【2026年度】京都市の保育園点数・利用調整の見方|利用可能人数(空き状況)から保活を整理

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京都市で保活を進めていると、こんな疑問がわいてきませんか。

「自分の点数って、京都市では何点になるんだろう」
「その点数で、希望する園に入れる可能性はあるの?」
「どの年齢・どのエリアに空きが出やすいのか、何を見れば判断できるの?」

京都市は人口約140万人の政令指定都市で、地下鉄・私鉄・市バスが市内をつなぎ、通勤しやすいエリアもあり、保育施設を探す家庭が多い都市です。点数(指数)のしくみは「保育利用の優先度判定基準」で公開されている一方、京都市では一次利用調整(選考)の結果や、園別の最低指数・内定ボーダーといった一覧は確認できませんでした。そのため、点数表だけを見ても「自分が入れそうか」が判断しづらいのが特徴です。

この記事では、京都市公式の「保育利用の優先度判定基準」と「認可保育所等の受入枠(利用可能人数)」をPULMOが整理し、点数のしくみと、公式の受入枠から入りやすさの傾向をどう読み取るかをまとめました。令和9年(2027年)4月入園を目指してこれから動き始めるご家庭にも、考え方の参考になればうれしいです。

この記事でわかること

  • 京都市の保活の実態と、空きが出にくい年齢の傾向
  • 選考で使われる点数(基本指数・調整指数)のしくみ
  • 保護者双方がフルタイム就労の場合の基本指数の目安(40点という数字の意味)
  • 低い方の点数を採用する方式や、就労内定・転園・内定辞退の減点など京都市独自の重要ルール
  • 公式の「受入枠(利用可能人数)」から見えるエリア・年齢別の傾向と、希望園の広げ方
  • 状況別にどう動くか

データについて:本記事は、京都市公式の「保育利用の優先度判定基準」「保育施設・事業所の受入枠(令和8年7月分・令和8年6月1日掲載)」をもとにPULMOが整理しています。受入枠は職員配置状況や退園等により毎月変動し、現在の受入枠は次回の内定を保証するものではありません。配点も見直される可能性があります。最新情報は必ず京都市公式サイト(保育施設・事業所の利用状況及び受入枠)でご確認ください。

まず知っておきたい:京都市の保活の実態

京都市は京都府の府庁所在地で、人口約140万人を擁する政令指定都市です。市内は北区・上京区・左京区・中京区・東山区・山科区・下京区・南区・右京区・西京区・伏見区の11行政区で構成されています。市営地下鉄・JR・京阪・阪急・近鉄などが通り、市中心部へ通勤しやすいエリアもある一方、洛西・京北・醍醐など住宅地や郊外も広がり、エリアによって状況に差があります。

京都市の特徴は、選考ルール(優先度判定基準)は市内で統一されている一方、実際の受入枠(空き状況)はエリアや年齢によって差がある点です。各施設の枠数と、その地域に住む0〜5歳児の人数・申込み傾向のバランスが地域ごとに違うためです。「京都市全体でどうか」よりも、「自分の通勤動線上にある園とエリアがどうか」を見ることが大切になります。

一般的に、低年齢クラス(特に0〜1歳児)は希望が集まりやすい傾向があります。京都市の場合、この傾向は後述する公式の「受入枠(利用可能人数)」にも表れています。

京都市の点数(指数)のしくみ

京都市の保育園選考では、保育施設・事業所ごとに、点数の高い児童から順に利用調整(選考)が行われます。点数は「基本指数」と「調整指数」で構成されます。

基本指数(保育が必要な事由を点数化/いずれかひとつを選択) + 調整指数(あてはまるものをすべて合計) = 点数

父母のうち低い方の点数を、児童の点数として扱う

京都市で特に押さえておきたいのが、点数の決め方です。父・母それぞれについて「基本指数+調整指数」の点数を出し、そのうち低い方の点数を、児童(世帯)の点数として扱います。父母の点数を足し合わせる(合算する)方式ではありません。京都市の基準でも、合計点数が低い方の保護者の点数を児童の点数とすると示されています。

たとえば、父が40点・母が36点であれば、児童の点数は低い方の36点になります。共働きであっても、点数が低い側の保護者の状況が世帯の点数を左右するため、父母それぞれの就労時間や調整指数を確認しておくことが大切です。

基本指数(いずれかひとつを選択)

基本指数は、父・母それぞれの保育を必要とする事由を点数化したものです。就労の場合、週あたりの就労時間で次のように決まります(就労時間には休憩時間を含みます)。

就労の状況(週あたり) 基本指数
週40時間以上 40
週35〜40時間未満 35
週30〜35時間未満 30
週25〜30時間未満 25
週20〜25時間未満 20
内職従事者/上記以外で就労している 20/15

