用さも関係しますが、子どもなりに組み合わせるので、大人がハッとするような作り方をするものです。

これは、見本の通りに作る遊びでは得られないでしょう。ごっこ遊びだからこそ、造形の知識や技術が身につくといえます。

お友だちとイメージを共有するコミュニケーション

集団の場でおこなわれるごっこ遊びは、お友だちとイメージを共有するので、コミュニケーションを育むのに役立ちます。

ごっこ遊びには役割分担があるため、自分の考えを伝えるだけでなく、お友だちの言い分にも耳を傾けなければなりませんお友だちの表情を読み取り、言っている内容にリアクションしながら、ストーリーを展開させることがごっこ遊びの楽しみです。

このようにイメージを共有するプロセスは、お互いの考えを理解し合うコミュニケーションを自然と育みます。

年齢ごとにみられるごっこ遊びの特徴を押さえよう

ごっこ遊びは、0歳児にも5歳児にとっても、その年齢なりの特徴があります。子どもの成長にともなって、ごっこ遊びはどのような内容に変わっていくのでしょうか。年齢ごとの特徴が分かれば、子どもに適切な関わりができるようになります。

年齢ごとにみられるごっこ遊びの特徴を確認していきましょう。

  • 0歳児:動作を楽しんでいる段階
  • 1歳児:身近な人の行動をまねて再現する段階
  • 2歳児:場面を設定して生活体験を再現し始める
  • 3歳児:イメージを広げて「なりきりごっこ」を楽しめる
  • 4歳児:ごっこ遊びが発展!物づくりの技術が伸びる
  • 5歳児:お友だちとイメージを共有して1つの世界をつくる

0歳児:動作を楽しんでいる段階

0歳は、動作を楽しんでいる段階です。人や物に対して、見る、触るといった感覚で確かめています。子どもにとって、人や物との出会いの全てが興味深いのでしょう。

例えば、物を出し入れしている動作で考えてみましょう。動作に合わせて声かけをして、やりとりの場面を作ってあげるのもひとつの方法です。

  • 袋に物を出したり入れたりする動作を繰り返す→「どうぞ」といって差し出す
  • その袋を持って歩く→「行ってらっしゃい」と声をかける
  • 袋を置く→「がんばったね」とほめる

子どもの動作に合わせて、声かけをしましょう。

まだ、何かのまねをしている意識はありません。1歳児にみられる「お出かけしているつもり」という意識につながると考えられます。

1歳児:身近な人の行動をまねて再現する段階

1歳は、身近な人の行動をまねて「〇〇のつもり」といった動きやしぐさがみられる段階です。この段階では、ヒーローごっこのような空想の人物は対象になりません。また、複雑な場面や役割分担の設定はなく、ある一場面の再現にとどまるのが特徴です。

一例として、この時期にみられる「つもり」の動きやしぐさを挙げます。

  • 物を耳に当てて電話をしているつもり
  • 絵本の食べ物をつまんで食べているつもり
  • コップを口に当てて飲んでいるつもり

ママやパパの行動を見て同じことをしようとしますが、関わって遊びになるところまでいきません。ただ、場面に合った言葉かけによって、やりとりが成立する場合もあります。

1歳後半ぐらいになると、物の出し入れを楽しむだけでなく、ママになったつもりでお皿によそって盛り付ける様子もみられます。1歳は、大きな成長が感じられる時期といえるでしょう。

2歳児:場面を設定して生活体験を再現し始める

2歳児になると、場面の設定をして生活体験を再現し始めるので、ごっこ遊びらしくなります。再現する内容が身近な生活であることは、1歳児と変わりありません。しかし、ある一場面ではなく、相手や目的を意識した設定をおこなうのです。

この時期にみられるごっこ遊びの一例を挙げます。

  • きょうだいが生まれる:お人形にミルクを飲ませて、ママやパパのまね
  • 歯科検診を受ける:「お口あけてください」などと言って歯医者さんごっこ
  • 雨の日のおでかけ:ブロックで作った傘とからだに布をまいてコートの代わり

遊びに必要な物が揃っていなくても、その場にある物を使って、なりきるのが上手になります。見立てる力がついてくるので、同じ素材でも場面に応じて見立てる内容を変えながら、生活体験の再現を楽しむのが特徴です。

3歳児:イメージを広げて「なりきりごっこ」を楽しめる

3歳児は、イメージを広げて何かになりきって楽しむごっこ遊び本来の姿が見られます。ごっこ遊びの最盛期といっても過言ではありません。ただ、イメージにぴったりの場面設定は難しく、大人の助けが必要でしょう。

プリンセスに見立てた格好で「海水浴ごっこ」のように、あり得ない設定が成り立つのも3歳児の特徴です。ママやパパにくっつき、押したり引いたりして電車ごっこになることもあります。偶然、ごっこ遊びが始まるのも珍しくないでしょう。

