足立区の認可保育園は、2025年9月から保育料が全世帯ゼロになりました。ただし給食費は無償化の対象外で、「給食費や行事費、送迎費などは無償化の対象外です」と区の公式ページに明記されています。近隣の葛飾区・荒川区がどちらも給食費を区が負担しているのとは異なる点です。月々の実質負担は給食費・延長保育料・行事費等の実費ということになります。
足立区の区立保育園における月極延長保育料は、シンプルな2段階の料金です。通常課税世帯は月額4,000円、非課税世帯・生活保護受給世帯は月額1,000円となっています。所得に応じた多段階制ではなく、非課税かどうかの2択という明快な設計です。保育短時間認定で標準時間を超えた場合は1日500円が別途かかります。プルモ編集部で公式情報をもとに調べてまとめました。
- 2025年9月から認可保育園の保育料が全世帯無償。ただし給食費は実費負担(葛飾区・荒川区は無償)
- 区立保育園の月極延長保育料(18:30〜19:30):課税世帯は月額4,000円、非課税・生活保護世帯は月額1,000円
- 保育短時間認定で8時間超過の場合:区立園・保育ママは1日500円
- 認可外保育施設への補助は2025年9月から月額8万円まで引き上げ
- 月極延長保育料は利用しなくても月額で徴収されるため注意が必要
足立区の保育料、まず全体像を知っておこう
保育園には「認可」と「認可外」があり、費用の仕組みがまるごと変わります。足立区の認可保育園では2025年9月から保育料がゼロになりましたが、給食費は引き続き実費負担です。
| 施設の種類 | 0〜2歳(保育料) | 0〜2歳(食材料費) | 3〜5歳(保育料) | 3〜5歳(食材料費) |
|---|---|---|---|---|
| 認可保育園 | 無償 | 実費(各施設に確認) | 無償 | 実費(各施設に確認) |
| 認証保育所 | 施設が設定(補助あり) | 施設が設定 | 施設が設定(補助あり) | 施設が設定 |
| 認可外保育施設 | 施設が設定(補助あり) | 施設が設定 | 施設が設定(補助あり) | 施設が設定 |
①認可保育園の保育料|月々の負担はここを確認
| 費用の種類 | 足立区での扱い |
|---|---|
| 月々の保育料 | 無償(全年齢・全世帯、2025年9月〜) |
| 食材料費(給食費) | 実費負担(無償化の対象外) |
| 延長保育料(月極・区立) | 有償:課税世帯4,000円/非課税・生活保護世帯1,000円 |
| 保育短時間超過(区立・保育ママ) | 有償:1日500円 |
| 行事費等の実費 | 有償(各施設に確認) |
延長保育料の目安|2段階のシンプルな設計
区立保育園の月極延長保育料(18:30〜19:30、満1歳以上を対象)は、課税世帯かどうかの2段階のみです。多段階の所得比例制をとる区が多い中、足立区はシンプルな設計になっています。
| 世帯区分 | 月極延長保育料(月額) | 年間負担(12か月) |
|---|---|---|
| 生活保護受給世帯・非課税世帯 | 1,000円 | 約12,000円 |
| 課税世帯(所得に関係なく一律) | 4,000円 | 約48,000円 |
https://www.city.adachi.tokyo.jp/kodomo-unui/k-kyoiku/kosodate/hoikuen-ninka.html
延長保育は実施していない園もあります。また公設民営・私立園の延長保育料は各施設が設定するため、直接確認してください。
保育短時間認定の延長料金も別途かかります
保育短時間認定を受けている場合、利用可能な8時間を超えて保育を受けると別途延長料金がかかります。区立園・家庭的保育(保育ママ)は1日500円です。公設民営・私立園・小規模保育は各施設に確認してください。
給食費と延長保育料の年間負担シミュレーション
月々の保育料はゼロになりましたが、給食費が実費でかかります。副食費の目安(月4,500円)と月極延長保育料を組み合わせた年間負担の概算を示します。
| 世帯区分 | 給食費(月額・目安) | 延長保育料(月額) | 合計月負担(目安) | 年間負担(目安) |
|---|---|---|---|---|
| 非課税世帯 | 〜4,500円 | 1,000円 | 〜5,500円 | 〜66,000円 |
| 課税世帯(延長あり) | 〜4,500円 | 4,000円 | 〜8,500円 | 〜102,000円 |
| 課税世帯(延長なし) | 〜4,500円 | 0円 | 〜4,500円 | 〜54,000円 |
②認可外保育施設の保育料と補助制度