このほか、疾病・障害や介護・看護・災害復旧は状況に応じて10〜40、就学・職業訓練は15〜40、妊娠・出産は15、求職中は5などの区分があります。

保護者双方がフルタイム就労の場合の目安(40点の意味)

父母ともに週40時間以上のフルタイム就労であれば、それぞれの基本指数は40点です。低い方を採用する方式でも、双方が40点なら児童の基本指数の目安は40点になります。これが、保護者双方がフルタイム就労の場合のよくある出発点です。

ここで注意したいのは、「40点」はあくまで保護者双方がフルタイム就労の場合の基本指数の目安であり、合否ラインではないという点です。京都市は園別の最低指数を公表していることが確認できないため、「40点あれば入れる」「40点が合否ライン」と言い切ることはできません。40点はあくまで「自分の基本指数が標準的な水準にあるか」を確認するための出発点で、ここに調整指数が加減されて最終的な点数が決まります。

調整指数(あてはまるものをすべて合計)

調整指数は、家庭の状況に応じて加点・減点されます。主なものは次のとおりです(適用には条件・書類があります。なお、世帯の基本指数となっている保護者が該当する場合のみ調整される項目もあります)。

  • 通勤・通学時間(片道)が30分以上:+1/1時間以上:+3
  • 保護者のいずれかが保育士等の資格者として、京都府内の認可保育施設・事業所・幼稚園で勤務(予定を含む):+10
  • きょうだいが既に利用している施設を希望、またはきょうだい同時申込み:+15
  • 申込児童が多胎児:+10
  • ひとり親世帯:+5
  • 育児休業からの復職で、対象児童が1・2歳児:+2/0歳児:+1
  • 就労内定の場合:△5(減点)
  • 転園希望の場合:△5(転居・勤務に伴う場合などを除く・減点)
  • 同一年度内に利用内定を辞退している場合:△5(減点)
  • 保育可能な65歳未満の祖父母と同居/申込児童を65歳未満の親族に預けている:△1(減点)

このほか、第1希望としている施設で入園可能な最も低い点数に複数の申込者が並んだときは、その施設に+1の加点があります(第2希望以降は加点されません)。

京都市独自の重要ルール

申請前に確認しておきたい、京都市ならではのポイントを3つ取り上げます。

1. 父母の点数のうち「低い方」を児童の点数として扱う

前述のとおり、京都市は父母それぞれの点数(基本指数+調整指数)を比べ、低い方を児童の点数として扱います。父母の点数を足し合わせる方式ではないため、たとえば一方がフルタイム勤務でも、もう一方の就労時間が短いと、世帯の点数は低い側に合わせて決まります。父母それぞれの就労時間や調整指数の付き方を、申込前に確認しておきたいところです。

2. 就労内定・転園・内定辞退などの減点に注意

京都市の調整指数には、いくつかの減点があります。就労内定(これから働く予定)の場合は△5、保育施設からの転園希望は原則△5(転居・勤務に伴う場合などを除く)、同一年度内に利用内定を辞退した場合も△5です。また、保育可能な65歳未満の祖父母と同居している場合や、申込児童を65歳未満の親族に預けている場合は△1の減点対象になりえます。低い方の点数を採用する方式と合わせると、これらの減点は順位に影響しやすいため、自分の世帯が該当するかを確認しておきましょう。

3. きょうだい・保育士等の加点があり、園別最低指数は確認できない

一方で加点もあります。きょうだいが既に利用している施設を希望する場合やきょうだい同時申込みは+15、保護者が京都府内の認可施設等で保育士等として勤務している場合は+10など、世帯の状況によって点数を上げられる項目があります。

なお、京都市では一次利用調整(選考)の結果や、園別の最低指数・内定ボーダー、内定数・不承諾数といった一覧は確認できませんでした。公式が公開しているのは優先度判定基準と、保育施設・事業所の受入枠(利用可能人数)です。そのため、「○○園は何点で入れる」という園別ボーダーは存在しないものとして保活を考え、点数表で自分の点数を把握したうえで、次に解説する「受入枠(利用可能人数)」から入りやすさの傾向を読み取っていくのが現実的です。

利用可能人数(空き状況)から見る希望園の広げ方

京都市は、保育施設・事業所ごとの「受入枠(利用可能人数)」を年齢ごとに公開しています。受入枠は、×(0人)・△(1〜2人)・○(3人以上)・要相談の記号で示され、その時点で受け入れる予定の人数の目安です。職員配置状況や退園等により変更となる場合があり、入所を保証するものではありません。

