「うちは学童に入れるのかな」「指数って何点必要なんだろう」「もし落ちたらどこに預けたらいい?」——杉並区で小学校入学を控えるご家庭が、毎年同じように抱える不安です。
この記事では、令和8年度の学童クラブ入会案内をPULMOが整理し、次の流れで読めるようにまとめました。
- 令和9年度から対象学年が変わる話(まず押さえておきたい)
- 指数のしくみと世帯パターン別の入りやすさ(本題)
- 進級と継続利用の壁(4年生以降の不安)
- 申請から入会までの流れと書類の準備
- 全55クラブ一覧・費用・入れなかったときの選択肢
出典:杉並区子ども家庭部児童青少年課「杉並区学童クラブ入会案内 令和8年度入会版」(令和7年11月15日発行)
令和9年度から対象学年が変わります
本題に入る前に、現1〜2年生のいるご家庭に知っておいてほしい変更があります。
これまで学童クラブは小学1〜6年生+障害等のあるお子さんが対象でしたが、令和9年度からは原則として小学1〜3年生+障害等のあるお子さんに縮小されます。背景は「放課後等居場所事業」の拡大で、令和7年度は20校、令和8年度は10校追加、令和9年度はさらに9校で開始される予定です。
つまり、令和8年度に1年生で入会するお子さんが4年生になる令和11年度には、学童クラブを継続利用できる前提が変わっている可能性があります。詳しくは進級と継続利用の壁でまとめます。
指数のしくみ
杉並区の学童クラブは、申請数が受入数を超えた場合に指数の高い順に入会が決まります。計算式はシンプルです。
基準指数(保護者の状況)+ 調整指数(世帯と学年) = 合計指数
合計が5以上で初めて入会要件を満たし、5未満だと申請しても入会できません。
基準指数:保護者の状況で決まる
保護者のうち低い方の数値が採用されます。共働き世帯は、両方が就労条件を満たしていれば10点になります。
| 保護者の状況 | 指数 |
|---|---|
| 就労(月〜土に3日以上、1日4時間以上) | 10 |
| 長期入院、常時臥床の自宅療養、重度の障害 | 10 |
| 要介護4・5の方を自宅外で介護 | 10 |
| 就学・職業訓練(就労に準じる条件) | 8 |
| 要介護4・5の方を自宅内で介護 | 6 |
就労条件の細かい判定(勤務時間の開始・終了時間など)は、必要書類とその書き方でまとめます。
調整指数:世帯と学年で加減点
家庭の事情や進級によって加点と減点が入ります。学年の影響が大きく、「進級と継続利用の壁」につながる部分です。
| 条件 | 調整指数 |
|---|---|
| 保護の必要な日が週6日 | +1 |
| 保護の必要な日が週5日 | 0 |
| 保護の必要な日が週4日 | −1 |
| 保護の必要な日が週3日 | −3 |
| ひとり親世帯(1・2年生) | +2 |
| ひとり親世帯(3〜6年生) | +1 |
| 障害等のあるお子さん | +3 |
| 1年生 / 2年生 / 3年生 | +2 / 0 / −2 |
| 4年生 / 5・6年生 | −4 / −5 |
| 利用料を3か月以上滞納 | −3 |
たとえば共働きフルタイム+1年生だと、10+2=12点。逆に共働きフルタイム+5年生だと、10−5=5点で入会要件の最低ラインに張りつきます。同じ「共働きフルタイム」でも7点の差が出る、という構造です。
世帯パターン別、入りやすさの目安
指数の構造から、ご家庭の状況別の入りやすさを整理します。杉並区は過去のボーダー指数を公開していないため、ここでの判定は「指数の構造と、同一指数時の優先順位ルール」から読み取れる傾向です。あくまで目安としてご覧ください。
共働きフルタイムの場合
もっとも数が多いパターンです。学年で景色が大きく変わります。
| 学年 | 合計指数 | 入りやすさ |
|---|---|---|
| 1年生 | 12点 | ほぼ入れる |
| 2年生 | 10点 | ほぼ入れる |
| 3年生 | 8点 | 競争次第 |
| 4年生 | 6点 | 厳しい |
| 5・6年生 | 5点 | 要件ぎりぎり |
3年生以降は、新1年生(12点)と同じクラブを希望して競争になると不利です。4年生以降は希望のクラブに入れない可能性も視野に入れて、放課後等居場所事業や民間学童など別の選択肢も検討しておくと安心です。
ひとり親世帯の場合
ひとり親加点が効くため、共働きより全体的に有利です。
- 1〜2年生:14点(ほぼ確実に入れる)
- 3年生:9点(共働き3年生より1点高い)