足立区では認証保育所・認可外保育施設の利用者に対して保育料の補助制度があります。2025年9月から認可外保育施設への補助上限が月額8万円まで引き上げられました。
| 施設の種類 | 補助上限額(月額) | 主な条件 |
|---|---|---|
| 認証保育所 | クラス年齢・課税状況・出生順によって決定 | 足立区在住・月ぎめ保育契約・月初日から在籍 |
| 認可外保育施設 (指導監督基準を満たす施設) |
最大80,000円(2025年9月〜) | 月120時間以上の月ぎめ利用契約・保育認定取得等 |
- 認証保育所の補助申請は各認証保育所を通じて手続き
- 認可外(証明書あり)の補助申請は一旦保育料を施設に支払い、その後区に請求
- 給食費・実費分は補助の対象外
- 詳細:幼稚園・地域保育課 認証・認可外保育係 03-3880-8013
- 詳細URL(認可外定期利用補助金):https://www.city.adachi.tokyo.jp/kodomo-nyuuen/ninnkagai_teikiriyou.html
足立区と近隣区の保育料を比べてみると
足立区に住むとどのくらいの負担になるのか、近隣の葛飾区・荒川区と比較しました。保育料は東京都全体で無償のため、差が出るのは給食費の扱いです。
| 区名 | 0〜2歳の保育料 | 食材料費(認可保育園) | 延長保育料(区立)の特徴 |
|---|---|---|---|
| 足立区 | 無償 | 実費負担 | 2段階制(課税4,000円・非課税1,000円) |
| 葛飾区 | 無償 | 無償(月8,000円上限で区が助成) | 所得割課税額に応じた階層制 |
| 荒川区 | 無償 | 無償(区独自の公費負担) | 所得割課税額に応じた階層制 |
月々の保育料はどの区でも無償ですが、給食費については足立区のみ実費負担となります。葛飾区・荒川区はともに給食費を区が負担しており、月々の実質負担に差が生じます。一方、延長保育料については足立区が2段階のシンプルな設計のため、高所得世帯では足立区のほうが負担が少ない場合があります。
知っておきたい足立区のその他の支援
住民税の申告状況が認証保育所の補助額に影響します
認証保育所の補助上限額は、課税世帯か非課税世帯かによって変わります。住民税未申告世帯については、区分決定の取扱いに変更があります(令和7年9月〜)。住民税の申告は毎年確実に行ってください。
区立認定こども園の延長保育料も同じ料金体系です
区立の認定こども園(長時間利用)についても、延長保育料は区立保育園と同様の料金体系が適用されます。公設民営・私立の認定こども園・保育園は各施設の設定に従います。
制度は毎年見直されます。最新情報の確認を
足立区は子育て支援施策の充実を継続的に進めており、認可外補助の上限額など制度が毎年見直されています。入園を検討する際は、区の公式サイトで最新の補助内容を確認してください。
延長保育料がいつの住民税で決まるかを知っておこう
月極延長保育料の世帯区分(課税・非課税)は保育料と同じく毎年9月に切り替わります。
| 適用期間 | 算定に使う住民税 |
|---|---|
| 4月〜8月 | 前年度の区民税所得割額 |
| 9月〜翌3月 | 当年度の区民税所得割額 |
保育料算定には含まれない税控除があるため、本来の区民税所得割額とは異なる場合があります。詳しくは保育・入園課にご確認ください。
よくある質問
足立区「認可保育所について」
https://www.city.adachi.tokyo.jp/kodomo-unui/k-kyoiku/kosodate/hoikuen-ninka.html
足立区「保育料について」
https://www.city.adachi.tokyo.jp/kodomo-unui/k-kyoiku/kosodate/hoikuen-hoikuryo.html
足立区「幼児教育・保育の無償化について」
https://www.city.adachi.tokyo.jp/kodomokate/yojikyoikuhoikumusyoka.html
葛飾区「認可保育所・認定こども園(保育部分)」
https://www.city.katsushika.lg.jp/kosodate/1000056/1030197/1021308/1021371/1021544.html
荒川区「保育園の保育料」
https://www.city.arakawa.tokyo.jp/a037/kosodate/hoikuen/hoikuryo.html
制度は変更になることがあります。最新情報は足立区公式HPでご確認ください。
お問い合わせ:保育・入園課 03-3880-5321 / 幼稚園・地域保育課 認証・認可外保育係 03-3880-8013