エリア別・年齢別に見る0歳・1歳の受入枠(令和8年7月分)

下の表は、行政区・エリアごとに、0歳児・1歳児で受入枠(○または△)がある施設の数を、PULMO編集部が受入枠を読み取れた施設数とあわせて整理したものです(右京区は京北、西京区は洛西、伏見区は深草・醍醐が別に集計されています)。

エリア 0歳 受入枠あり/集計 1歳 受入枠あり/集計
8/26 4/26
上京 12/19 4/19
左京 9/40 7/40
中京 9/23 7/23
東山 7/8 7/8
山科 2/28 4/28
下京 15/24 9/24
20/33 10/33
右京 21/45 8/45
京北 0/3 0/3
西京 14/30 2/30
洛西 7/9 6/9
伏見 13/34 10/34
深草 6/15 4/15
醍醐 13/16 14/16
合計 156/353 96/353

今回確認した令和8年7月分の受入枠では、0歳児で受入枠(○または△)があるのは集計施設の約4割、1歳児では約3割弱で、1歳児は0歳児に比べて受入枠ありの施設が少なく、枠が出にくい傾向が見られます。エリア別では、醍醐・東山・洛西・下京・南などは受入枠のある施設が比較的多めの一方、山科・西京・北・京北などは少なめなど、地域による差も見られます。

受入枠は令和8年7月分(令和8年6月1日掲載)の数値で、職員配置状況や退園等により毎月変動します。「受入枠あり/集計」の集計はPULMO編集部が受入枠を読み取れた施設のみを対象としており、全施設の網羅ではありません。受入枠に余裕があるように見える場合でも、希望が集中すれば総希望件数が受入枠を超えることがあり、入所を保証・否定するものではありません。「エリア」という大きな単位ではなく、通勤動線上の具体的な園ごとに、年齢別の受入枠を確認していくことが大切です。各施設の受入枠は、京都市公式サイト(保育施設・事業所の受入枠)から確認できます。

データから読み取れる傾向

公式データを総合すると、京都市では次のような傾向が読み取れます。

  • 年齢別:今回確認した令和8年7月分の受入枠では、1歳児は0歳児に比べて受入枠ありの施設が少なく、枠が出にくい傾向が見られます。低年齢クラスは競争が厳しくなりやすい一方、3〜5歳児や、エリアによっては0歳児に受入枠が見られる園もあります。小規模保育・家庭的保育・事業所内保育(地域型)は0〜2歳児が対象で、3歳児への移行(連携施設の確認)も考えておきたいところです。
  • エリア別:エリアによって受入枠の出方が異なります。中心部の駅周辺は希望が集まりやすい傾向がある一方、同じエリア内でも園ごとに受入枠の状況は大きく異なります。
  • 受入枠は内定を保証しない:受入枠はあくまで現時点の見込みで、○や△の園でも希望が集中すれば選考になります。受入枠に余裕があるように見えても、総希望件数が枠を超えることがあります。

希望園を広げるときは、第一希望だけでなく、通園可能な範囲で複数の園・年齢条件を組み合わせて受入枠を確認していくことが現実的です。京都市の保育利用調整は前月10日が締切(10日が土日祝の場合はその前開庁日)で、10日を過ぎると申込みは翌々月1日分からとなる点にも注意し、早めに動いておきたいところです。

状況別:どう動く?

世帯の状況によって、確認しておきたいポイントや動き方は変わります。下の表は考え方の整理です(点数や順位は優先度判定基準・各区役所支所の子どもはぐくみ室で必ず確認してください)。

状況 確認・検討したいこと
フルタイム共働き 父母とも週40時間以上なら基本指数の目安は40点。低い方を採用する方式のため、点数が低い側の保護者の状況も確認する。
育休明け復職予定 復職で対象児童が1・2歳児なら+2、0歳児なら+1(就労証明書に記載がある場合)。復職を証明する書類を早めに準備する。
きょうだいが在園中 きょうだいが利用している施設を希望、またはきょうだい同時申込みで+15。適用条件(転園希望の扱いなど)を確認する。
これから就労予定(就労内定) 就労内定の場合は△5の減点対象。実際に働き始めると就労時間に応じて基本指数が決まる。証明書類を確認する。
時短勤務 就労時間で基本指数が変わる(週40時間未満は段階的に下がる)。短時間勤務制度を取得する場合は取得前の就労時間で指数付けされる扱いも確認する。
求職活動中 求職中は基本指数が低め(5点)。就労が決まり次第、就労時間に応じて点数が上がる。
転園を考えている 転園希望は原則△5の減点(転居・勤務に伴う場合などを除く)。減点の例外に当たるかを確認する。
同居家族がいる家庭 保育可能な65歳未満の祖父母と同居している場合などは△1の減点対象になりうる。世帯の状況を正しく申告できるよう確認する。
1歳クラスを希望する家庭 今回の令和8年7月分の受入枠では受入枠ありの施設が少なめで、特に厳しくなりやすい。0歳での申込みや地域型保育(0〜2歳)なども含めて選択肢を早めに検討する。