- 4年生:7点(共働き4年生より1点高い)
- 5・6年生:6点(共働きより1点高い)
とくに高学年では、この1点の差が入会の可否を分ける場面があります。単身赴任中・離婚調停中・配偶者の虐待による逃避なども、ひとり親世帯と同じ扱いになります。
パートタイム勤務がある場合
夫婦のどちらか一方がパートタイムで、保護の必要な日が週3〜4日になる世帯は、調整指数のマイナスが効いてきます。
- 片方が週4日勤務+1年生:10+2−1=11点
- 片方が週3日勤務+1年生:10+2−3=9点
このパターンで気をつけたいのは指数だけではありません。お子さんの出席日数の要件(3日以上、1年生は2日以上)もクリアできるかが論点になります。週3日勤務の世帯は、習い事や塾と組み合わせて出席日数を計算する場面で、申請前に学童クラブへ相談しておくのが安心です。
特別な支援が必要なお子さんの場合
養護学校等の特別支援学校・特別支援学級に在籍するお子さん、または愛の手帳などの療育手帳を持っているお子さんは、調整指数+3。1年生でも6年生でも、学年による減点が適用されません。
- 1年生:10+2+3=15点
- 6年生:10+3=13点
ただし通常の指数審査とは別に、「特別支援児童入会審査会」での審査があります。集団育成の可否や必要な介助内容も含めて判断されるため、入会面接の際にお子さんの状況を伝えて、必要な書類を確認しておきます。
進級と継続利用の壁
学童クラブには、保育園と決定的に違う点があります。1年生で入会できても、進級するたびに継続利用が厳しくなる構造です。
毎年指数が下がっていく
共働きフルタイム世帯(基準指数10)の合計指数を学年で並べると、次のように下がります。
| 学年 | 合計指数 | 前年からの変化 |
|---|---|---|
| 1年生 | 12点 | — |
| 2年生 | 10点 | −2 |
| 3年生 | 8点 | −2 |
| 4年生 | 6点 | −2 |
| 5年生 | 5点 | −1 |
区が継続利用を希望する世帯にも毎年申請を求めているのは、この指数構造と関係しています。空きがあれば継続できますが、新1年生(12点)の申請が多いクラブでは、上の学年が押し出される可能性があります。
放課後等居場所事業への移行が前提に
区が想定しているのは、低学年は学童クラブ、中・高学年は放課後等居場所事業、という役割分担です。冒頭の通り、令和9年度からは学童クラブの対象が原則1〜3年生+障害等のあるお子さんに縮小される予定で、4年生以上は放課後等居場所事業に移行する設計です。
放課後等居場所事業は、学校内のスペースを使った無料の居場所で、保護者の就労等は問いません。平日は放課後〜18時、長期休業中は午前8時〜18時で過ごせます。学童クラブとの主な違いは次のとおりです。
| 項目 | 学童クラブ | 放課後等居場所事業 |
|---|---|---|
| 利用要件 | 保護者の就労等が必要 | なし(誰でも) |
| 利用料 | 月額4,000円+おやつ代 | 無料 |
| 出欠管理 | あり | なし(入退室通知のみ) |
| おやつ | あり | なし(令和9年度から提供予定) |
| 利用時間 | 下校後〜18時(延長19時) | 放課後〜18時 |
今のうちにやっておきたいこと
令和8年度に1〜2年生のお子さんがいるご家庭は、これからの数年で放課後の環境が変わる可能性があります。今からできる準備を3つに整理しました。
- 通学する小学校での放課後等居場所事業の実施状況を確認する。令和7年度は20校、令和8年度は10校、令和9年度は9校で新たに開始される予定です。お子さんの学校がいつ始まるかで、4年生以降の選択肢が変わります。
- 4年生以降の習い事・塾・民間学童を早めにリサーチする。学童クラブから別の場所への移行は、お子さんにとっても環境の変化が大きい。今のうちから少しずつ視野に入れておきます。
- きょうだいの学年差を整理する。下のお子さんが1年生になる年に、上のお子さんが何年生でどんな状況になるか。家族のスケジュールとして書き出してみると、見通しが立てやすくなります。
申請から入会までの流れ
ここからは具体的な申請の段取りに入ります。令和8年4月1日からの入会(当初入会)のスケジュールは次のとおりです。
| 時期 | やること |
|---|---|
| 令和7年11月15日〜 | 申請書類の配布開始・入会面接の予約受付開始 |
