「食べたことあるから大丈夫だろう」が大誤算!恐怖のアレルギー実体験

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今回は私が体験した、息子の食物アレルギーについて、書いてみようと思います。

 

【目次】
✓「食べたことあるから大丈夫」が招いた悲劇・・
✓食べ始めて15~30分で急変
✓誤っていた認識
✓今回のことを教訓にする

 

「食べたことあるから大丈夫」が招いた悲劇・・

わが家の長男3歳は、パンが大好き。 幸い、小麦や乳製品、卵などのアレルギーもなく、パンは良く好んで食べています。
その日は朝から家族で出かけており、帰宅が遅くなったため、昼食に市販のパンを購入して帰宅しました。
息子が選んだのは「くるみ入りのパン」。
わが家では、ナッツ類はアレルギーや誤嚥のリスクがあることから、子どもにはあまり与えていないので、正直息子が「これにする!」と言ったのを見て、「くるみかぁ・・」と一瞬迷ったのですが(今考えると、この時、辞めておけば良かった・・・)
でも、くるみだけは以前にも食べさせたことがあり、特に何かアレルギー反応が出たこともなかったので、
「多分大丈夫だろう」と購入して帰宅しました。

 

食べ始めて15~30分で急変

パンを食べ始めて5分後。
口の周りなどに赤みや異常がないか、確認したところ、口元にぽつぽつ、っとぶつぶつを発見。
やはり少し出てるのかな、と思い、いったん食べるのをやめさせました。(この時点で、手のひらサイズくらいを完食)
10分後。「お腹がいたい。眠たい」と息子。
まだアレルギー症状だと気づかなかった私は、腹痛は便意だと思い、眠たいのも朝からよく遊んだせいだろうと、お昼寝に誘いました。
布団に横になって、眠ろうとし始めたところで、今度は咳きこみが始まりました。
蕁麻疹などの皮膚症状はほとんどありませんでしたが、数分でどんどん咳が悪化し、目も充血。これは何か変だ、と直感で感じ、そのまま救急外来にかけこみました。
病院で受け付けし、看護師さんが駆けつけるまで、食べ始めてから約30分。
この時点では、息子の顔はパンパンに貼れ、目も充血し、声もかすれ、咳やくしゃみなどの症状が増悪していました。

 

投薬で帰宅するも、繰り返す嘔吐

医師にみてもらい、診断は「アレルギー症状」とのことで、 飲み薬の抗アレルギー剤を服用しました。
15分で効果が出るといわれ、そのまま病院で待機していましたが、その間に3度の嘔吐。
1時間後、嘔吐が落ち着き、顔の腫れもひいたため、医師の指示で自宅に帰宅しました。
アレルギー症状の場合、投薬して自宅で安静にしていれば徐々に良くなると思っていた(医師からも言われた)のですが、 帰宅後もまた嘔吐。病院に再度連絡し、救急外来を再受診することになりました。
顔の腫れや咳は軽快しているものの、今度は全身(手首、お腹、足)に蕁麻疹も出現していました。

息子の場合、アナフィラキシーを発症していて、消化機能が不全となり嘔吐を繰り返していたようで、 薬も効いていないとのことで、その後点滴で投薬を行うことになりました。 点滴投与を開始してまもなく、症状は落ち着き、合計1.5時間ほどの点滴で症状はほぼなくなりました。

 

「たぶん大丈夫」は本当に危険

今回のことで、息子には本当につらい思いをさせてしまったと、とても申し訳なく思っています。
無事軽快し、翌日には何事もなかったかのように元気になってはいましたが、 あの時の「たぶん大丈夫だろう」という私の判断ミスによって起きたこと。
そして今回のことで、自分自身、アレルギーに関して誤った認識を多くしていたことに気が付きました。

 

誤っていた認識

「アナフィラキシー=ショック状態」ではない

恥ずかしながら、私はこれまで「アナフィラキシー=ショック状態」と思っていたのですが、今回の息子の症状はまさに「アナフィラキシー」そのもの。
医師曰く、アレルギー症状には4つの項目があって
①皮膚症状(蕁麻疹など)
②消化器症状(腹痛や嘔吐など)
③呼吸器症状(咳など)
④血圧低下(意識障害など)
これらの症状が複数発現すればするほど重篤と判断されるんだそうです。

「食べたことあるから大丈夫」ではない

今回の判断ミスの最大の要因はこれ。
ナッツ類がアレルギーを引き起こす可能性があることはもちろん知っていましたが、これまで食べたことがあり、今まで特に何の症状も出たことがなかったので、大丈夫だろうと過信してしまったことにあります。
医師曰く、その時の体調や摂取量によって、症状が出る時と出ない時があるそう。
今回は摂取の量が多かったことが、発症の原因としては最も可能性が高いのではとのことでした。

「血液検査をすれば全て分かる」ではない

アレルギーの血液検査をすれば原因食品が特定できる、と思っていたのですが、これも誤認識だったようです。
もちろん、高い数値が出れば、アレルギー商品を特定できるわけですが、
「数値が出た食品=食べるとアレルギー症状が出るもの」とは限らないんだそう。
逆も然りで、「数値に現れなくても、アレルギー症状を引き起こす食品」もあるとのこと。
つまり、血液検査の結果を過信するのは逆に危険で、幼稚園や保育園に検査の結果を提出するのであれば、なおさら注意した方が良い、とのことでした。(幼稚園や保育園の先生は、当然そこまでの認識はないので、血液検査結果に従って食品を与えてしまう可能性がある、という意味で)

 

今回のことを教訓にする

アレルギーに関しては医師によっても色々な考え方があって、最近では、完全除去ではなく、早いうちから少しずつ食べさせていく、というやり方が主流だったりもすると思います。
私はもちろん医療知識があるわけではなく、自己判断で対応することはできないですが、個人的には、当分ナッツ類は与えたくない、負荷試験もしたくない、というのが本心です。

そして。
今回強く感じたのは、万が一何かあった場合、母親の「なんか変だ」という直感は、だいたい当たるということ。
そんな時は迷わず、救急外来に駆け込んでよい、ということ。
(今回の件でとった自分の行動の中で、唯一良かったと思うのは、救急外来に駆け込むことをためらわなかったことと、食べたパンの袋を握りしめて行ったこと(原材料を見せるため)、食べてから発症するまでの経過をメモしていたことでした。)

 

怖がりすぎず、でも過信はダメ

くるみを含む、ナッツ類は与えないようにするとして、今後、どこまで注意が必要なのか、というのはとても迷うところです。
「完全除去が好ましい」と言われたところで、外で食べるものやお菓子に入っていることもあると思うし、これまでももしかしたら気付かないうちに食べてきたかもしれない。
同じ生産ラインで作っているものは食べていいのか?など、疑問は次々に浮かびます。
今のところは、可能な限りで除去していくつもりですが……
怖がり過ぎず、でも過信はしない。(特に一度重篤な症状を発症している場合、今後もアレルギー症状がでやすくなるんだとか)
バランスが難しいですが、可能な限りで気を付けていくしかないかなと思っています。

 

同じことを起こさないように、自戒の意も込めて。
私の体験が、少しでも誰かの参考になれば、嬉しく思います。
ちなみに、最近、くるみアレルギーの子どもが急増しているそうです。。。皆さまもくれぐれもお気をつけて・・・!

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