こんにちは、PULMO編集部です。横浜市の保活シリーズ個別区記事の第3弾は、都筑区です。港北ニュータウンを擁し、計画的に整備された街並みのなかで、若い共働き世帯の流入が続いている区です。
横浜市の保活全体の構造、AからIまでの9段階ランク制、Aランクの基準、「育休延長許容」のチェックの意味については 横浜市の保育園空き状況|18区全体を「ランク制」の視点でやさしく整理 で詳しく扱っています。この記事では、都筑区に絞った最新の空き状況と、エリアごとの傾向、年齢別に空きが出やすい代表的な園を、令和8年5月1日時点の公式データに基づいて見ていきます。
この記事でわかること
- 都筑区の保育園の最新の空き状況(令和8年5月1日時点)
- 0歳枠83・1歳枠53と、若い世帯向けに最適化された区の特徴
- 1歳枠で他区を圧倒する「ナーサリーつづき(1歳12枠)」をはじめとする主力園
- 港北ニュータウンならではの保育所の立地と通園動線
- センター北・センター南・中川・仲町台・川和町などエリアごとの代表園と5月時点の枠の出方
- 地下鉄2路線が交差する立地条件と保活の関係
データの出典と注意点
本記事の数値は、横浜市公式「保育所等の入所状況」(令和8年4月1日時点および5月1日時点)の受入可能数データを出典としています。「受入可能数」は新規入園に対して提示されている枠の数で、申込者数とは別の概念です。実際の入りやすさは、申込者数とのバランスで決まります。
受入可能数は退園者の発生や月次の利用調整によって毎月変動します。最終確認は都筑区役所こども家庭支援課(電話 045‐948‐2463)または横浜市公式の最新データでお願いします。
都筑区はどんな区?保活の前提条件
都筑区は、1994年に港北区と緑区の一部から分区して誕生した、横浜市内で最も新しい区のひとつです。区域の大半が「港北ニュータウン」と呼ばれる計画都市で、住宅・商業・公園・教育施設がバランスよく配置されているのが特徴です。
市営地下鉄ブルーラインとグリーンラインの2路線が区内を縦横に走り、センター北・センター南の2駅で交差します。横浜市の統計でも、都筑区は20〜40代の世帯比率が市内でも特に高い区として知られ、子育てファミリー向けに設計された街として広く認知されています。
計画都市ならではの保育所配置
都筑区の保育所配置は、港北ニュータウンの都市計画と密接に連動しています。駅周辺の商業エリアには定員規模の大きい認可保育所が集積し、住宅地には小規模な認可園や認可外保育施設が点在する設計です。区内には認可保育所、認定こども園、小規模保育事業、家庭的保育事業、横浜保育室、認可外保育施設まで、横浜市内のすべての保育サービス類型が揃っています。
令和8年5月1日時点での区内の保育施設数は69ヶ所で、合計約306枠の受入可能数が公開されています。港北区の163施設や青葉区の92施設と比べると数では控えめですが、これは計画都市らしく「規模の大きい園に集中配置」した結果です。1施設あたりの定員規模が大きく、選考のうえでは選択肢の幅広さを担保しています。
若い世帯の流入が続く区
港北ニュータウンの開発当初から都筑区を選んだ世帯が、今は子育て世代のピークを迎えています。それに加えて、新たに転入してくる若い夫婦世帯も継続的に多く、結果として0〜2歳の保育需要が他区と比較しても特徴的に強い区となっています。
都筑区の保育園、最新の空き状況
都筑区内には、令和8年5月1日時点で69の保育施設があり、合計約306枠の受入可能数が公開されています。4月1日時点(287枠)から1ヶ月で+19枠の増加です。注目すべきは、年齢別の構成が若い世帯のニーズに合わせた特徴的な分布になっている点です。
| 年齢 | 4月1日時点 | 5月1日時点 | 差分 |
|---|---|---|---|
| 0歳 | 92枠 | 83枠 | -9 |
| 1歳 | 41枠 | 53枠 | +12 |
| 2歳 | 23枠 | 52枠 | +29 |
| 3歳 | 56枠 | 51枠 | -5 |
| 4歳 | 50枠 | 44枠 | -6 |
| 5歳 | 25枠 | 23枠 | -2 |
| 合計 | 287枠 | 306枠 | +19 |