| 令和7年12月1日〜令和8年1月20日 | 入会申請の受付(希望するクラブに直接持参) |
| 令和7年12月1日〜令和8年1月22日 | 入会面接(初めて入会するお子さんが対象、要予約) |
| 令和8年2月20日付け | 入会等承認(不承認)通知書の発送 |
| 令和8年3月 | 入会説明会・各種書類の提出 |
| 令和8年4月1日 | 入会(朝8時から利用可能) |
受付時間は、月〜金が午前10時〜午後6時、土曜が午前9時〜午後5時です。日曜・祝日・年末年始(12月28日〜1月4日)はお休みです。
気をつけたいのは、書類に不備があると一度すべて返却されることです。1月20日午後6時を過ぎると随時入会の扱いになり、当初入会で申請した方の後に審査されます。お子さんや保護者の体調不良で予約日に面接ができないケースも毎年あるため、区も12月中の提出と面接を推奨しています。「申請は1月20日まで」ではなく「申請は12月中に済ませる」と覚えておくのが安心です。
必要書類とその書き方
申請には、入会申請書1枚と、保護者の状況を証明する書類を双方の分そろえて提出します。状況によって書類が変わります。
就労条件の判定
その前にひとつ。就労による申請の場合、勤務時間が次の判定条件を満たしていることが要件です。通勤時間や時間外勤務は含みません。
| 区分 | 勤務開始 | 勤務終了 |
|---|---|---|
| 月〜金(1・2年生、障害等のあるお子さん) | 18時以前 | 14時30分以降 |
| 月〜金(3年生以上) | 17時以前 | 16時以降 |
| 夏休みなど学校休業期間中 | 13時以前 | 12時以降 |
| 土曜日 | 13時以前 | 12時以降 |
夜間就労(22時〜翌5時の間に4時間以上勤務)の方は、勤務終了時間に睡眠・休息のための8時間を加えて計算する特例があります。
会社勤めの場合
勤務先に「就労証明書」を記入してもらいます。区所定の様式が基本ですが、同じ内容なら勤務先所定の様式でも構いません。依頼するときの注意点は次の3つです。
- 令和7年11月15日以降に作成されたもので、令和8年4月1日以降の状況がわかるもの
- シフトやフレックスの方は、標準的な勤務日・時間を記入してもらう(難しい場合は連続4週間の実績を添付)
- 育児時間で短時間勤務の方は、短縮されている実際の勤務時間を記入してもらう
自営業・個人事業主の場合
自分自身が証明者になります。区所定の「就労状況申告書」を自分で記入し、客観的な裏づけ書類を添付します。業種ごとの添付例は次のとおりです。
- 飲食店経営:保健所発行の飲食店営業許可の写し+営業時間のわかるチラシ
- 個人医院・歯科医院:開設届の写し+診療時間のわかる診察券
- 会社経営:営業許可証の写し+会社のチラシ
- フリーライター・翻訳業:契約書の写し+執筆した書籍や記事(署名入り)
- 個人請負:契約書の写し+受注票
令和7年度発行の「履歴事項全部証明書」や「現在事項全部証明書」があれば、これだけで足ります。
疾病・障害・看護介護・就学の場合
就労以外の事情は、状況に応じて書類が変わります。
- 疾病(入院・療養中):申出書+診断書(原本)または入院計画書。診断書には発症時期・期間・通院頻度などを書いてもらう
- 障害がある:申出書+手帳の写し(身体障害者手帳・愛の手帳・精神障害者保健福祉手帳)
- 看護・介護:申出書+就労等実績申出書(連続4週間)+介護保険証や手帳の写し
- 就学・職業訓練:申出書+在学証明書+カリキュラム(時間割)。社会通信教育は対象外
知っておきたい特別なケース
就労や疾病以外の事情がある方は、次のケースを参考にしてください。
- 就職内定:4月1日時点で就労していることが条件。内定先に就労証明書か就職内定書を作成してもらう。就職日が4月2日以降だと随時入会扱い
- 産休中:入会可能。ただし延長・土曜利用は対象外(スポット利用は可)。母子手帳の写しを添付
- 育休中:原則不可。4月中に復職する場合のみ新年度から入会可能。4月中に復職証明書を提出
- 離婚調停中で別居:双方の就労証明書ではなく、行政書士作成の「離婚協議中の証明書」や家庭裁判所の「事件係属証明書」など別居の事情がわかる書類を添付
- 里親里子:利用料・おやつ代が全額免除・助成。減免申請書+里親認定通知書・登録のお知らせの写しを添付
就労証明書などの改ざんは、押印の有無にかかわらず有印私文書偽造罪などの対象となります。虚偽申請とみなされた場合は入会承認が取り消されることがあるため注意が必要です。
