【2026年最新】福岡市の保育園空き状況を年齢・行政区別にやさしく整理

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こんにちは、PULMO編集部です。福岡市の保活を調べはじめると、多くのご家庭がまず立ち止まるのが「うちは何点になるんだろう?」という最初の疑問です。横浜市のA〜Iランク、名古屋市のA〜I+調整指数、東京23区の40点満点——自治体ごとに体系が違うなか、福岡市は1か月の勤務時間で決まる150点満点の基本点数表を採用しています。

この記事は、福岡市全体の保育園選びの「全体像」をやさしく整理する総覧記事です。7ある行政区を、福岡市独自の点数体系を軸にしながら、令和8年度の最新空き状況とあわせてご紹介します。お住まいの区ごとの細かな園情報は、後段の20園テーブルやふくおか保育所案内板〈空きマップ〉でご確認いただく前提として、この記事では「福岡市の保活って、こういう構造なんだ」という地図をお渡しすることを目指します。

この記事でわかること

  • 福岡市の保育園選考が「150点満点の基本点数+調整点数」で動くしくみ
  • 父母の点数は合算ではなく、低いほうが世帯の基本点数になる仕組み
  • 福岡市が令和5年度から実施している第2子以降保育料完全無償化(政令市最先行)
  • 7区それぞれの入りやすさの違いと、エリア選びの考え方
  • 「ふくおか保育所案内板〈空きマップ〉」一本化された情報公開の仕組み
  • 主要5区(東・博多・中央・早良・西)から抜粋した、20園の空き状況比較表
  • 第1希望から第5希望まで書ける申込制度と、育休延長許容を選択した際の実質的な扱い

データの出典と注意点

本記事の数値は、福岡市公式「令和8年度福岡市保育施設等利用のご案内」「令和7年4月1日利用調整分から 福岡市保育施設等利用調整基準表」「令和8年度福岡市保育施設等一覧」「ふくおか保育所案内板〈空きマップ〉」、こども家庭庁「保育所等関連状況取りまとめ」、各区役所子育て支援課の公開資料を出典としています。

市全体の数字と、お住まいの行政区ごとの状況は、傾向が大きく異なります。空き枠は退所者の発生によって日々変動します。最終的な確認は、必ずお住まいの区役所子育て支援課または最新の市公式情報でお願いします。

福岡市の保活は「150点満点の点数」+「父母の低いほう」で決まる

福岡市の保育園選考で最初に知っておきたいのは、申込者の優先順位が「基本点数+調整点数の合計点」で決まるという点です。横浜市・名古屋市が採用するA〜Iのランク制とは異なり、福岡市は1か月あたりの勤務時間に応じて、被雇用者は60〜150点が基本点数として割り当てられる仕組みです。

共働きフルタイム正社員のご家庭(月160時間以上勤務)であれば、父母それぞれが基本点数150点。同じ150点同士のご家庭が並んだとき、ひとり親世帯加点(75点)・きょうだい在園加点(70点)・産後・育休明け加点(15点)などの調整点数を足し合わせて、合計点の高いご家庭から優先的に内定が決まります。

福岡市の保活で押さえる4つのポイント

  1. 共働きフルタイムは「150点」——月160時間以上勤務(被雇用者・自営中心者)の場合、父母それぞれが基本点数150点でスタート
  2. 父母で違う点数は低いほうを採用——合算でも平均でもなく「低いほう」が世帯の基本点数に(後段で具体例とともに詳しく解説)
  3. 調整点数で同点内の順位が動く——きょうだい在園・産休育休明け・ひとり親世帯などで同じ150点内の順位が決まる
  4. 空き状況は「ふくおか保育所案内板〈空きマップ〉」一本——市内全施設の空き状況は市公式の空きマップで集約公開され、PDFでの一覧公開はない

基本点数表——福岡市の利用調整基準表

福岡市公式の「利用調整基準表」では、保護者が保育を必要とする理由(就労、妊娠・出産、疾病・障がい、介護・看護、災害復旧、求職活動、就学、虐待・DV、その他)ごとに基本点数が定められています。父母それぞれに点数を割り当て、低いほうの点数が世帯の基本点数として利用調整に使われます

就労を理由とする場合の点数は、1か月あたりの合計勤務時間で決まります(週時間ではなく月時間で判定されるのが特徴です)。同じ「フルタイム」でも、勤務形態によって最高点が異なります。