出典:横浜市公式「保育所等の入所状況」令和8年4月1日時点および5月1日時点の受入可能数。PULMO編集部集計。
5月1日時点で最も注目すべきは、1歳枠が41→53へ+12増加し、2歳枠が23→52へ+29増加している点です。0〜2歳児クラスの選択肢が、4月時点よりも明らかに広がっているのが都筑区の現状です。
5月1日時点で0歳83枠、1歳53枠、2歳52枠と、0〜2歳の合計が188枠で全体の61.4%を占めています。都筑区が、若い世帯の保活ニーズに特化した枠構成になっていることが、データから明確に見えてきます。
主要4区と比較してわかる都筑区の特徴
本シリーズで個別記事を制作している市内主要4区と、参考の鶴見区を加えて比較すると、都筑区の位置づけがよく見えてきます。
都筑区の合計枠数287は5区のなかで最も少ない数字ですが、1歳枠は41と、神奈川区49・鶴見区50に次ぐ規模です。施設数69に対して1歳枠41ということは、1施設あたり0.59枠の1歳児新規受入があることを意味し、これは港北区の1施設あたり0.07枠と比較すると約8倍の密度になります。
「合計枠は控えめだが、若年クラスでの入りやすさは市内有数」というのが、都筑区の最大の特徴です。0歳・1歳から認可保育所に預けたい共働き世帯にとって、都筑区は市内でも有力な選択肢のひとつになります。
5月1日時点で1歳児クラスに枠がある園
都筑区での保活で最も知りたい情報のひとつが、「1歳児クラスで枠を持っている園はどこか」です。令和8年5月1日時点の公式データから、1歳児クラスで1名以上の受入可能数が公開されている19園を抜き出すと、次のようになります。都筑区はこの19園という数自体が、市内で群を抜いて多いのが特徴です。
| 園名 | 1歳枠 | 主なエリア |
|---|---|---|
| ナーサリーつづき | 12 | センター北・南エリア |
| さくら保育室 | 7 | 区内(小規模) |
| 木下の保育園 センター南 | 6 | センター南 |
| ピッコリーノ保育園 | 4 | センター北エリア |
| 中川小桜愛児園 | 3 | 中川 |
| まなびの森 中川こども園 | 3 | 中川 |
| 第二しらとり台保育園 | 3 | 区内 |
| 認定こども園エクレス | 2 | 区内 |
| アリス保育園 | 2 | 区内(小規模) |
| スターチャイルド≪川和ナーサリー≫ | 2 | 川和町(小規模) |
| 中川保育園 | 1 | 中川 |
| つづき保育園 | 1 | 区内 |
| つづきルーテル保育園 | 1 | 区内 |
| パレット保育園・牛久保西 | 1 | センター北エリア |
| キッズフォレセンター北 | 1 | センター北 |
| エクレスすみれ保育園 | 1 | 区内(小規模) |
| すまいるセンターみなみ保育園 | 1 | センター南(小規模) |
| ピノキオ幼児舎センター南園 | 1 | センター南(小規模) |
| 仲町台もみのき保育室 | 1 | 仲町台(小規模) |
出典:横浜市公式「保育所等の入所状況」令和8年5月1日時点の受入可能数より、PULMO編集部抽出。受入可能数は退園者の発生で日々変動するため、申込時には必ず市公式の最新データをご確認ください。
特筆すべきは、ナーサリーつづきの1歳12枠です。これは、本シリーズで個別記事を作成している港北区・青葉区・神奈川区を含めても、都筑区随一の1歳枠と言えます。中川エリアにも複数園で1歳枠が出ており、「1歳児クラスから認可保育所を狙う」という保活が成立する数少ない区になっています。
エリア別の代表園と空き状況
都筑区は地下鉄2路線が区内を走り、駅ごとに特徴の異なるエリアが点在しています。代表的なエリアを順に見ていきます。各園の数字はすべて令和8年5月1日時点の受入可能数です(出典:横浜市公式)。「0歳/1歳/2歳/3歳/4歳/5歳=合計」の順で記載しています。
センター北・センター南エリア
都筑区の中心となる、市営地下鉄ブルーライン・グリーンライン2路線が交差するエリアです。商業施設・公園・図書館・区役所などが集積する「街の顔」で、保育所もこのエリアに集中しています。
- ナーサリーつづき:5/12/0/5/1/2=計25(1歳12枠は都筑区随一)