全55クラブの一覧と特徴
杉並区立の学童クラブは、令和8年度時点で全55クラブ。設置場所には2つのタイプがあり、児童館内に設置されているタイプは「目安数」で弾力的に受入れ、小学校内や近隣に独立して設置されているタイプは「定員」で受入れます。
表内の「★」は社会福祉法人など民間事業者に運営委託されているクラブ(全55クラブ中26クラブが委託)。「同№」のクラブ同士は、原則として2クラブ合わせての審査になります(次の章で解説)。
阿佐ヶ谷・荻窪エリア
区の中央部、JR中央線・東京メトロ丸ノ内線沿線に住宅が広がります。桃井小学校周辺(桃一・桃二・桃三・桃五)は受入数が多めで、共働き世帯の集積もあります。
| クラブ名 | 目安数・定員 | 主な近隣小学校 |
|---|---|---|
| 天沼 | 102 | 天沼 |
| 上荻 | 54 | 天沼 |
| 阿佐谷 | 108 | 杉並第一 |
| 荻窪 | 116 | 西田(同№) |
| 西田 ★ | 91 | 西田(同№) |
| 本天沼 | 71 | 沓掛(同№) |
| 沓掛 ★ | 58 | 沓掛(同№) |
| 桃井 | 83 | 桃井第一(同№) |
| 桃一 ★ | 86 | 桃井第一(同№) |
| 桃二 ★ | 165 | 桃井第二 |
| 桃三 ★ | 109 | 桃井第三 |
| 善福寺北 | 91 | 桃井第四 |
| 桃五 ★ | 200 | 桃井第五 |
杉並第二〜七・高円寺エリア
南東部の高円寺・阿佐ヶ谷南エリアです。高円寺学園は小中一貫校で、学童クラブも180名規模(うち重度重複障害児枠6名)と区内最大級。杉二・杉九など、小学校内に設置された大規模クラブが目立ちます。
| クラブ名 | 目安数・定員 | 主な近隣小学校 |
|---|---|---|
| 杉二 ★ | 200 | 杉並第二 |
| 高円寺東 | 66 | 杉並第三(同№) |
| 杉三 ★ | 73 | 杉並第三(同№) |
| 高円寺南 | 71 | 杉並第六 |
| 杉七 ★ | 100 | 杉並第七 |
| 杉九 ★ | 145 | 杉並第九 |
| 堀ノ内東 | 89 | 杉並第十 |
| 高円寺学園 ★ | 180(重度重複障害児6名含む) | 高円寺 |
| 馬橋 | 108 | 馬橋 |
上井草・井荻・四宮・松庵エリア
西武新宿線「上井草」「井荻」と、JR中央線「西荻窪」周辺のエリアです。四宮森学童クラブは重度重複障害児指定クラブの一つで5名分の専用枠があります。受入数が50名前後の小規模クラブも多いエリアです。
| クラブ名 | 目安数・定員 | 主な近隣小学校 |
|---|---|---|
| 井荻 ★ | 118 | 井荻 |
| 上井草 | 94 | 三谷 |
| 今川 | 50 | 三谷・四宮 |
| 四宮森 | 81(重度重複障害児5名含む) | 四宮(同№) |
| 今川北 ★ | 100 | 四宮(同№) |
| 松庵 | 77 | 松庵 |
| 西荻南 | 79 | 高井戸第四 |
| 井草 | 83 | 八成(同№) |
| 八成 ★ | 73 | 八成(同№) |
浜田山・永福・和泉・方南エリア
南部の井の頭線・京王線沿線エリアです。永福南、和泉学園、浜田山などは民間委託の単独クラブで規模も大きめ。和泉学園と浜田山は校内・校外の2施設構成になっています。
| クラブ名 | 目安数・定員 | 主な近隣小学校 |
|---|---|---|
| 永福南 ★ | 120 | 永福 |
| 和泉学園 校内育成室 ★ | 150 | 新泉和泉 |
| 和泉学園 校外育成室 ★ | 55 | 新泉和泉 |
| 浜田山 校内育成室 ★ | 100 | 浜田山 |
| 浜田山 校外育成室 ★ | 145 | 浜田山 |
| 東田 ★ | 120 | 東田 |
| 方南 | 136 | 方南 |
| 和田中央 | 93 | 和田 |
| 松ノ木 | 88 | 堀之内 |
| 松ノ木第二 | 33 | 堀之内 |
| 松ノ木小 ★ | 60 | 松ノ木 |
| 堀ノ内南 | 137 | 大宮・済美(大宮は同№) |
| 大宮小 ★ | 60 | 大宮(堀ノ内南と同№) |
高井戸・久我山・富士見丘エリア
区の南西部、京王井の頭線「高井戸」「富士見ヶ丘」「久我山」周辺のエリアです。高井戸・宮前・高三・富士見丘など、定員100名超のクラブが多く、受入規模は比較的余裕がある印象です。
