北区の産後ケア完全ガイド2026|補助金・施設一覧・申請方法まで

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スマートフォンで申請して電子クーポンが届いたら施設を予約するだけ——北区の産後ケアは令和7年10月からそんな仕組みに移行しました。手続きのハードルは下がっているのに、産後ケアを案内された方のうち実際に利用したのは33.9%にとどまっており、利用しなかった最大の理由は「利用の仕方がよくわからなかった」でした(BABY JOB株式会社・2024年、全国保護者1,181名対象)。

北区の産後ケアは宿泊型・日帰り型・訪問型の3タイプが揃い、1回の申請で全て利用できます。令和7年4月から訪問型(アウトリーチ型)が加わり、さらに充実しました。区内最大の産科クリニックであるスワンレディースクリニックも宿泊型・日帰り型に対応しており、身近に使いやすい選択肢が整っています。プルモ編集部で調べてまとめました。

この記事のポイント

  • 北区の産後ケアは「宿泊型」「日帰り型」「訪問型(アウトリーチ型)」の3タイプ。1回の申請で全て利用できる
  • 宿泊型は産後4か月未満、最大3泊4日(分割可)。スワンレディースクリニックなど複数施設が対象
  • 日帰り型は産後6か月未満、最大6日まで利用可。自己負担2,500円/日
  • 訪問型は産後1年未満。令和7年4月から開始
  • 申請はmila-e電子申請(妊娠28週以降)。非課税・生活保護世帯は全額免除

北区の産後ケア、まず全体像を知っておこう

北区の産後ケアは3タイプ。それぞれの制度をまず把握しておきましょう。

制度名 どんなもの? 利用上限 対象期間
宿泊型(ショートステイ型) 助産院や医療機関に宿泊して母子ケア・授乳指導・育児相談を受ける 3泊4日まで(分割可) 産後4か月未満
日帰り型(デイケア型) 施設に日帰りで通い、乳房ケアや育児相談を受ける 6日まで 産後6か月未満
訪問型(アウトリーチ型) 助産師が自宅を訪問して乳房ケア・育児相談を行う(令和7年4月〜) 区公式HPで確認 産後1年未満
3タイプすべて1回の申請で利用できます。申請窓口は保健サービス課保健サービス係(TEL:03-3908-7050)または電子申請(mila-e)。令和7年10月以降の申請者はスマートフォンで利用回数を管理できる電子クーポン方式で運用されています。住民税非課税世帯・生活保護世帯は利用料が免除されます(事前申請時に証明書の提出が必要)。

①宿泊型(ショートステイ型)|産後4か月未満、最大3泊4日

北区の宿泊型産後ケアは、王子のスワンレディースクリニックや東京北医療センター(王子)をはじめ、台東区の永寿総合病院、荒川区の東京リバーサイド病院・あらかわレディースクリニック・綾瀬産後ケア、足立区の施設など複数の区外施設も対象です。最大3泊4日まで分割利用でき、「1泊2日×2回」「2泊3日×1回」「3泊4日×1回」のいずれかのパターンで利用できます。

基本情報

項目 内容
対象 北区在住の産後4か月未満のお母さんと赤ちゃん(医療行為が不要・感染症の疑いがない方)
ケア内容 母体の健康状態チェック・乳房ケア、乳児の健康状態・体重チェック、授乳指導・育児相談
利用上限 3泊4日まで(分割可)。1泊2日×2回、2泊3日×1回、3泊4日×1回のいずれか
利用料 施設によって異なる(スワンレディースクリニックは3,300円/日)
非課税・生活保護世帯 全額免除(申請時に世帯全員分の非課税証明書または生活保護受給証明書が必要)
申請受付期間 妊娠8か月(28週)以降
電子申請 北区産後ケア利用申請フォーム(mila-e認証アカウントが必要)
問い合わせ 保健サービス課保健サービス係 TEL:03-3908-7050
キャンセル 前日午前11時まで施設へ連絡。期限後は1日利用したものとみなされる

主な実施施設(宿泊型)

施設名 所在地 電話番号 主な特徴
スワンレディースクリニック 北区王子4-27-7 03-5944-6028 都内最大級の産科クリニック。2026年4月から対象が生後3か月未満(90日)に変更
東京北医療センター 北区十条台1-10-10 03-5963-3311(代表) 産後4か月未満。RSウイルス検査あり(別途費用)。大部屋・個室から選択可
永寿総合病院 台東区東上野2-23-16 03-3833-8381 宿泊型・日帰り型両対応
東京リバーサイド病院 荒川区南千住8-4-4 03-5850-0303 産後4か月未満。宿泊型・日帰り型両対応
あらかわレディースクリニック 荒川区荒川6-46-3 03-3963-0551 産後ケア専門施設。様々なイベント・保育士によるサポートあり
綾瀬産婦人科・綾瀬産後ケア 足立区綾瀬1-32-13 施設HPを参照 宿泊型・日帰り型両対応
利用当日は利用承認通知書(または電子クーポン)と母子健康手帳を必ず持参してください。提示できない場合は全額自己負担になります。施設によって利用対象月齢、予約方法、持ち物が異なります。予約前に必ず各施設へ確認してください。スワンレディースクリニックは令和8年4月利用分から対象が生後3か月未満(90日)に変更されています。施設の空き状況によって希望日に利用できない場合があります。早めの予約をおすすめします。

②日帰り型(デイケア型)|産後6か月未満、最大6日まで

日帰り型は産後6か月未満のお母さんを対象に、施設に日帰りで通って乳房ケアや育児相談を受けられる制度です。自己負担は1日2,500円。宿泊型より対象期間が長いため、産後のふとした不安が出てきたときにも使いやすいです。実施施設の詳細は区公式HPの施設一覧でご確認ください。