- 木下の保育園 センター南:5/6/2/4/3/3=計23(0歳5・1歳6・2歳2と全方位)
- 第二しらとり台保育園:6/3/0/2/0/0=計11(0歳6・1歳3)
- ピッコリーノ保育園:1/4/6/-/-/-=計11(小規模、1歳4・2歳6)
- ポピンズナーサリースクールセンター南:5/0/0/1/1/3=計10(0歳5枠)
- わおわおセンター北保育園:3/0/2/2/1/1=計9
- アスクセンター南保育園:2/0/0/2/2/0=計6
- つくし保育園 センター南:0/0/2/2/0/2=計6
- さんさん森の保育園センター南:4/0/0/1/1/0=計6(0歳4枠)
- パレット保育園・牛久保西:2/1/1/0/1/0=計5(1歳1枠)
- ピノキオ幼児舎センター南園(小規模):4/1/0/-/-/-=計5(0歳4・1歳1)
- マーマセンター北保育園:1/0/0/2/0/0=計3
- キッズフォレセンター北:0/1/1/0/1/0=計3(1歳1枠)
- すまいるセンターみなみ保育園(小規模):0/1/1/-/-/-=計2
センター北・センター南エリアは、0〜2歳の保活で都筑区随一の選択肢が集まっているエリアです。特にナーサリーつづきと木下の保育園センター南の2園は、0歳から2歳までのいずれのクラスでも複数の枠を持っています。このエリアは、保育所の数が多いだけでなく、駅徒歩圏に園が集積している点も大きな魅力です。共働き世帯にとって、通勤動線上に園があるかどうかは送迎の負担を大きく左右します。一方でパレット保育園・センター南、KIDSFORE ACADEMY、保育園みんなのおうちなどは5月時点で枠ゼロです。
中川・北山田・東山田エリア
市営地下鉄グリーンラインの中川駅・北山田駅・東山田駅を中心とするエリアです。中川駅周辺は港北ニュータウンの北側住宅街で、住宅地に密着した園が複数あります。
- 横浜市中川西保育園:7/0/0/1/0/0=計8(0歳7枠は区内最多)
- 中川小桜愛児園:-/3/0/5/0/0=計8(1歳3枠)
- 勝田保育園:4/0/1/0/2/1=計8(0歳4枠)
- つづき保育園:0/1/2/1/2/0=計6(1歳1枠)
- まなびの森 中川こども園:0/3/1/1/0/0=計5(1歳3枠)
- 認定こども園エクレス:2/2/1/0/0/0=計5(1歳2枠)
- つづきルーテル保育園:3/1/0/0/0/0=計4
- 中川保育園:-/1/1/0/2/0=計4(1歳1枠)
- エンジェルプラネット中川園:-/0/1/1/1/1=計4
- すくすく保育園:0/0/0/3/1/0=計4
- キッズフォレ東山田:0/0/0/0/1/0=計1
- アスク北山田保育園:0/0/0/0/1/0=計1
- 滝ヶ谷保育園:0/0/0/0/1/0=計1
中川エリアは0歳・1歳の保活でも有望なエリアで、横浜市中川西保育園の0歳7枠は区内最多。中川小桜愛児園・まなびの森中川こども園・認定こども園エクレスなど、複数園が1歳枠を持っているため、1歳児クラスからの認可保育所申し込みが現実的に成立するエリアです。一方、やまた保育園、認定こども園横浜黎明幼稚園、保育ルームキューティー北山田・ユーは5月時点で枠ゼロです。
仲町台・茅ケ崎・大熊エリア
市営地下鉄ブルーラインの仲町台駅と、都筑区役所所在地の茅ケ崎中央を含む、都筑区の南側エリアです。
- 横浜市茅ケ崎南保育園:6/0/0/2/3/0=計11(0歳6枠)
- なかまちっこ じゃんぷ園:1/0/1/3/4/1=計10
- よこはま・もあな保育園:0/0/3/5/0/0=計8
- わおわお仲町台保育園:1/0/0/1/3/1=計6
- 横浜茅ケ崎保育園:2/0/2/0/0/0=計4
- なかまちっこ園:3/0/0/0/1/0=計4
- 横浜市大熊保育園:0/0/0/0/1/3=計4
- コビープリスクールなかまちだい:2/0/0/1/0/0=計3
- エンジェルプラネット仲町台園(小規模):1/0/2/-/-/-=計3
- キャリー保育園なかまちだい(小規模):0/0/3/-/-/-=計3
- ゆうゆうのもり幼保園:2/0/0/0/0/0=計2
- 仲町台もみのき保育室(小規模):0/1/0/-/-/-=計1(1歳1枠)