| クラブ名 | 目安数・定員 | 主な近隣小学校 |
|---|---|---|
| 高井戸 | 100 | 高井戸(同№) |
| 高小 ★ | 120 | 高井戸(同№) |
| 宮前 | 74 | 高井戸第二(同№) |
| 高二 ★ | 60 | 高井戸第二(同№) |
| 高三 ★ | 150 | 高井戸第三 |
| 上高井戸 | 97 | 高井戸東 |
| 上高井戸第二 | 30 | 高井戸東 |
| 久我山 ★ | 100 | 久我山 |
| 宮前北 | 94 | 荻窪(同№) |
| 宮前北第二 ★ | 100 | 荻窪(同№) |
| 富士見丘 ★ | 150 | 富士見丘 |
同じ番号のクラブが2つあるエリアの審査ルール
表の中に「同№」と書かれているペアがあります。これは小学校区を担当するクラブが2つできているエリアで、入会審査は1セットで行われます。
- 申請と面接は、希望するほうのクラブで受け付ける
- 審査は2つのクラブに提出された申請書類を合わせて、指数の高い順に順位を決定する
- 入会順位の高い方から、希望のクラブに入会を決定する
- 一方が受入数の上限に達した場合は、もう一方のクラブに入会を決定する
- 両方とも上限に達した場合は、入会申請書の希望欄に沿って待機または第二希望に進む
同じ番号のペアは10組あります。荻窪+西田、本天沼+沓掛、桃井+桃一、高円寺東+杉三、四宮森+今川北、井草+八成、堀ノ内南+大宮小、高井戸+高小、宮前+高二、宮前北+宮前北第二です。
ただし№5(堀ノ内南・大宮小)については例外があり、済美小学校のお子さんは堀ノ内南のみ、大宮小学校のお子さんは堀ノ内南+大宮小の2クラブで審査されます。
利用料・延長・おやつ代
区立学童クラブの基本費用は、児童1人あたり次のとおりです。出欠にかかわらず在籍期間中は納付が必要です。
| 項目 | 金額 | 対象 |
|---|---|---|
| 学童クラブ利用料 | 月額4,000円 | 入会児童すべて |
| 延長利用料(18時〜19時) | 月額1,000円 | 利用時間延長の承認者 |
| スポット利用料 | 1回500円 | 必要なときに当日申込み |
| おやつ代 | 月額1,800円 | 入会児童すべて |
納付は原則として口座振替(毎月末日)。月初めから月末までの1か月間欠席する場合は、事前に「欠席届」を提出すればおやつ代は徴収されません。
減免制度
世帯の状況によっては、利用料やおやつ代の減額・免除が申請できます。入会決定後に学童クラブへ申請書を提出します。
| 対象 | 利用料・延長料 | おやつ代 |
|---|---|---|
| 生活保護受給世帯 | 全額免除(スポット利用料も含む) | 全額助成 |
| 就学援助を受けている | 2分の1に減額 | 全額助成 |
| 兄弟姉妹2人以上が在籍 | 2人目以降が2分の1に減額 | 通常 |
| 里親里子 | 全額免除 | 全額助成 |
就学援助による減額は教育委員会の決定後(通常7〜8月頃)に適用されるため、それまでは通常の利用料を納付します。学校に就学援助の申請を出していても、学童クラブには別途減免申請が必要です。
区立と民間の費用を比べると
区立の月額は利用料4,000円+おやつ代1,800円=5,800円、延長を申請しても+1,000円の合計6,800円が基本です。年間でおおよそ7〜8万円。
一方で民間学童は月3万〜6万円が相場で、入会金・年会費・傷害保険料などが別途かかります。月額5万円のクラブだと、年間60万円超になります。区立と比べると、年間で50〜60万円ほどの差が出ます。
その分、民間学童は預かり時間が長く(19〜21時まで)、送迎・食事提供・習い事プログラムなど付加サービスが厚いのが特徴です。区立に申し込みつつ、不承認に備えて民間も見学しておく方も多いです。区内の民間学童4社の詳細は区立以外の選択肢でまとめます。
希望のクラブに入れなかったときの動き方
受入数を超える申請があったクラブで、指数順位が下位になると不承認の通知が届きます。あらかじめ入会申請書の「上記の学童クラブに入会できなかった場合」欄に記入しておく選択肢は次の3つです。
第二希望に切り替える
申請書に第二希望のクラブ名を書いておくと、第一希望に入れなかった場合に第二希望のクラブの空き状況で再判定されます。承認通知書は第二希望のクラブから発送されるので、必ずクラブ名を確認します。第二希望にも空きがなかった場合は、第一希望のクラブから不承認通知書が発送され、第一希望クラブの待機児童として登録されます。
