【2026年5月最新】港区の保育園空き状況を年齢・地域別にやさしく整理

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この記事は、PULMO編集部の子育て真っ最中のスタッフが書いています。港区の保育園、公式ページの数字を見ていても「結局、わが家が入れそうな園はどこ?」がわかりにくいですよね。わたし自身も保活を経験しているので、同じように迷うママやパパに届くように、港区が公開している2026年5月時点の最新データを「知りたいところ」に絞って整理してみました。

この記事でわかること:港区が2026年3月23日に公開した最新の空き状況を、年齢別・5地区別・施設タイプ別にまとめています。公式ページを読み解く時間のないママ・パパの、最初の一歩として使ってもらえたらうれしいです。

※この記事の数字は、港区公式ページ「区立・私立保育園空き状況」(2026年3月23日更新/令和8年5月入所向け)をもとにPULMO編集部が集計したものです。募集状況は日々変動するため、申し込みの際は必ず港区の最新公式情報をご確認ください。なお、6月入所に向けた空き状況は2026年4月20日以降に更新されます。

「44点スタート」って何?港区の保活がちょっと特別な理由

港区の保活で最初に知っておきたいのは、選考指数の満点がほかの区と違うということです。多くの区では、両親フルタイム共働きの場合「20点+20点=40点」がスタートライン。ところが港区は「22点+22点=44点」からのスタートになります。

これは港区独自の指数設計で、就労状況の評価が他区よりやや細かく分かれているため。ですので、ほかの区での点数感覚で「うちは40点だから安全圏」と判断してしまうと、港区では話が変わってきます。

他区の標準(例:品川・新宿・渋谷など) 父:20点 フルタイム 母:20点 フルタイム 合計 40点 スタート 港区の標準 父:22点 フルタイム 母:22点 フルタイム 合計 44点 スタート 他区の感覚で「40点で安心」と思っていると、港区では並か少し下になることも。 港区民税の階層・在住年数なども含めた総合戦が大切です

また、港区の空き状況表では「22以下」「非公開」「」といった独自の表記が登場します。「22以下」は最低指数が22点以下だったということで、これが出ている園は比較的余裕がある園と読めます。ただし、その園にだけ希望が集中したわけではなく、他区から見ると「44点スタート」のなかで判断する必要があるので、表記だけで安心するのは禁物です。

まずはどれくらい募集が出ているの?

港区では、2026年5月入所に向けて認可保育園・認定こども園で合計1,410枠の空きが公開されています。これに小規模保育(10施設40枠)と、港区独自の「港区保育室」(9室117枠)を加えると、施設の選択肢はかなり豊富です。

施設タイプ 募集規模 対象年齢 特徴
認可保育園 1,389枠
(92園)
0〜5歳 区立10園・私立82園と選択肢が豊富
認定こども園 21枠
(1園)
0〜5歳 芝浦アイランドこども園のみ
小規模保育 10施設
40枠
0〜2歳 少人数で家庭的な環境
港区保育室 9室
117枠
0〜5歳 港区独自。認可と保育内容はほぼ同じ
元麻布保育園
(医療的ケア児・障害児)
1園
15枠
1〜5歳 23区でも珍しい医療的ケア対応

注目したいのは、港区保育室の存在です。これは港区が独自に運営している保育施設で、認可保育園と同じ申込み窓口・同じ保育料体系で利用できます。「認可と認可外のはざまにある選択肢」というよりは、認可とほぼ同じ位置づけで考えていい施設なので、認可と一緒に希望に書いておくのが基本姿勢になります。

年齢別に見る空き状況(2026年5月入所分)

認可保育園と認定こども園を合わせた1,410枠を年齢別に分解すると、年齢によって空き状況が大きく違うことが見えてきます。

港区 認可保育園+認定こども園 年齢別空き枠構成(全1,410枠) 0歳 14.4% 1歳 91枠(6.5%) 最も狭い年齢 2歳 9.3% 3歳 25.3% 4歳 21.3% 5歳 23.2% ※認定こども園(芝浦アイランドこども園)の保育認定(2・3号)枠を含む ※「ー」表記(クラスなし)の園は集計から除外

0歳クラス(203枠):園によって受入月齢が違います

港区の0歳枠は203枠。港区全体の年齢別では14.4%にあたります。ただし、0歳枠を希望する場合は受入月齢の確認が大事です。港区の認可保育園は園ごとに受入月齢が違っていて、生後57日から受け入れる園もあれば、生後5ヶ月、生後8ヶ月、満1歳からの園もあります。