多胎児(双子など)の場合、2人目以降1人あたり1日840円が加算されます。日帰り型も宿泊型と同じmila-e申請で利用できます。

③訪問型(アウトリーチ型)|自宅に助産師が来てくれる

訪問型は令和7年4月から開始された制度で、助産師がご自宅を訪問して乳房ケア・授乳指導・産後の心身に関する相談を行います。産後1年未満まで対象です。すでに利用承認通知書をお持ちの方は、追加の手続きなしで訪問型も利用できます(令和7年4月以降に申請の方)。

訪問型の利用回数や料金は区公式HPをご確認ください。施設の空き状況や担当助産師のスケジュールによっては希望通りの訪問日が取れない場合があります。早めにご相談ください。

北区と近隣区を比べてみると

北区の産後ケアの特徴を近隣区と比較してみました。

自治体 宿泊の上限日数 課税世帯の負担(1泊2日) 非課税世帯
北区 3泊4日まで(分割可) 施設による(スワン:6,600円) 免除
豊島区 6泊7日(令和8年4月から拡充) 施設による(確認中) 免除
荒川区 3泊4日まで 施設による(東京リバーサイド病院は約6,600円) 生活保護のみ免除(非課税は一般扱い)
足立区 最大6泊7日(分割可) 10,000円(1泊2日・1日5,000円) 免除

北区は宿泊型の上限が3泊4日と他区より短めですが、日帰り型は6日まで使えます。荒川区も同じく3泊4日ですが、非課税世帯への対応に違いがあります(荒川区は非課税でも一般扱い)。豊島区は令和8年4月から6泊7日に一気に拡充しました。足立区は上限6泊7日と余裕がありますが、1日5,000円と料金はやや高めです。各区の制度は年度ごとに変わることがあるため、最新情報は各区の公式HPでご確認ください。

上記は宿泊型のみの比較です。日帰り型・訪問型の制度は区ごとに異なります。詳細は各区の公式HPでご確認ください。

申請の流れをステップで確認しよう

1. mila-eアカウントを作成して電子申請する(妊娠28週以降)

北区産後ケア利用申請フォーム(mila-e)からアカウントを作成し申請します。電子申請が難しい方は紙での申請も受け付けていますので、保健サービス課へご相談ください。

2. 利用承認通知書または電子クーポンが届く

申請後、承認された方に利用承認通知書が郵送されます(令和7年10月以降の申請者はスマートフォンで管理できる電子クーポン)。一度発行された紙の通知書を電子クーポンに変更することはできません。

3. 希望施設または担当助産師へ直接予約する

利用承認通知書(または電子クーポン)が届いたら、各施設に電話等で予約します。持ち物や追加オプション料金の有無なども事前に確認しておきましょう。

4. 利用当日に持ち物を確認して施設へ向かう

利用承認通知書(またはスマートフォン)と母子健康手帳を持参し、利用料を施設へ直接支払います(支払方法は施設によって異なります)。

使う前に知っておきたいこと

産前に申請を済ませておくのが鉄則

申請から承認通知書または電子クーポンが届くまでに時間がかかります。産後すぐに宿泊型を使いたい場合は、妊娠28週になったらすぐに電子申請を済ませておきましょう。mila-eのアカウント作成から申請まで完結するので、空き時間に手続きしやすいですよ。

利用承認通知書・電子クーポンは大切に管理する

施設への予約や当日の受付で必要です。紙の通知書を紛失した場合は再発行の手続きが必要になります。また、令和7年10月以降の申請者に発行される電子クーポンは、紙の通知書に変更することができません。スマートフォンの充電や機種変更の際にもデータの引き継ぎにご注意ください。

施設によって使える条件が違う

スワンレディースクリニックは令和8年4月から対象が生後3か月未満(90日)に変更されています。東京北医療センターは入所初日に赤ちゃんのRSウイルススクリーニング検査があり、別途費用が発生します。また、予防接種後48時間以内は施設によって利用できないケースがありますので、スケジュールに注意してください。

キャンセルは期限を守って

前日午前11時までに施設へ連絡してください。この期限を過ぎると1日利用したものとみなされ、利用回数が減算されます。急な体調変化が多い産後のことですから、変更の可能性がある場合は早めに施設へ相談しておくのがおすすめです。

3タイプを組み合わせるのがいちばん賢い使い方

宿泊型・日帰り型・訪問型はそれぞれ別カウントで、1回の申請で全て利用できます。産後すぐは宿泊型(最大3泊4日)でしっかり休息し、退所後は日帰り型(最大6日)で授乳を継続サポート、月齢が上がってから訪問型で疑問を解消する——という組み合わせが産後の体と育児を段階的に整えてくれますよ。

参考・出典

北区 産後ケア事業(北区公式ウェブサイト)
https://www.city.kita.lg.jp/children-edu/pregnancy/1018244/1002787.html

スワンレディースクリニック 産後ケア(施設公式ウェブサイト)
https://swan-lc.com/postpartum/

豊島区 産後ケア事業(豊島区公式ウェブサイト)
https://www.city.toshima.lg.jp/565/kenko/kenko/1804131444.html

荒川区 産後ケア事業(荒川区公式ウェブサイト)
https://www.city.arakawa.tokyo.jp/a035/ninshinshussan/ninsampushien/sangokea_reiwa7.html

足立区 産後ケア事業(足立区公式ウェブサイト)
https://www.city.adachi.tokyo.jp/hoken/fukushi-kenko/kenko/sangokea.html

産後ケア事業に関する実態調査(BABY JOB株式会社・2024年・全国保護者1,181名対象)

PULMO編集部

ママ向けオンラインコミュニティ「PULMO」編集部です。子育てに役立つ情報を、お届けします。

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