このエリアは、横浜市茅ケ崎南保育園の0歳6枠が目立つほか、3〜4歳の枠が比較的安定して出ているのが特徴です。シープ保育所は5月時点で枠ゼロです。
川和・池辺・佐江戸・ふれあいの丘エリア
市営地下鉄グリーンラインの川和町駅・都筑ふれあいの丘駅と、JR横浜線鴨居駅近郊を含む、都筑区の南東部エリアです。
- 川和町ぶるーべる保育園(小規模):-/0/9/-/-/-=計9(2歳9枠は区内最多)
- 横浜市みどり保育園:3/0/0/2/3/0=計8
- アリス保育園(小規模):2/2/4/-/-/-=計8(1歳2枠)
- グローバルキッズ都筑ふれあいの丘園:1/0/1/3/1/1=計7
- 都筑ひよこ保育園:2/0/1/0/3/0=計6
- スターチャイルド≪川和ナーサリー≫(小規模):0/2/3/-/-/-=計5(1歳2枠)
- ブライト保育園横浜佐江戸:2/0/0/0/1/2=計5
- ゆうぽーと保育園:0/0/0/0/0/1=計1
このエリアは0〜2歳児に強い小規模保育施設が点在しており、特に川和町ぶるーべる保育園の2歳9枠は区内随一です。「2歳から認可外から認可へ」という乗り換えのタイミングで使える選択肢として有力です。一方、川和保育園、池辺保育園、池辺おひさま保育園、まなびの森鴨居北こども園、クオリスキッズ鴨居駅前保育園、アソシエふれあいの丘保育園、ベイキッズあおぞら保育園は5月時点で枠ゼロです。
公式情報・問い合わせ先
都筑区の保育所の利用申請窓口は、都筑区役所2階24番窓口・こども家庭支援課保育運営担当です(都筑区茅ケ崎中央32-1/市営地下鉄ブルーライン・グリーンライン「センター南」駅)。連絡先は電話 045‐948‐2463、FAX 045‐948‐2309、メール tz-hoiku@city.yokohama.lg.jp。令和8年度からはマイナポータルを利用したオンライン申請が広く利用できるようになっており、書類のやり取りもメールで完結します。利用案内の冊子は、区役所のほか、あざみ野駅・新横浜駅の行政サービスコーナー、子育て支援センターPopola(ポポラ)とポポラサテライトでも入手できます。
都筑区の認可保育所の空き枠は、毎月1日に横浜市公式・都筑区公式の両ページで更新されます。横浜市こども青少年局「保育所等の入所状況」では市内全区の受入可能数がCSV/Excel/PDFで公開されているほか、都筑区 受入可能数ページでは区内の保育所等の空き枠が駅周辺別に整理されたPDFで公開されています。エリア感覚で園を探したいときは区公式の形式のほうが見やすいです。5月以降の月次入所申請は、入所希望月の前月10日必着がルール(10日が閉庁日の場合は直前の平日開庁日が締切。土曜開庁日は閉庁日とみなされる点に注意)。
認可保育所以外の選択肢として、横浜保育室、小規模保育事業、家庭的保育事業、企業主導型保育事業、認可外保育施設があります。本記事の「1歳枠がある園リスト」でも見たとおり、都筑区はそもそも認可保育所の1歳枠が出やすい区ですが、小規模保育施設(さくら保育室、ピッコリーノ保育園、川和町ぶるーべる保育園など)も0〜2歳児の保活を支える選択肢として有効です。それぞれの選択肢の特徴については 横浜市の保育園空き状況・市総覧 でも詳しく扱っています。
また、区内には地域子育て支援拠点「Popola(ポポラ)」があります。妊娠期から未就学児を育てるご家庭の交流・相談スポットで、保活の情報収集にも活用できます。ポポラ本拠点に加えて、区内に「ポポラサテライト」も運営されており、利用案内の冊子配付場所にもなっています。保育コンシェルジュへの相談は、都筑区役所で予約のうえ利用できますので、最初の見学計画を立てる前にぜひ活用してください。
本記事は、以下の横浜市・都筑区公式情報を出典としています。最新の状況は必ず公式ページでご確認ください。
- 令和8年度に保育所等の利用を希望する方へ(都筑区役所)
- 令和8年〇月入所 受入可能数(都筑区役所、毎月1日更新)
- 保育所等の入所状況(横浜市こども青少年局)
- 都筑区地域子育て支援拠点 Popola(ポポラ)
横浜市全体の保活の構造、ランク制の仕組み、保育料、子育て支援制度については以下の記事でも詳しく扱っています。あわせてご覧ください。