育休からの復帰時期と園の受入月齢が合わないと、希望に書いていても入れないので、受入月齢は必ず園ごとにチェックしておきましょう。

1歳クラス(91枠):もっとも空きが出にくい年齢

1歳クラスは91枠で、全年齢のなかで最も狭い年齢になっています。全体のわずか6.5%。これは、ほとんどの保育園で「0歳から1歳に進級する在園児」が定員を埋めてしまうからです。

1歳クラスで空きが出ている園を見ると、麻布地区のアイグラン保育園元麻布(5枠)、芝浦港南地区のグローバルキッズ港南保育園(13枠)、トレジャーキッズしばうら保育園(9枠)など、定員規模が大きい園に集中する傾向があります。

1歳での入園を考えている場合、港区の育児休業明け入所予約制度の活用も検討する価値があります。これは、0歳児クラスで入所予約を取っておき、1歳になるタイミングで予約園に入所する仕組み。1歳4月入園よりも申込みのタイミングを早めることで、確実性を高める制度です。具体的なイメージは、こんな流れになります。

育児休業明け入所予約制度の流れ(イメージ)

1歳4月入園が厳しい港区で、確実性を高めるための仕組み

ステップ タイミング このときに動くこと

出産・育休スタート
0歳児クラスが対象の時期 育休を取得しながら予約申請の準備を進めます。出生月の翌月末日が申請締切日なので、出産直後に動き出すスケジュール感です。

予約申請&抽選
申請後、区が抽選で予約園を決定 実施園のなかから予約園が決まります。通常の利用調整より前倒しで決定するのがポイント。

0歳の間は育休継続
予約園は確保したまま0歳期間を過ごす 0歳児クラスは入園せず、育休を継続。予約園は1歳になるまでキープされる仕組みです。

1歳の誕生日後に入所
復職タイミングで予約園にそのまま入所 予約園に確実に入所。通常の1歳4月入園の激戦をスキップできるのが最大のメリットです。

この制度を使うときの注意点

  • 対象は0歳児クラス→1歳児クラスへの予約のみ。それ以外の年齢では使えません
  • 実施園は限られていて、希望できる園が制度対象園に含まれているか要確認
  • 抽選なので確実に予約が取れるわけではありませんが、当選すれば1歳4月の激戦をスキップできます
  • 予約後に通常の認可保育園を申し込むことも可能(併願可)

「1歳91枠の壁」を回避するための、港区が用意している正攻法のひとつです。

2歳クラス(131枠):小規模園卒園組のチャンス期

2歳クラスは131枠で、全体の9.3%。1歳クラスよりは空きがあります。港区の小規模保育施設は2歳までで卒園するため、3歳のタイミングで連携園や認可園に進むケースが多く、ここで空きが少しずつ動きます。

3〜5歳クラス(合計985枠):比較的ゆとりのある年齢帯

3歳以上のクラスは合計985枠と、全体の約7割を占めています。3歳児クラス357枠、4歳児クラス301枠、5歳児クラス327枠と、どの年齢でも一定の空きが出ているのが特徴です。途中入園や転園を考えるママ・パパにとっては、選択肢が広がりやすい年齢帯と言えます。

5地区で見る、入りやすさ(2026年5月入所分)

港区は地理的にも文化的にも、5つの地区にはっきり分かれています。区が公式に採用している区分は、芝・麻布・赤坂・高輪・芝浦港南の5地区です。それぞれの地区で空き状況が大きく違うので、まずは地理から把握してみましょう。

港区5地区マップ(PULMO編集部による模式図) N 麻布 328枠 六本木・南麻布 赤坂 165枠 298枠 芝公園・新橋 高輪 273枠 白金・白金台 芝浦港南 346枠 芝浦・港南・台場 ※区が公式採用している5地区区分です ※枠数はPULMO編集部の集計(認可+認定こども園) ※模式図のため境界・形状は実際と異なります

港区を保活の視点で見るとき、もう一つ大事なのが「地形と送迎スタイルの違い」です。同じ港区でも、高輪・白金・麻布・赤坂といった山の手エリアと、芝浦・港南・台場のベイエリアでは、毎日の送迎風景がまったく違います。地理感覚として知っておくと、希望園を選ぶときの判断材料になります。

