この記事は、PULMO編集部の子育て真っ最中のスタッフが書いています。豊島区の保育園、公式ページを開くと「保育園欠員状況」のPDF1本に区立18園・私立73園・地域型17園・認定こども園・居宅訪問型と112施設すべての情報がまとまっているのに、「結局、わが家が入れそうな園はどこ?」がわかりにくいですよね。
わたし自身も保活を経験しているので、同じように迷うママやパパに届くように、豊島区が公開している最新の欠員状況(令和8年6月入園選考分・5月入園利用調整後の残枠)を「知りたいところ」に絞って整理してみました。
この記事でわかること:豊島区が公開している最新の認可保育園空き数を、年齢別・エリア別にまとめています。
豊島区独特の「待機児童ゼロを継続中・入園決定率83.5%」という入りやすさを背景に、認可保育園91施設+地域型保育17施設+認定こども園・居宅訪問型=総計112施設・約695枠の規模、さらに0歳枠134枠(全体の20.7%)はシリーズで上位の比率という0歳保活に強い構成、1歳枠28枠と他区に比べて余裕がある現実まで、保活の最初の一歩として使ってもらえたらうれしいです。
※この記事の数字は、豊島区公式ページ「保育園欠員状況」の最新公開データ(令和8年6月入園選考分・令和8年4月24日更新・令和8年4月22日時点)をもとにPULMO編集部が集計したものです。これは「5月入園の利用調整後に残っている空き枠」=5月最新の現実的なデータです。空き状況は日々変動するため、申し込みの際は必ず豊島区の最新公式情報をご確認ください。
豊島区の保活で最初に知っておきたい、ふたつの真実
豊島区の保活には、ほかの区とは違う2つの大きな特徴があります。これを知らずに保活を進めると、戦略を立て直すことになりかねないので、最初にまとめて押さえておきましょう。
① 0歳枠が134枠(全体の20.7%)でシリーズ上位の比率
豊島区の最大の特徴は、0歳枠が認可保育園で134枠(全体の20.7%)と、シリーズで上位に入る比率を確保していること。北区14.3%・板橋区12.6%・中野区12.4%と比べると、0歳枠の比率が高めです。豊島区は0歳から入りたい家庭にとって、入園しやすい環境が整った区と言えます。
| 年齢 | 豊島区合算 | 全体に占める割合 |
|---|---|---|
| 0歳 | 134 | 20.7% |
| 1歳 | 28 | 4.3% |
| 2歳 | 74 | 11.5% |
| 3歳 | 117 | 18.1% |
| 4歳 | 148 | 22.9% |
| 5歳 | 145 | 22.4% |
これは、豊島区が2017年に23区で千代田区に次いで2番目に待機児童ゼロを達成し、その後の保育園新設で0歳児枠を積極的に整備してきた成果です。区内の私立保育園では生後2か月(57日)から受入可能な園が多く、「育休復帰」のタイミングに関わらず保活を組みやすいのが豊島区の強みです。
② 1歳枠も28枠と他区比で余裕
シリーズの他区と比べたとき、豊島区の1歳枠の余裕度は際立っています。
| 区 | 1歳枠数 | 難易度の目安 |
|---|---|---|
| 練馬区 | 約100枠 | 余裕あり |
| 豊島区 | 28枠 | 余裕あり |
| 中野区 | 25枠(倍率12倍) | 超激戦 |
| 北区 | 13枠 | 激戦 |
| 板橋区 | 3枠 | シリーズ最低水準 |
| 台東区 | 1枠 | シリーズ最低 |
豊島区は1歳保活でも他区より戦略を立てやすいのが特徴。西巣鴨・学びの保育園(4枠)/ミアヘルサ保育園ひびき池袋(4枠)/グローバルキッズ西巣鴨(3枠)/太陽の子池袋本町(3枠)/グローバルキッズ椎名町(3枠)など、1歳に3〜4枠出している園が複数あります。
豊島区の指数は「20+20=40点」スケール:23区の標準と同じ40点ベースですが、豊島区独自の運用として「世帯指数は両親の指数のうち低い方を採用」するルールがあります。これは「夫婦のうち働いている時間が短い側」が世帯指数になるため、共働きフルタイムが標準で、片方が短時間勤務だと不利になる仕組み。同点になった場合の優先順位は15位まで細かく設定されており、希望園は最大9施設まで記入できます。育休延長希望者には指数−40点という減点もあり、申立書による合計指数大幅減点の独自運用です。
まずはどれくらい募集が出ているの?