第一希望で待機する
「第二希望に切り替えるくらいなら、第一希望の空き待ちを頑張りたい」という選択もあります。不承認通知書を受け取って待機児童管理簿に名前が載り、退会者が出るなど空きが生じた場合に上位の方から案内があります。
待機順位の決まり方は次のとおりです。
- 当初入会の申請期間内(12/1〜1/20)に申請して不承認になったお子さんが、指数の高い順に上位
- その下に、1月21日以降に申請した方が受付順に続く
- ただし1・2年生に限っては、指数によって随時順位が繰り上がる
注意点として、案内があったときに辞退すると、その時点で待機児童ではなくなります。再度待機したい場合はまた申請をやり直す必要があります。
同じ指数だった場合の優先順位
指数が同じお子さんが複数いた場合、上から順に判定して優先順位の高いお子さんから入会が決まります。
- 特別支援児童入会審査会で受入れが決定したお子さん
- 学年の低いお子さん
- ひとり親世帯・両親不在で親族等が養育している世帯のお子さん
- 保護者の就労等が自宅外のお子さん
- 同居の祖父母がいないお子さん
- 保護の必要な日の日数が多いお子さん
- 就労時間の4週間あたりの総時間数(短い方の保護者)が多いお子さん
- 自宅と勤務先の直線距離(短い方の保護者)が長いお子さん
- 希望クラブが所在する区立小学校の学区域内に居住しているお子さん
- 生年月日の遅いお子さん
同じ点数で並んだ場合、自宅勤務の方(4番目で不利)や、祖父母と同居している方(5番目で不利)は順位が下がる可能性があります。
区立以外の選択肢
区立に入れなかった場合や、4年生以降の選択肢として、杉並区には区立学童クラブ以外にもいくつかの居場所があります。
放課後等居場所事業
すべての小学校区域に整備が進む無料の居場所です。保護者の就労等は問いません。令和7年度は20校で実施されており、令和8年度に10校、令和9年度に9校で新たに開始される予定です。
利用時間は平日が放課後〜18時、土曜が放課後〜17時。長期休業中は平日が午前8時〜18時、土曜が午前9時〜17時です。学童クラブと違って利用料がかからないので、4年生以降の選択肢としても、また学童クラブと両立できない曜日のサブとしても使えます。令和9年度からはおやつの提供も開始される予定です。
児童館
区内に25館。保護者の就労等は問わず、無料で利用できます。平日は午前10時〜18時、土曜は午前9時〜17時(12時〜13時は乳幼児親子のみ)、日曜・祝日・年末年始はお休みです。
一旦帰宅してから自転車で行くこともでき、おやつを持参することもできます。事前申込みをすれば、学校から帰宅せずに直接来館する利用も可能です(新1年生の直接来館は5月の連休明けから)。長期休業中はお弁当持参で昼食を取ることもできます。
民間学童クラブ
区内には、放課後児童健全育成事業として届け出のある民間学童クラブが4か所あります(2026年5月時点)。
| クラブ名 | 所在地 | 月額(週5日) | 入会金 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| コンビプラザ桃井キッズクラブ | 桃井3-7-3 | 要問合せ | 要問合せ | 20時30分まで対応。保育園併設で手作りおやつ・夕食あり |
| ひのまる児童くらぶ | 荻窪5-17-15 | 30,000円 | 18,000円 | 少人数制(定員45名)。1〜4年生対象。19時まで |
| 学童保育フューチャーキッズ | 西荻北2-2-16 | 60,000円 | 25,000円 | 21時まで対応。硬筆書道・ダンス・英会話を無料実施 |
| ベネッセ学童クラブ西荻窪 | 西荻北1-5-8 | 43,000〜47,000円 | 20,000円 | 21時まで対応。1〜6年生対象。学習・英語プログラムあり |
料金は変更される可能性があるため、最新の料金・空き状況は各クラブに直接問い合わせます。区立に申請しつつ、不承認だった場合に備えて並行して見学・問合せをしておく方も多いです。
ファミリーサポートセンター
区内在住で、おおむね10歳までのお子さんが対象です。協力会員が有償で子どもの送迎や預かりを行う制度で、利用には会員登録が必要です。
援助の内容は、学校施設や児童館等までの送迎、放課後または学童クラブ終了後の預かり、保護者の外出時や急用時の預かりなど。お問合せは社会福祉法人杉並区社会福祉協議会ささえあい係(杉並ファミリーサポートセンター/03-5347-1021)です。