保育を必要とする理由 区分 基本点
就労(被雇用者) 月160時間以上 150
月140〜160時間未満 140
月120〜140時間未満 130
月100〜120時間未満 120
月80〜100時間未満 110
月60〜80時間未満 100
就労(自営・協力者/就労予定) 月160時間以上 120
(以下、勤務時間に応じて段階的に減点・最低70点) 70〜120
妊娠・出産 出産月の前2か月〜出産日後8週間 80
保護者の疾病 入院または常時病臥の自宅療養 160
精神疾患/通院加療で常時安静が必要 130
障がい 身体障害者手帳1〜2級・精神障害者保健福祉手帳1級・療育手帳A 150
身体3級・精神2〜3級・療育B 140
身体4〜6級 130
介護・看護 月120時間以上の看護・介護 130
月60〜120時間未満 90
災害復旧 風水害・地震・火災等による復旧 200
就学 月120時間以上の通学 120
求職活動 求職中 50
虐待・DV 虐待・DVの恐れと福祉事務所長が認めた場合 200
その他 児童福祉の観点から福祉事務所長が判断 200

出典:福岡市「令和7年4月1日利用調整分から 福岡市保育施設等利用調整基準表」をもとにPULMO編集部が整理。父母それぞれに点数を割り当て、低いほうの点数を世帯の基本点数として利用調整に使用。同一保護者で該当項目が複数ある場合は点数の高いほうを適用。詳細は申込書類とともに各区子育て支援課にご確認ください。

⚠️ 福岡市の特徴——「神ルール」(時短勤務でも本来勤務時間で判定)はない

名古屋市には「時短勤務でも休業がない場合の勤務時間でランクを判定する」という独自の取り扱い(通称「神ルール」)がありますが、福岡市にはこの規定はありません。福岡市の利用調整基準表では、就労証明書に記載された実際の月勤務時間で点数が決まります。育休復帰後に時短勤務(たとえば月120時間)を取得する場合、基本点数は130点(月120〜140時間未満区分)になり、フルタイム150点と比べて20点下がります。

ただし、調整点数表に「産後・育児休業明け」+15点の加点があるため、復職時期によってはこの加点でフォローできるケースもあります。育休復帰のタイミングで時短勤務を選択するか、フルタイム復帰するかは、世帯点数への影響を踏まえて判断するのが安全です。

❌ よくある勘違い——「夫婦の点数は合算」ではなく「低いほう」が世帯の基本点数

「夫が150点で、私が110点。足して260点で申し込むのかな?」——これは福岡市の保活でとても多い勘違いです。父母の点数を足したり平均したりすることはなく、必ず低いほうが世帯の基本点数として採用されます。これは福岡市の利用調整基準表に明記されているルールです。

具体例

夫:月160時間以上のフルタイム勤務 → 150点
妻:月100時間の時短勤務 → 120点
世帯の基本点数 = 120点(低いほう)

片方の親がフルタイム150点でも、もう片方が時短勤務130点・産休80点・求職中50点だった場合、世帯の基本点数はそれぞれ130点・80点・50点となります。世帯全体の点数は「いちばん勤務時間の短い親」の状況に引きずられるのが、福岡市保活の最重要ポイントです。

「就労証明書」が最後のカギ——会社に依頼する前に点数を確認

ここまで基本点数表を見ていただきましたが、実際にあなたの点数が何点になるかは、最終的に「就労証明書」の記載内容で決まります。就労証明書は勤務先の人事担当者・上司が記入する書類で、申込書に添付して提出します。記載される項目は次のとおりです。

  • 1か月あたりの勤務日数
  • 1日あたりの勤務時間
  • 1週あたりの合計勤務時間と1か月あたりの合計勤務時間(福岡市は月時間ベースで判定)
  • 休憩時間・残業時間の取扱い
  • 育児短時間勤務(時短勤務)を利用している場合、本来の所定労働時間

つまり、会社に就労証明書を依頼する前に、あなた自身が「いまの働き方で月何時間の勤務時間になるか」を確認しておくことが大切です。記載依頼時に「月勤務時間欄はこう書いてほしい」と具体的に伝えられるかどうかで、申込時の点数が変わることがあります。