豊島区の認可保育施設は区立保育園18園・私立保育園73園・地域型保育17園・認定こども園1園・居宅訪問型保育3施設の合計112施設あります。最新公開時点(令和8年4月22日)で公開されている空き数は合計約695枠です。
| 施設タイプ | 施設数 | 合計枠 | 0〜2歳合計 | 3〜5歳合計 |
|---|---|---|---|---|
| 区立保育園 | 18園 | 172枠 | 49枠 | 123枠 |
| 私立保育園 | 73園 | 474枠 | 187枠 | 287枠 |
| 地域型保育(小規模・家庭的) | 17園 | 約49枠 | 49枠 | — |
| 認定こども園 | 1園 | 0枠 | — | — |
| 居宅訪問型保育 | 3施設 | — | — | — |
| 合計 | 112施設 | 約695枠 | 285枠 | 410枠 |
覚えておきたいこと:豊島区は私立保育園73園が全体の80%以上を占める「私立中心型」の区です。区立は18園と他区に比べて少なめで、その分私立認可園の選択肢が豊富。受入月齢は園ごとに「生後57日/6週/8週/6か月」などと細分化されているので、育休復帰時期との照合が重要です。地域型保育17園には小規模A型11園・B型1園・C型3園・家庭的保育2施設と多様なタイプがあります。
4月入園は一次(11月下旬締切)と二次(2月上旬締切)の2段階選考。それ以外の月は毎月1日入園のサイクルで、申込締切は前月初旬です。電子申請(マイナポータル)と郵送に対応しており、2月入園選考分はなし(1月選考の結果反映)。
年齢別に見る空き状況(令和8年6月入園選考分・最新)
豊島区全体を合算すると、「0歳20.7%/1歳4.3%/3〜5歳合計63.4%」という配分が見えます。0歳と高齢児(3〜5歳)に枠が出ている一方、1歳枠も他区より相対的に多いのが特徴です。
年齢別の空き枠数の割合(認可保育園 646枠/令和8年6月入園選考時点)
0歳クラス(134枠):シリーズ上位の余裕
0歳枠は認可保育園で134枠(全体の20.7%)。地域型保育17枠を加えると合計151枠になります。
園別に見ると駒込第一保育園(区立)8枠/池袋第一保育園(区立)6枠/長崎保育園(区立)6枠/みのり保育園(私立)6枠/めぐみ保育園(私立)6枠と、区立・私立を問わず0歳に6〜8枠出している園が複数あります。0歳保活では「希望園のうちどこかには入れる」ことを期待できる規模感です。受入月齢は園ごとに「生後57日/6週/8週/6か月」などと細分化されているので、育休復帰時期と園の受入月齢が合うかを最初に確認しましょう。
1歳クラス(28枠):他区比で圧倒的な余裕
1歳クラスは認可保育園で28枠。地域型保育17枠を加えると合計45枠になります。中野区25枠と同水準ですが、豊島区の1歳枠は申込数を伏せて公開しているため、実倍率は不明。ただし、待機児童ゼロが継続している実績から、無理のない枠数と見られます。
1歳枠の多い私立園(4枠):西巣鴨・学びの保育園・ミアヘルサ保育園ひびき池袋
1歳枠の多い私立園(3枠):グローバルキッズ西巣鴨園・太陽の子池袋本町保育園・グローバルキッズ椎名町園
1歳枠2枠の私立園:ニチイキッズかみいけぶくろ保育園・いけぶくろこころ保育園・みのり保育園
地域型保育では南大塚早樹保育園(4枠)/目白らるスマート保育所(4枠)/ドリームキッズすがも保育園(3枠)/みんなのみらい大塚園(2枠)などにまとまった枠が出ています。
2歳クラス(74枠):小規模卒園組の動きが出る年齢
2歳クラスは認可保育園で74枠(全体の11.5%)。地域型保育15枠を加えると合計89枠になります。池袋第二保育園(区立/5枠)/太陽の子池袋本町(5枠)/キッズガーデン西巣鴨(3枠)/東進ポップキッズ大塚(3枠)/コンビプラザ駒込ちどり(3枠)/ベネッセ雑司が谷(3枠)などにまとまった枠が出ています。
豊島区は地域型保育(小規模・家庭的)が17園あり、ここから3歳進級時に認可へ転園する家庭が一定数います。地域型保育の卒園組の動きで、3歳進級前のタイミングで枠が動きやすい年齢です。
3〜5歳クラス(合計410枠):選択肢が一気に広がる
3歳以上のクラスは合計410枠と、全体の63.4%を占めています。新規入園・転園希望者にとって園を選びやすい状況です。