この時期は、なりきりごっこを思う存分楽しみたいものです。

4歳児:ごっこ遊びが発展!物づくりの技術が伸びる

4歳は、ごっこ遊びが発展する時期です。実現したいイメージが明確にあり、自分で場面の設定や物づくりを始めることが多くなります。物づくりの技術が伸びる時期なので、遊びながら必要な物を作り、さらに遊びが深まっていくスタイルです。

例えば、電車ごっこを発展させるために、駅を設定して改札口を設けることで、駅員さんとお客さんの役割分担が生まれるという流れになります。このように、場にふさわしい役割を意識するので、リアルな登場人物となり、あり得ない設定に矛盾を抱くようになっていくでしょう。

様々な素材や道具を使い、切る、貼る、切り抜くなど、手先の技術も格段に上達する時期です。遊びながら作るのが楽しいという気持ちを大切にしてあげたいですね。

5歳児:お友だちとイメージを共有して1つの世界をつくる

5歳児は、お友だちとイメージや設定を共有したうえで、1つの世界をつくるごっこ遊びを展開します。この時期は、お友だちも含めてそれぞれの工夫が加わり、これまで身につけた物づくりの技術や培った想像力が発揮されるのが特徴です。

言葉で説明する力も伸びていることから、自分のイメージを伝え合い、交渉しながら遊びを進める姿も大いにみられるでしょう。なかには、物づくりと表現を分担するなど、それぞれの強みを活かして取り組む場合もあります。

このように、0歳児から5歳児まで成長にともない、ごっこ遊びは形を変えていきます。そのなかで、成長するうえで必要な想像力や表現力、物づくりの経験が手指の巧緻性や素材の知識を育み、コミュニケーションが培われていくのです。乳幼児期は、ごっこ遊びを十分に経験させてあげましょう。

参照:子どもの発達と診断 幼児期Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ|田中昌人/田中杉恵

どう関わる?親子でごっこ遊びを楽しむポイント

ごっこ遊びは、子どもにとって楽しみながら様々な力を育んでいくので、大事にしてあげたいですね。とはいえ、子どもにしっかり付き合ってあげるべきなのか悩ましいところです。

では、ごっこ遊びではどのように関わるのが良いのでしょうか。親が丁寧に関わりすぎると、子どもの思い描く遊びからかけ離れてしまうかもしれません。適切な関わり方を理解し、子どもが主体となって楽しみの幅を広げられるようにサポートしましょう。

ここでは、親子でごっこ遊びを楽しむ3つのポイントを解説します。

  1. どこに何があるかが分かる遊びに集中できるような環境づくり
  2. 子どもの様子を見守ってプロセスを楽しむ
  3. 手助けは危ないときや子どもが何かを求めているとき

1.どこに何があるかが分かる遊びに集中できるような環境づくり

まずは、ごっこ遊びに大切なのは環境づくりです。どこに何があるかが分かりやすいと、子どもが自分の意志で物に関わりやすくなり、ごっこ遊びに集中できます。子どもが小さいうちは、親が目を向けられるリビングなどに遊びスペースを確保すると良いでしょう。

おもちゃの量を見直す

おうちにあるおもちゃの量を見直しましょう。おもちゃがあふれていると、あれこれ目移りしてしまい、集中して遊べなくなる可能性があります。

その点、適量であれば、見て、触って、音を出してみるといった遊び方を生み出せるでしょう。ぜひ、おもちゃの量を見直して、集中できる環境を整えてあげてください。

子どもが出しやすく片付けしやすい収納にする

子どもがおもちゃを出しやすく、片付けやすい収納であることも大切です。おもちゃを小さなかごや巾着袋にひとまとめに収納します。出し入れしやすいと、その動きがごっこ遊びにつながるでしょう。

ただ、あまり細かく種類別に収納すると選びやすくなりますが、片付けの手間がかかります。簡単に片づけられる、ざっくりとした収納であれば、子どもにとって出しやすく片付けやすい収納になるでしょう。

2.子どもの様子を見守ってプロセスを楽しむ

子どもなりに想像しながら、ごっこ遊びを楽しみます。試行錯誤していると、「こうしたらいいよ」と先回りしたくなりがちです。そういう時は、子どもの様子を見守って、プロセスを一緒に楽しみましょう。

先回りするのではなく、「それでどうなるんだろう」「なるほどね」と、子どもの思いや行動を共感的にみてあげてください。子どもは安心して、ごっこ遊びを続けられます。そうしているうちに、子どもの遊びを楽しく見守ることができるようになりますよ。

3.手助けは危ないときや子どもが何かを求めているとき

ごっこ遊びでの手助けは、危ないときや子どもが何かを求めているときに留めましょう。

ごっこ遊びに飽きてくると、持っているおもちゃを投げるといった、雑な扱いになる場合も珍しくありません。つまずいたり、踏んだりしてケガをする危険があります。その場で抱き上げるなどして、気持ちが収まる手助けをしてあげましょう。

また、物を投げるのは何かを求めているサインかもしれません。そのおもちゃで違う遊び方を見せるのも、目先が変わって良いでしょう。別のおもちゃに切り替えるのもおすすめです。

