横浜市の保育料は?【2026年最新】0〜5歳の費用・延長保育料・認可外補助まとめ

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横浜市の認可保育所の利用料は、2025年9月から全世帯で無償になりました。東京都の補助制度に合わせた形で、横浜市でも0〜2歳クラスを含む全児童の基本保育料がゼロになっています。ただし、給食費(副食費)は3〜5歳クラスで実費負担が残ります。

横浜市の保育料体系は東京23区と大きく異なります。東京23区は特別区民税所得割額を使うのに対し、横浜市は市民税所得割額(政令指定都市の税率6%で計算)をもとに判定します。また横浜独自の「横浜保育室」という準認可的な施設があり、市内の保育の多様性が特徴です。プルモ編集部で公式情報をもとに調べてまとめました。

この記事のポイント

  • 2025年9月から0〜5歳すべての利用料が無償(第1子も対象)
  • 3〜5歳の給食費(副食費)は実費負担。年収360万円未満相当の世帯・第3子は副食費が免除
  • 0〜2歳の給食費は保育料に含まれるため、保育料無償化後は実質負担なし
  • 延長保育料は利用料とは別。市立保育所は横浜市へ、私立は各施設へ支払い
  • 市民税未申告の場合は最高階層(D27)となり、副食費免除の対象外になる

横浜市の保育料、まず全体像を知っておこう

保育園には「認可」と「認可外」があり、費用の仕組みが異なります。横浜市では2025年9月から認可保育所の保育料が全世帯無償になりました。ただし給食費と延長保育料は引き続き保護者負担です。

費用の種類 0〜2歳クラス 3〜5歳クラス
月額保育料(利用料) 無償(2025年9月〜) 無償(幼児教育・保育の無償化)
給食費(主食費・副食費) 保育料に含まれるため実質無償 実費(各施設が設定)
※年収360万円未満相当・第3子は副食費免除
延長保育料 有償(利用料とは別に発生)
市立:横浜市へ支払い/私立:各施設へ支払い
行事費等の実費 有償(各施設に確認)
横浜市の公式案内では「3〜5歳児クラスの保育料は、幼児教育・保育の無償化により無料です。(給食費等は個別の支払いが必要になります。)」と明記されています。給食費は引き続き保護者が負担するものの、一定条件の世帯は副食費が免除されます。

①認可保育所の給食費と副食費免除

3〜5歳クラスの給食費(主食費・副食費)は、幼児教育・保育の無償化の対象外です。各施設が設定する実費を保護者が負担します。ただし以下の世帯は副食費(おかず・おやつ代)が免除されます。

免除の対象 条件
年収360万円未満相当世帯 市民税所得割額が57,700円以下(ひとり親世帯等は77,100円以下)
第3子以降のきょうだい区分 上のきょうだいが特定の施設・事業(認可保育所・幼稚園等)に在籍している就学前児童
生活保護世帯・市民税非課税世帯 市民税が非課税であること
副食費の免除対象は毎年9月に更新されます。市民税未申告の場合は免除対象外となります。副食費の金額は各施設が設定するため、入園が決まった保育所に直接確認してください。一般的な目安は月4,000〜5,000円程度です。なお市立保育所の3〜5歳クラスは「市立保育所食事提供費」として毎月横浜市へ別途支払います。

②延長保育料の仕組み

横浜市の延長保育料は利用料(保育料)には含まれません。市立保育所の延長保育を利用する場合は「市立保育所延長保育料」として横浜市へ支払います。私立保育所の延長保育料は各施設が設定し、直接施設へ支払います。

市立保育所の延長保育料ガイドライン

横浜市は延長保育料のガイドラインを定めています。施設・事業所はガイドラインの金額を上限として独自に設定できます。

利用区分 料金の上限(30分あたり)
月11日以上の利用(月極) 1,700円
月10日以内の利用 850円
実際の金額は各施設がガイドラインの範囲内で設定するため、利用している施設に直接確認してください。延長保育は事前申込み制です。申込日によっては口座振替ではなく納付書払いになる場合があります。

③多子軽減と第2子・第3子の取扱い

横浜市では保育料(利用料)について、きょうだい区分に応じた軽減があります。2025年9月からは全世帯の基本保育料が無償になったため、主に影響が残るのは副食費の扱いです。

きょうだい区分 0〜2歳クラスの保育料(利用料) 3〜5歳クラスの副食費
第1子 無償 実費(条件に応じて免除)
第2子 無償(従前も軽減制度あり) 実費(条件に応じて免除)
第3子以降 無償 副食費が免除
「きょうだい区分」は実際の子どもの数とは異なる場合があります。要件を満たすきょうだいの人数を特定の施設・事業に在籍しているかどうかで判定します。詳細は横浜市保育所等利用案内を確認してください。

④認可外保育施設の補助制度

横浜市独自の「横浜保育室」は、認可保育所の基準に準じた保育質を持つ認可外施設です。横浜市からの保育料軽減助成があります。それ以外の認可外施設(認証保育所等)については、国の幼児教育・保育無償化制度の対象となる場合があります。

認可外保育施設の無償化上限

対象 無償化の上限額(月額) 条件
3〜5歳クラス(保育の必要性あり) 37,000円まで 認可外施設の指導監督基準を満たす旨の証明書あり、保育認定取得
0〜2歳クラス(市民税非課税世帯) 42,000円まで 同上
横浜保育室(0〜2歳) 最大軽減上限58,100円 市民税額に応じて段階的に軽減
認可外施設の無償化給付は、上限を超えた分は保護者負担となります。また令和6年10月以降、指導監督基準を満たさない認可外施設は無償化の対象外です。詳細は各区役所こども家庭支援課または施設にご確認ください。