3〜5歳でまとまった枠が出ているのは、太陽の子巣鴨駅前(4歳6・5歳8枠)/めぐみ保育園(5歳6枠)/にじいろ保育園落合南長崎(3歳5・5歳5枠)/東進ポップキッズ大塚(3歳4・4歳3枠)/駒込第三(区立/4歳7・5歳9枠)/西巣鴨第三(区立/4歳7枠)/巣鴨第一(区立/4歳7枠・改築中)など。幼稚園からの切り替えや、認証保育所からの転園も含めて、検討の余地が大きい年齢帯です。
各園のくわしい数字は、豊島区公式の「保育園欠員状況」ページからご覧いただけます。
4エリアで見る、入りやすさ(令和8年6月入園選考分)
豊島区はコンパクトな区で公式の地域区分はありませんが、駅・町名でざっくり「巣鴨・大塚」「池袋」「西池袋・目白」「長崎・千川」の4エリアに分かれます。それぞれの街の雰囲気もまったく違うので、わが家の生活圏で考えてみましょう。
エリアごとの規模を、横棒グラフでも見てみましょう。
池袋エリア(203枠・28施設)
豊島区の中心、JR池袋駅・東池袋駅・上池袋・池袋本町・雑司が谷を含むエリア。JR山手線・埼京線、東京メトロ丸ノ内線・有楽町線・副都心線、東武東上線、西武池袋線が交差する区内最大の交通結節点で、商業集積も最大規模です。
このエリアの代表例として、池袋第一保育園(区立/0歳6枠)/池袋第二保育園(区立/2歳5・3歳6・4歳5枠)/めぐみ保育園(私立/0歳6・5歳6枠)/いけぶくろこころ保育園(私立/0歳5・3歳4枠)/太陽の子池袋本町保育園(私立/1歳3・2歳5枠)/みのり保育園(私立/0歳6・3歳4枠)などがあります。0歳枠は50枠(4エリア最多)、1歳枠は14枠と、新規入園に最も適したエリアです。
巣鴨・大塚エリア(165枠・19施設)
JR山手線「駒込駅」「巣鴨駅」「大塚駅」、都営三田線「巣鴨駅」「西巣鴨駅」周辺の区東部エリア。「おばあちゃんの原宿」と呼ばれる巣鴨地蔵通り商店街や、駒込・大塚の落ち着いた住宅街があります。
このエリアの代表例として、駒込第一保育園(区立/0歳8枠)/巣鴨第一保育園(区立・改築中/4歳7枠)/駒込第三保育園(区立/4歳7・5歳9枠)/コンビプラザ駒込ちどり保育園(私立/0歳4・2歳3枠)/太陽の子巣鴨駅前保育園(私立/4歳6・5歳8枠)/若草保育園(私立/0歳5枠)などがあります。0歳と高齢児(4・5歳)の選択肢が豊富なエリアです。
長崎・千川エリア(154枠・26施設)
西武池袋線「東長崎駅」「椎名町駅」、東京メトロ有楽町線・副都心線「千川駅」周辺の区西部エリア。住宅街中心で、子育て世帯に人気の落ち着いた地域です。
このエリアの代表例として、長崎保育園(区立/0歳6枠)/南長崎第二保育園(区立/4歳5枠)/おはよう保育園椎名町(私立/0歳5枠)/にじいろ保育園落合南長崎(私立/3歳5・5歳5枠)/愛の家(私立/3歳4枠)/千早子どもの家(私立/0歳5枠)などがあります。0歳37枠が出ているなど、新規入園で選択肢が広いエリアです。
西池袋・目白エリア(124枠・18施設)
JR山手線「目白駅」、西武池袋線「椎名町駅」、東京メトロ副都心線「雑司が谷駅」周辺の区南西部エリア。学習院大学・立教大学などの文教地区で、目白の高級住宅街と西池袋のマンションが混在する落ち着いた地域です。
このエリアの代表例として、西池袋第二保育園(区立/4歳4枠)/目白第一保育園(区立/0歳3・2歳4枠)/グローバルキッズ西池袋園(私立/3歳5・5歳5枠)/目白ひかり保育園(私立/0歳3・5歳5枠)/グローバルキッズ椎名町園(私立/1歳3・4歳3枠)などがあります。4エリアで最も枠数が少なめですが、文教地区として人気の園が多いのが特徴です。
公式ページを開いたあとの3ステップ
- 「保育園欠員状況」のPDF1本を最後まで目を通す。豊島区は区立・私立・地域型・認定こども園・居宅訪問型がすべて1本のPDFにまとまっているので、認可だけでなく地域型保育まで含めて把握します。
- 各園の「延長区分」と「0歳児保育」欄を確認する。豊島区は園ごとに延長保育の終了時刻(19時15分/20時15分/21時15分など)と0歳児受入週齢(6週/8週/6か月など)が細かく公開されています。
- わが子の年齢の列だけに注目し、希望園に直接問い合わせる。気になる園が見つかったら、見学予約と一緒に最新の空き情報を直接確認するのが早道です。
この数字、わが家ではどう判断すればいい?