就労証明書で見落としやすい3つのポイント

  1. 月の勤務時間を正確に:福岡市は月160時間/140時間/120時間が点数の境界。たとえば「週40時間×4週=160時間」は150点になりますが、「週37.5時間×4週=150時間」だと140点(=10点ダウン)になります。境界線にいる場合は要注意
  2. 休憩時間の扱いを確認:休憩時間が長すぎると勤務時間がカウントから外れる可能性があります
  3. 時短勤務中の方は実際の勤務時間で点数判定:福岡市には名古屋市の「神ルール」のような救済策がないため、時短勤務中の月勤務時間がそのまま点数判定に使われます。フルタイム復帰のタイミングは慎重に検討を

就労証明書のフォーマットは、福岡市公式の「ふくおか子ども情報」サイトからダウンロードできます。記入を依頼する前に一度フォーマットを確認し、ご自身の働き方が点数表のどこに当てはまるかを把握しておいてください。

育休延長を許容すると「基本点数0点」扱い——事実上の不承諾通知狙い

福岡市の独自運用で押さえておきたいのが、「育休延長を許容できる場合は基本点数を0点とする」という取扱いです。利用申込書の「育児休業からの復職の意思確認」欄で、「利用調整の結果、希望する保育施設等に空きがなく保留となった場合に育児休業の延長が可能です。つきましては、世帯の状況にかかわらず利用調整における順位を下げることを承諾します。」を選択した場合、その保護者の基本点数が0点になります。

さらに、調整点数表の加点(きょうだい在園、産後・育休明け、ひとり親世帯等)も付与されません。世帯としての利用調整点数が事実上0点となるため、優先順位はほぼ最下位になります。

⚠️ 「基本点数0点」は事実上の「不承諾通知狙い」扱い——内定が出にくい運用

福岡市の利用調整は点数の高い世帯から順番に空き枠に当てはめていく仕組みです。基本点数0点は、フルタイム共働き150点はもちろん、求職中50点よりも下の位置に並ぶことになります。申込みをした全希望園で、ほかの申込者が定員を満たしてしまえば、内定は出ません。

育休給付金の延長要件として「入所不承諾通知」が必要なご家庭にとっては、この仕組みが「不承諾通知を確実に受け取りたい」という意思表示の役割を果たします。「育休延長を許容できる」を選択することは、単に順位が下がるだけでなく、「入所より延長を優先したい」という意思表明として扱われると考えてください。

令和7年4月以降、育児休業給付金の延長手続き(ハローワーク)では「保育所等の利用申込みを行ったが、保育の利用ができなかった」ことの審査が厳格化されています。福岡市の「育休延長許容=基本点数0点」の運用は、こうした全国的な制度改正と整合する仕組みと考えられます。

調整点数で同点内の順位が動く

同じ150点同士のご家庭が並んだとき、最終的な順位を決めるのが調整点数です。福岡市の調整点数表で代表的な加点は次のとおりです。

  • ひとり親世帯:+75点(離婚、未婚、死別、行方不明等)
  • 保育士・看護師等の子ども:+75点(市内の保育施設等で就労中・就労予定の場合)
  • 社会的養護が必要な場合:+75点
  • きょうだい児がすでに同一施設を利用している場合:+70点
  • 多胎児(双子・三つ子等):+50点
  • 子どもが障がいを有する場合:+35点
  • 利用希望児童がきょうだい児(同時申込み・別施設):+35点
  • 生計の中心者の失業等:+25点
  • 生活保護世帯:+15点
  • 産後・育児休業明け:+15点
  • 保護者の一方が不在(単身赴任・海外勤務等):+15点

調整点数は複数該当する場合、それぞれの点数が加算されます。ただし「きょうだい児が同一施設利用」の70点と「きょうだい同時申込み」の35点(または50点)が両方該当する場合は、合算せず70点のみが適用されます。

同点で並んだ場合の優先順位は、(1)世帯の合計所得金額(低い世帯が優先)、(2)保育の必要な事由間の優先順位、(3)施設の希望順位の高い世帯、(4)養育している未就学児が多い世帯——の順で決まります。

空き状況の確認方法——「ふくおか保育所案内板〈空きマップ〉」一本に統一

福岡市の保育施設の空き情報は、ほかの政令市と大きく異なる運用になっています。2024年1月に市公式の「ふくおか保育所案内板〈空きマップ〉」がリリースされ、それ以降、市内の認可保育施設等の新規受入予定人数はこの空きマップに一本化されました。

大阪市や名古屋市が「市内全施設の空き枠を一括掲載したPDF」を月次で公開しているのとは対照的に、福岡市は地図上で施設を絞り込んで検索する形式を採用しています。福岡市保育協会(私立園の連絡会)も2024年3月から独自の空き情報公開をやめ、市の空きマップに統一しました。