東京23区との主な違いを知っておこう

横浜市は政令指定都市のため、東京23区とは保育料の仕組みがいくつか異なります。保活の際に混乱しないよう、主な違いを確認しておきましょう。

項目 横浜市 東京23区(一般的)
保育料の算定基礎 市民税所得割額(税率6%で計算) 特別区民税所得割額
階層数 A〜D27(27段階) 区によって異なる(20〜30段階程度)
3〜5歳の給食費 実費負担(市立は市へ、私立は施設へ) 区によって異なる(無償の区も多い)
延長保育料 市立:市へ支払い、私立:施設へ 区立:区が設定(区へ支払い)
独自の施設種別 横浜保育室あり 認証保育所あり(都制度)
税額の計算方法が異なるため、同じ年収でも横浜市と東京23区では保育料の算定に使う所得割額が異なる場合があります。転入・転出の際は必ず利用料の再算定が必要です。

知っておきたい横浜市のその他の支援

ひとり親世帯等への利用料軽減があります

2025年9月以降は基本保育料が無償のため、ひとり親世帯への保育料軽減制度の対象範囲は副食費に影響します。ひとり親世帯等(母子・父子世帯など)は、副食費の免除判定の市民税所得割額が77,100円以下(通常世帯は57,700円以下)と有利な条件が適用されます。

市立保育所の民間移管が進んでいます

横浜市では市立保育所の一部が民間移管されています。移管後は私立保育所の運営となるため、延長保育料や給食費等の取扱いが変わる場合があります。通っている保育所の運営形態を確認してください。

世帯状況が変わったら速やかに届け出を

結婚・離婚・きょうだいの入退園など世帯状況の変化や、市民税額の変更があった場合は、利用料の再算定が必要です。区役所こども家庭支援課に速やかに届け出てください。届け出が遅れた場合、利用料の減額ができないなどの不利益が生じる可能性があります。

利用料がいつの市民税で決まるかを知っておこう

適用期間 算定に使う市民税
4月〜8月 前年度の市民税額(前々年分の所得をもとに算出)
9月〜翌3月 当年度の市民税額(前年分の所得をもとに算出)

住宅借入金等特別控除(住宅ローン控除)やふるさと納税等の税額控除は、利用料算定の際には控除対象外として扱うため、実際の市民税の所得割額と異なる場合があります。

よくある質問

Q. 2025年9月以前から在園している場合も自動で無償化されますか?
はい、手続き不要で自動的に適用されます。3〜5歳クラスの給食費は引き続き実費負担です。
Q. 給食費はいくらかかりますか?
3〜5歳クラスの副食費(おかず・おやつ代)は各施設が設定します。一般的な目安は月4,000〜5,000円程度ですが、入園する施設に確認してください。年収360万円未満相当世帯(市民税所得割額57,700円以下)・第3子以降・生活保護世帯・非課税世帯は副食費が免除されます。0〜2歳クラスは保育料に含まれるため、2025年9月以降は実質無償です。
Q. 延長保育はいくらかかりますか?
市立保育所の延長保育料はガイドラインで30分あたり月極1,700円(月11日以上)、10日以内は850円が上限です。実際の金額は施設によって異なります。私立保育所の延長保育料は各施設が設定するため直接確認してください。
Q. 横浜保育室とは何ですか?
横浜市が独自に認定した認可外保育施設です。認可保育所に準じた保育基準を持ち、横浜市から保育料の軽減助成があります。利用料は施設が独自に設定(2歳以下で上限58,100円)し、市民税額に応じた軽減があります。
Q. 市民税を申告していない場合の影響は?
最高階層(D27)で利用料が決定されます(2025年9月以降は保育料自体は無償ですが、副食費の免除対象外になります)。収入がない場合でも申告が必要なケースがあるため、必ず申告してください。
参考・出典
横浜市「利用料(保育料)および副食費の免除対象の決定方法」
https://www.city.yokohama.lg.jp/kosodate-kyoiku/hoiku-yoji/shisetsu/riyou/riyouryo/riyouryosantei/default20190319.html

横浜市「令和7年9月版 保育所等利用料のご案内(PDF)」
https://www.city.yokohama.lg.jp/kosodate-kyoiku/hoiku-yoji/shisetsu/riyou/riyouryo/riyouryosantei/default20190319.files/0068_20250708.pdf

横浜市「保育料等の支払先について」
https://www.city.yokohama.lg.jp/kosodate-kyoiku/hoiku-yoji/shisetsu/riyou/riyouryo/default20190319.html

横浜市「令和8年度 横浜市保育所等利用案内」
https://www.city.yokohama.lg.jp/kosodate-kyoiku/hoiku-yoji/shisetsu/riyou/hoikuriyou/r8hoikuriyou.html

制度は変更になることがあります。最新情報は横浜市公式HPまたは各区役所こども家庭支援課でご確認ください。
お問い合わせ:各区役所こども家庭支援課(利用料)/こども青少年局保育・教育認定課 収納担当 045-671-0259(支払・口座振替)


PULMO編集部

ママ向けオンラインコミュニティ「PULMO」編集部です。子育てに役立つ情報を、お届けします。

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