港区の二つの顔:山の手エリア vs ベイエリア

同じ港区でも、地形と送迎スタイルがまったく違います

山の手エリア
赤坂・麻布・高輪・白金台
ベイエリア
芝浦・港南・台場・芝

地形・街並みのイメージ

起伏のある住宅街で、坂道が多いのが特徴。低層〜中層の戸建て・マンションが中心で、緑も多く落ち着いた雰囲気です。

地形・街並みのイメージ

運河・東京湾に面した平坦なエリアで、タワーマンションが立ち並びます。道幅が広く、街区がはっきりしているのが特徴です。

送迎の特徴

  • 坂道が多く、ベビーカー押しが体力勝負
  • 緑が多く、落ち着いた住宅街
  • 駅から園まで距離がある園も多い
  • 雨の日の坂は要注意(電動アシスト推奨)
  • 商店街・公園は地区ごとに点在
  • 車社会ではないので、自転車が主力

「徒歩+自転車+バス」が日常

送迎の特徴

  • タワマン1階に保育園が入っている園も
  • 道が広く平坦、ベビーカー押しが楽
  • ゆりかもめ・JR沿線で駅近の園も多い
  • 海沿いで風が強い日は要注意
  • 商業施設が集約されていて生活動線が短い
  • 共働き世帯の流入が多く同世代が多い

「マンション内+徒歩」で完結する家庭も

どちらが良い・悪いではなく、家庭のライフスタイルとどちらが合うかの問題です。「自転車送迎は得意だけど坂はちょっと…」というご家庭はベイエリアの方が日々の負担が軽く、「閑静な住宅街で子どもを育てたい」というご家庭は山の手エリアが合うかもしれません。希望園を選ぶときは、地図上の距離だけでなく、こうした毎日の送迎風景もイメージしておくと、入園後のミスマッチを減らせます。

地区ごとの規模を、横棒グラフでも見てみましょう。

港区5地区別 空き枠数(認可+認定こども園、2026年5月入所分) 芝浦港南 346枠 麻布 328枠 298枠 高輪 273枠 赤坂 165枠 ※赤坂地区は園数も少ないため、希望者の動きで状況が変わりやすい地区です

芝浦港南地区(346枠)

港区でもっとも空き枠が多い地区です。芝浦・港南・台場のタワーマンションエリアを抱え、しばうら保育園(25枠以上)、グローバルキッズ港南保育園(44枠以上)、トレジャーキッズしばうら保育園(28枠以上)など、定員規模の大きい園が並んでいます。地区の特性として、共働き世帯の流入が多く、その分受け皿も整備されている地域です。

麻布地区(328枠)

南麻布・西麻布・元麻布・六本木と、文化的な多様性のある地域。20園以上の認可保育園が集まっており、選択肢の幅が広いのが特徴です。麻布十番駅周辺は特に園が密集していて、複数の希望園を組み合わせやすい地区。

芝地区(298枠)

芝公園・新橋・浜松町・虎ノ門・三田を含む地区。15園の認可保育園に加え、汐留サーノ保育園など大型施設も。オフィス街と住宅街が混在しているため、通勤動線に組み込みやすい園も多くあります。

高輪地区(273枠)

高輪・白金・白金台のエリア。22園と、認可保育園の数では港区最多です。高輪ゲートウェイ駅周辺の新しい園(ポピンズナーサリースクールそら/うみ)も加わり、選択肢が広がっています。

赤坂地区(165枠)

港区5地区のなかではもっとも枠数が少ない地区。赤坂・南青山・青山と、面積もコンパクトで園数も12園と少なめ。空き枠も他地区の半分程度なので、赤坂地区にこだわる場合は、隣接する麻布・芝地区も希望に入れておくのが現実的な戦略です。

認可以外の選択肢も知っておこう

港区では、認可保育園以外にも複数の選択肢があります。それぞれ特徴が違うので、家庭のライフスタイルに合わせて検討しておくと安心です。

港区保育室(9室・117枠):港区独自の受け皿

港区独自の制度で、認可保育園とほぼ同じ位置づけで運営されています。認可と同じ申込み窓口・同じ保育料体系・同じ利用調整。違いは「区が独自に設置した施設」であることだけ。芝・赤坂・高輪・芝浦港南の4地区に9室あり、合計117枠と、規模としても無視できない受け皿です。

「認可だけ希望して、認可外は別途申込み」という保活戦略でも、港区保育室は認可と同じ枠で扱えるので、希望リストに入れない理由はありません。

小規模保育施設(10施設・40枠):0〜2歳の少人数保育

小規模保育は定員19名以下の保育施設で、0〜2歳児クラスを対象にしています。職員1人あたりの子どもの数が少なく、家庭的な雰囲気で過ごせるのが魅力。3歳以降は連携園に進む形になります。