0歳で入園を考えているママ・パパへ
- 0歳枠は認可で134枠、地域型を加えて151枠とシリーズ上位の余裕。駒込第一8枠/池袋第一・長崎・みのり・めぐみ各6枠など、空き枠の多い園が複数あります。
- 受入月齢(生後57日/6週/8週/6か月)が園ごとに異なるので、育休復帰時期と合わせて検討しましょう。
1歳で入園を考えているママ・パパへ
- 1歳クラスは認可で28枠、地域型を加えて45枠と他区比で余裕あり。西巣鴨・学びの保育園・ミアヘルサ保育園ひびき池袋(各4枠)などまとまった枠が出ている園が複数。
- 地域型保育では南大塚早樹(4枠)・目白らるスマート(4枠)・ドリームキッズすがも(3枠)なども選択肢になります。
2歳で入園を考えているママ・パパへ
- 2歳クラスは認可で74枠。地域型保育17園の卒園組の動きで、3歳進級前のタイミングで枠が動きやすい年齢です。
- 池袋第二(5枠)・太陽の子池袋本町(5枠)・キッズガーデン西巣鴨・東進ポップキッズ大塚・コンビプラザ駒込ちどり・ベネッセ雑司が谷(各3枠)など、まとまった枠が出ています。
3歳以上で新規入園・転園したいママ・パパへ
- 3〜5歳は合計410枠と、選択肢が一気に広がります。太陽の子巣鴨駅前・めぐみ保育園・にじいろ保育園落合南長崎・駒込第三(区立)・西巣鴨第三(区立)など、まとまった枠の園を中心に検討できます。
あわせて、入園後にかかる費用感や支援制度については豊島区の保育園利用調整指数まとめもご覧ください。
完璧な園選びを目指しすぎないで。保活は「わが家の暮らしやすさ」とのバランス。数字に出ない要素も立派な判断材料です。まずは選択肢を広げるところから始めましょう。
申し込み前に知っておきたい豊島区ルール
- 標準指数は「20+20=40点」:23区標準と同じ40点ベースだが、世帯指数は両親の指数のうち低い方を採用する独自運用。共働きフルタイム標準で、片方が短時間勤務だと世帯指数が下がる。
- 同点時の優先順位は15位まで設定:豊島区民であること・緊急性が高い世帯・「入園申込み」(区外在籍からの転入希望)・年齢制限がある施設の卒園に伴う申込み(小規模卒園組)など、15項目で細かく順位付け。
- 希望園は最大9施設まで記入可能:他区(中野区10施設・板橋区20施設)と比べてやや少なめ。
- 育休延長希望者には指数−40点の独自減点:申立書による合計指数大幅減点で、利用調整での選考に大きく影響する仕組み。
- 申請有効期限は受理から6か月:5月以降も継続して入園希望の場合は再申請必要。
- 申込締切は前月初旬必着:毎月1日入園で、電子申請(マイナポータル)と郵送に対応。2月入園選考分はなし(1月選考結果反映)。
- 4月入園選考は2段階:一次(11月下旬)・二次(2月上旬)。
- 入園決定率は83.5%(2024年実績):5年連続で高水準を保ち、待機児童ゼロを継続中。新宿至近の好立地で23区19位(倍率2.73倍)の入りやすさ。
- 地域型保育17園が充実:小規模A型11園・B型1園・C型3園・家庭的保育2施設・居宅訪問型3施設の選択肢が豊富。