ベビーシッター利用支援事業
東京都の補助制度を活用したベビーシッター利用料の補助で、本来は未就学児が対象です。ただし杉並区では、学童クラブの入会が不承認となったお子さんは小学校3年生まで対象が拡大されます。
年間144時間まで利用でき、午前7時〜午後10時は1時間2,500円を上限に補助されます。たとえば時給3,200円のシッターを月12時間利用した場合、利用料38,400円のうち補助で30,000円がまかなえ、実質負担は8,400円(時給換算で約700円)に抑えられます。
詳しくは杉並区公式のベビーシッター利用支援事業のページを確認してください。
特別な支援が必要なお子さんの受入れ
心身の障害等により特別な支援が必要なお子さんの受入れは、通常の指数審査とは別の枠組みで運営されています。入会申請と面接の際に学童クラブ職員に申し出ます。
通常クラブでの受入れ
各クラブで概ね4名程度を目安に受入れています。「特別支援児童入会審査会」で集団育成の可否や必要な介助内容を審査し、お子さんに合った受入れの判断がされます。育成環境や通所事情を考慮して、希望のクラブ以外を紹介する場合もあります。
学校から学童クラブへの通所は基本的に保護者の責任ですが、お子さんだけでは困難で保護者の付き添いも難しい場合は、各クラブや児童館で「通所支援ボランティア」を募集・紹介してもらえます。
放課後等デイサービスとの併用は原則として同日にはできませんが、夏休みなど学校の長期休業日は、放課後等デイサービスの利用開始時間が学童クラブより遅いため、学童クラブに出席してから早退して放課後等デイサービスを利用する形を取れます。
重度重複障害のあるお子さんの指定クラブ
重度の身体障害と重度の知的障害の両方があるお子さんは、四宮森学童クラブで5名まで、高円寺学園学童クラブで6名までを「指定クラブ」として受入れています。
令和8年度の新規入会者の受入れ可能人数の見込みは、四宮森が5名、高円寺学園が3名です(あくまで予測のため変わる可能性があります)。受入れ状況は年度によって変わるため、検討中の方は早めに区または該当クラブに相談しておくのがおすすめです。
医療的ケアが必要な場合
学童クラブの生活に医療的ケアが必要な場合は、事前にご希望の学童クラブまたは児童青少年課児童館運営係(03-3393-4760)に相談します。受入れの要件は次のすべてを満たす必要があります。
- 学童クラブの入会要件を満たしている
- 主治医が学童クラブでの受入れを可とし、「杉並区医療的ケア審査会」で受入れ可能と判断されている
- 日常的に保護者が自宅で行っている医療的ケアが確立している
- 医療的ケアが学童クラブ運営の中で安全に実施できる
- 学童クラブでの集団生活が可能で、通うことができる(保護者の介助を伴う場合を含む)
人工呼吸器の管理が必要なお子さんは、現状の学童クラブでは環境設備が整っていないため、当面の間は受入れを行っていません。
申請には通常の書類に加えて「医療的ケア実施申請書」(保護者が記入)と「医療的ケアに関する指示書」(主治医が記入)を提出します。書類審査と指導医による健診を経て、杉並区医療的ケア審査会が実施の可否を決定します。実施が認められた場合は、お子さんの出席日に合わせて派遣看護師が配置されます。
夏休みなど一日育成日の過ごし方
入会後の話を少しだけ。夏休みなど学校の長期休業期間や振替休業日は、学童クラブは午前8時から開所します。お子さんはお弁当と水筒を持参して一日を学童クラブで過ごします。
令和7年度の夏季からは、杉並区指定の事業者による「学童クラブ配食サービス」が始まりました。希望すれば毎日お弁当を作らなくても、注文してお弁当を届けてもらえる仕組みです。令和8年度の提供期間は次のとおりです。
| 期間区分 | 提供期間 |
|---|---|
| 春季(4月期) | 令和8年4月1日〜4月3日(新1年生は利用不可) |
| 夏季 | 令和8年7月21日〜8月31日 |
| 冬期 | 令和9年1月5日〜1月7日 |
| 春季(3月期) | 令和9年3月26日〜3月31日 |
注文・支払いは各保護者が直接事業者と行います。注意点として、配食サービスはアレルギー対応をしておらず、各クラブでの食材の除去にも対応していません。使用食材の詳細は事業者のホームページに掲載されているので、献立表と合わせて内容を確認してから注文します。箸・スプーンは付かないため必ず持参します。