保留になったとき(内定が出なかったとき)にやること

利用調整の結果、保留(内定が出なかった状態)となった場合も、次につなげるためにできることがあります。

  1. 選考結果の通知内容を確認する。京都市では二次調整があり、一次で保留となった方は申請書の再提出が不要な場合もありますが、希望園の追加・変更がある場合は変更届の提出が必要です。
  2. 次回の利用調整に向けて、希望園を見直す。通園可能な範囲で園や年齢条件、施設種別(地域型保育・認定こども園など)を広げて検討する。
  3. 認可外保育施設や一時保育なども含めて、利用条件・費用・通園距離を比較する。
  4. お住まいの区役所・支所の子どもはぐくみ室に、申込方法や必要書類、希望園の見直し方を相談する。
  5. 翌月以降の受入枠を継続的に追う。受入枠は毎月変わり、申込締切は前月10日が目安です。

よくある質問

Q. フルタイム共働きなら何点になりますか?

父母ともに週40時間以上の就労であれば、それぞれの基本指数は40点で、低い方を採用する方式でも基本指数の目安は40点です。ここに通勤時間や育休復職などの調整指数が加減されて最終的な点数が決まります。40点は目安であり、合否ラインではありません。

Q. 京都市は父母の点数を合算しますか?

いいえ。京都市は父・母それぞれの点数(基本指数+調整指数)を比べ、低い方を児童の点数として扱います。合算ではないため、点数が低い側の保護者の就労時間や状況が世帯の点数を左右します。

Q. 受入枠が○や△の園なら入れますか?

受入枠は現時点の見込みで、入所を保証するものではありません。選考は点数の高い児童から行われるため、○や△の園でも希望が集中すれば選考になります。受入枠に余裕があるように見えても、総希望件数が枠を超えることがあります。

Q. 受入枠(利用可能人数)はいつ確認すればよいですか?

京都市は施設ごとの受入枠を公開しており、内容は毎月変わります。申込み前と、保留後の継続確認の両方で、最新の受入枠をこまめにチェックするとよいでしょう。申込締切は前月10日(土日祝の場合はその前開庁日)が目安です。

Q. 保留になった場合、次に何をすればよいですか?

選考結果を確認し、二次調整や翌月以降の利用調整に向けて、希望園の見直し、認可外も含めた比較、区役所・支所の子どもはぐくみ室への相談、受入枠の継続確認を進めます。詳しくは前の「保留になったとき」をご覧ください。

まとめ

京都市の保育園選考は、父・母それぞれの点数(基本指数+調整指数)のうち低い方を児童の点数として扱い、点数の高い児童から利用調整が行われます。保護者双方がフルタイム就労の場合の基本指数の目安は40点ですが、これは目安であり合否ラインではありません。父母の低い方を採用する方式や、就労内定・転園・内定辞退の減点、きょうだい・保育士等の加点など、独自ルールも申請前に確認しておきたいところです。

京都市は園別の最低指数・内定ボーダーや内定数・不承諾数を公表していることが確認できないため、「何点で入れる」を直接知ることはできません。その代わりに、公式の「受入枠(利用可能人数)」から入りやすさの傾向を読み取るのが現実的です。今回確認した令和8年7月分の受入枠では、1歳児は0歳児に比べて受入枠ありの施設が少なく、枠が出にくい傾向が見られる一方、エリア・園による違いもあります。

大切なのは、第一希望にこだわりすぎず、通園可能な範囲で園・年齢・施設種別を広げ、年齢別の受入枠を見比べることです。最新の受入枠や配点は毎月・毎年変わるため、申込み前には必ず京都市公式サイト(受入枠)保育利用申込みの御案内で確認してください。判断に迷うときは、お住まいの区役所・支所の子どもはぐくみ室に、申込方法や必要書類、希望園の見直し方を相談してみましょう。

PULMO編集部

ママ向けオンラインコミュニティ「PULMO」編集部です。子育てに役立つ情報を、お届けします。

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