何に見立てて遊んでいるのかを推測して、危ないときや子どもが何かを求めているときには手助けしてあげましょう。

親子で楽しめるおすすめのごっこ遊び

親子で楽しめるごっこ遊びを一覧にまとめました。遊べそうなものから、取り入れてみてください。

<ごっこ遊び一覧>

  • お出かけごっこ:お出かけシーンを見立てて、リュックや帽子を用意して楽しもう
  • 運転手さんごっこ:新聞紙をリング状に丸めたハンドルを持って運転しよう
  • ヒーローごっこ:ヒーローになって見えない敵と戦おう
  • ステージごっこ:踏み台などをステージ代わりにして歌ったり踊ったりしよう
  • おうちごっこ:大きな段ボールをおうちに見立てて、なかに入って遊ぼう
  • お掃除ごっこ:布やモップを使って窓や床を拭いて遊んでみよう

子どもにとって憧れの対象であり、いちばん身近なモデルは、ママやパパといった家族です。だからこそ、ママやパパの姿をまねたごっこ遊びは子どもに人気があります。

ここでは、次のごっこ遊び3つを紹介します。

  1. 子ども自身の嬉しかった体験を再現するお世話ごっこ
  2. 見立てやすい道具を使ったままごと
  3. ストーリーが広がるお店屋さんごっこ

1.子ども自身の嬉しかった体験を再現するお世話ごっこ

お世話ごっこは、子ども自身の嬉しかった体験が土台となり、人形やぬいぐるみを赤ちゃんに見立てる遊びです。子どもがママやパパになりきる姿は、成長が感じられて嬉しいですね。

お世話ごっこは、子どもと対象の1対1でも成立しますが、人形などにお世話をしてあげようとするしぐさがみられたら、ごっこ遊びに誘いましょう。

親は、人形の気持ちを言葉にして伝えてあげると喜びが倍増します。声かけの一例を参考にしてください。

「気持ちよさそうだね」
「嬉しいって言ってるよ」
「笑ってるみたいだよ」

お世話の仕方がレベルアップするよう、アイテムを少しずつ揃えましょう。

  • 人形やぬいぐるみ
  • 哺乳瓶
  • ヘアケアセット
  • タオルまたはハンカチ
  • 入浴セット
  • 着替え

2.見立てやすい道具を使ったままごと

ままごとは日常生活を再現するという点で、使う道具も見立てやすい遊びです。子どもの生活がそのまま反映されるので、パパ役、ママ役、子ども役といった役割分担が明確になり、やりとりがしやすいでしょう。

ままごとの道具は、市販されているセットを購入するのもよいですが、おうちにある物を上手に使うのもおすすめです。

  • 食べ物:お手玉、スポンジ、フェルト、プラスチック製のチェーン、木片など
  • 食器類:トレイ、保存容器、お茶わん、お玉など

特定の食べ物をかたどったものよりも、感触を味わえる素材を使ってみてください。様々な物に見立てられる素材であれば、料理をしている気分が高まります。

役になりきるには、エプロンや三角巾、買い物バッグを役割に合わせて必要になる場合があります。道具も身につけるものも、子どもの想像力が広がるような配慮をしましょう。

3.ストーリーが広がるお店屋さんごっこ

お店屋さんごっこは、お店のタイプによってストーリーが異なります。お店屋さんごっこには、細分化され、子どもが好きなものを題材にすることが多いようです。

  • ケーキ屋さん
  • ジュース屋さん
  • スーパーマーケット
  • お花屋さん
  • お菓子屋さん

お菓子屋さんであれば、実際の空箱を並べるのも取りかかりやすいでしょう。その際には、買った商品を入れる袋も忘れずに用意しておくとお店屋さんらしくなりますよ。

ただ、お店屋さんごっこは、買い物の経験がないとできない遊びです。うまく楽しめないかもしれませんね。そういった場合は、子どもに「お客さん」になってもらいましょう。欲しい商品を手に取ったり、気になる品物を指差ししたりするだけで、お店屋さんごっこが成立します。

お店屋さんごっこの雰囲気を楽しめるだけで十分という段階から、販売員役に交代し、さらにはお金のやりとりも取り入れていきましょう。

子どもの年代に合ったごっこ遊びをサポートしよう

ごっこ遊びは、なにかになりきることを楽しむ遊びです。子どもが物や場を何かに見立てていくので、想像力と表現力、造形の知識と技術、イメージを共有するためのコミュニケーションなど、あらゆる力が育まれます。

また、年齢ごとにごっこ遊びの内容が変わってきます。子どもの年齢をもとに、どのようなごっこ遊びが適しているのか、この記事で紹介している年齢別のごっこ遊びの特徴を参考にしてくださいね。

親子で楽しめるごっこ遊びには、お世話ごっこのほか、ままごとやお店屋さんごっこがあります。これらは、日常生活の体験を活かせる遊びばかりです。子どもの年代に合ったごっこ遊びをサポートして、親子で楽しみましょう。

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