よくある質問
Q. 短期入会だけはできますか?
A. 1年生の4月のみ、夏休み・冬休み・春休みの期間限定で短期入会の制度があります。それぞれ申請期間が異なるため、希望のクラブに事前に確認します。
Q. 兄弟姉妹を同じクラブに入れられますか?
A. 同じ番号で2クラブ併設になっているエリアでは1セット扱いの審査ですが、それ以外のエリアは別審査です。必ずしも同じクラブになるとは限らないので、申請前に近隣エリアのクラブ構成を確認しておきます。
Q. 年度途中に区内で転居した場合、学童クラブも変えられますか?
A. 区内で転居・転校した場合、移籍希望先のクラブに空きがあれば入会できます。現在在籍中のクラブに退会届を提出し、新たに入会申請書と就労証明書を作成して移籍希望のクラブに提出します。
Q. 育休中は入会できますか?
A. 原則として育休中は入会できません。例外として、4月中に復職する場合のみ新年度から入会できます。障害等のあるお子さんの保護者が育休を取得する場合は、一定期間に限って在籍を継続できる仕組みもあります。
Q. 学校から学童クラブまでの送迎はありますか?
A. 自力通所が基本です。特別な支援が必要なお子さんで保護者の付き添いも難しい場合は「通所支援ボランティア」が紹介される仕組みがあります。
Q. 学童クラブをお休みすることはできますか?
A. 保護者の仕事が休みの日や、お子さんの習い事で欠席・早退することは可能です。決まった曜日にお休みすることもできます。ただし欠席や早退で出席日数が要件を満たさなくなった場合は退会となります。欠席・早退は必ず事前に保護者から連絡します。
まとめ:申請までにやっておきたいこと
最後に、令和8年度の学童クラブ入会に向けて押さえておきたいポイントをまとめます。
- 自分の基準指数+調整指数を計算し、入会要件(合計5以上)を満たしているか確認する
- 11月15日以降、希望のクラブに入会面接の予約を入れる(初めて入会する場合)
- 就労証明書の作成を勤務先に依頼する(令和7年11月15日以降の作成・令和8年4月以降の状況がわかるもの)
- 第一希望のクラブと、入れなかった場合の選択(第二希望/待機/待機しない)を決めておく
- 12月中に申請・面接を済ませる(1月になると体調不良などで予約が取りづらくなる)
- 4年生以降の選択肢として、放課後等居場所事業や民間学童も視野に入れておく
杉並区の学童クラブは申請主義です。書類が不足したり期限を過ぎたりすると、随時入会扱いになり優先順位が下がります。早めに動いて、ご家庭にとってよい選択ができるよう準備していきましょう。
主な参照公式情報
- 杉並区「学童クラブ入会申請に必要な書類(令和8年度入会用)」
- 杉並区「学童クラブ」
- 杉並区「民間学童クラブ」
- 杉並区「ベビーシッター利用支援事業(一時預かり利用支援)」
本記事の制度内容や金額、料金情報は杉並区公式PDF「杉並区学童クラブ入会案内 令和8年度入会版」(令和7年11月15日発行)および各民間学童クラブの公式サイトを参照し、2026年5月時点のものを記載しています。最新情報は必ず各公式サイトでご確認ください。