認定こども園(1園・21枠):芝浦アイランドこども園

港区にある認定こども園は芝浦アイランドこども園のみ。保育認定(2・3号)の空き枠としては21枠が公開されています。3歳児4枠、4歳児12枠、5歳児5枠と、3歳以上で空きが多めです。

元麻布保育園(医療的ケア児・障害児クラス):23区でも珍しい受け皿

元麻布保育園には、医療的ケア児・障害児クラスが設置されています。空き15枠(定員20枠)と、医療的ケアを必要とするお子さんを受け入れる体制が整っています。23区のなかでも医療的ケア児の認可保育園での受け入れは限られているので、該当するご家庭にとっては貴重な選択肢です。

この数字、わが家ではどう判断すればいい?

ここまで見てきた数字を、わが家の状況に当てはめてみましょう。年齢別に判断のヒントをまとめます。

0歳で入園を考えているママ・パパへ

0歳枠は203枠あって、年齢別では中規模。受入月齢が園ごとに細かく違うため、育休復帰の時期と園の受入月齢が合うかを最優先で確認しましょう。生後57日から受け入れる園と、生後8ヶ月以降の園では、申し込める時期が変わります。

また、港区には育児休業明け入所予約制度があり、0歳のうちに「1歳になったら入所する予約」を取る仕組みがあります。1歳クラスの入園が厳しい港区では、検討する価値の高い制度です。

1歳で入園を考えているママ・パパへ

1歳クラスは91枠(全体の6.5%)と最狭。希望順位は選考に影響しないので、通園可能な範囲内で多めに希望を書くことが基本姿勢になります。地理的には芝浦港南地区・麻布地区に大型園が多いので、ここを中心に希望を組み立てるのが現実的。

あわせて、港区保育室・小規模保育・認証保育所など、認可以外の選択肢も並行して進めておくと、待機リスクを下げられます。

2歳で入園を考えているママ・パパへ

2歳クラスは131枠で、1歳よりは選択肢が広がります。小規模保育卒園のお子さんが3歳のタイミングで連携園に動くため、その動きで2歳枠が一定数開く傾向があります。

3歳以上で新規入園・転園したいママ・パパへ

3歳以上は合計985枠と、選択肢がぐっと増えます。途中入園・転園を考えている場合、地区にこだわらずに探せば候補は見つかりやすい年齢帯です。芝浦アイランドこども園のような認定こども園も、3歳以上で空きが多めなので選択肢として有効です。

共通して意識したいこと

港区は「44点スタート」がベースなので、他区での経験や情報をそのまま当てはめると判断を誤ることがあります。同じ「フルタイム共働き」でも、港区では44点が標準値。そこからの加点(きょうだい同園、認可外利用実績など)で差をつける戦いになります。

申し込み前に知っておきたいこと

最後に、港区の保活で大事なポイントを実務面からまとめます。

申込締切は入園希望月の前々月

港区の認可保育園は、入園希望月の前々月の上旬が申込締切日になっています。たとえば6月入所なら4月3日が締切日でした。締切日は前後する月もあるので、必ず公式ページで確認してから準備を進めましょう。

「22以下」「非公開」表記の読み方

港区の最低指数公開ページでは「22以下」「非公開」といった表記が出てきます。「22以下」はその園で内定した人の最低指数が22点以下だったということで、比較的入りやすかった園と読めます。「非公開」は内定者が1〜2名で個人特定の懸念があるため非公開、という意味です。

育児休業明け入所予約制度の活用

港区独自の制度で、0歳のうちに「1歳になったタイミングで入所する」予約を取れる仕組みです。1歳の4月入園が厳しい港区では、この制度で確実性を高めるのが定番の作戦になっています。

港区外在住の方は申込制限あり

港区外にお住まいで港区の認可保育園を希望する場合、申込制限があります。詳細は「保育園入園のごあんない令和8年度版」の5ページに記載されているので、該当する場合は事前に確認しましょう。

オンライン申請(電子申請)も使えます

窓口・郵送だけでなく、電子申請も対応しています。混雑時期(4月入所申込み期)は窓口が混みやすいので、電子申請も検討に入れておくとスムーズです。

公式情報・参照元リンク

この記事の数字や情報は、すべて港区の公式情報をもとに集計しています。最新の情報は必ず公式ページでご確認ください。

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PULMO編集部

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