空きマップの使い方

空きマップでは、以下の条件で施設を絞り込めます。

  • 場所を選ぶ:7区(東・博多・中央・南・城南・早良・西)から選択、または「現在地の近くで探す」
  • 施設名称で選ぶ:特定の園名を直接検索
  • 子どものクラス年齢で絞る:0歳〜5歳の各クラス
  • 空き人数で絞る:1人以上/3人以上/6人以上
  • 施設種別を絞る:保育所/小規模保育事業所/家庭的保育事業所/認定こども園/事業所内保育事業所

表示される空き状況は4段階のアイコンで示されます。

  • ◎ 6人以上(空きが豊富)
  • ○ 3〜5人(まとまった空きあり)
  • △ 1〜2人(空きあるが少なめ)
  • × 空きなし(0人)
  • (該当クラスを設定していない)

空きマップは令和8年度(2026年4月以降)の新規受入予定人数を表示しています。令和7年度(2026年3月まで)の空き状況については、施設の所在する区子育て支援課への問い合わせが必要です。

⚠️ 空きマップの弱点——「実際の空き人数」ではなく「記号での受入見込み」

福岡市の空きマップは便利な反面、大阪市・名古屋市のように「年齢別の空き枠数を1人単位で公表しているわけではありません。たとえば「△ 1〜2人」と表示されていても、それが1人なのか2人なのかは外部からは分かりません。「◎ 6人以上」も同様で、6人なのか12人なのかは分かりません。

さらに福岡市公式の説明にも明記されているとおり、これは「現時点の見込み」であり、選考時点での受け入れ可能数を保証するものではありません。新規受入予定が「○3〜5人」となっていても、保育士の配置状況等により実際の受入人数が0人になることがあります。逆に「×空きなし」でも、退園や転園の発生で受入が可能になることもあります。

本記事の20園テーブルや「1歳枠が見える園は何園」といった集計は、すべてこの空きマップ記号から読み取った「受入予定見込み」です。「◎」と表示されていても申込者が殺到すれば内定は得られませんし、「△」でも申込者が少なければ内定が出ることがあります。最終的な競争状況は、申込締切後の利用調整結果でしか確定しません。

市内全施設の集約PDFは公開されていない

大阪市・名古屋市と比較して福岡市の特徴的な点は、「市内全施設の空き枠を一覧表で公開していない」ということです。空き状況の比較や、エリア横断での施設選びをしたい場合、空きマップで条件を変えながら何度も検索する必要があります。

本記事の後段で、編集部が空きマップから抽出した5区(東・博多・中央・早良・西)の代表20園の比較表をお示しします。市内全施設の集約データに代わる、エリア横断の比較資料としてご活用ください。

福岡市の保育料——第2子以降は完全無償化(政令市最先行)

福岡市の保育料は、保護者の市民税所得割額に基づいて算定されます。3〜5歳児クラスは2019年10月から国の幼児教育・保育無償化により全世帯無償ですが、福岡市はこれに加えて、令和5年4月から第2子以降の0〜2歳児保育料も完全無償化を実施しています。

これは政令指定都市の中でも先行的な取り組みで、東京都(令和7年9月開始)や大阪市(令和5年4月開始)とほぼ同時期にスタートしました。世帯所得の上限なし、第1子の年齢制限なしで、第2子以降であれば0歳から無償になります(ただし第1子は通常の保育料が発生)。

第1子の保育料は所得割で決まる

第1子の0〜2歳児クラスの保育料は、世帯の市民税所得割額に応じて区分が決まる仕組みです。生活保護世帯は0円、市民税非課税世帯は0円、市民税所得割課税世帯は所得に応じて段階的に上がります。要保護世帯では、市民税所得割77,101円未満で第1子上限9,000円という独自の軽減もあります。

3〜5歳児クラスは全世帯無償ですが、給食費(主食費・副食費)は原則として実費負担です。市民税所得割が一定金額未満の世帯は副食費が免除されます。

詳しい保育料の区分・金額については、福岡市公式の「ふくおか子ども情報」サイトで公開されている「令和8年度福岡市保育施設等利用のご案内」をご確認ください。

5区を代表する20園——空き状況と各区への入り口

福岡市7区のなかでも、共働き世帯の集中度・再開発・転入超過などから保活ニーズが特に高いのが、東区・博多区・中央区・早良区・西区の5区です。ここでは、ふくおか保育所案内板〈空きマップ〉の令和8年度(2026年4月以降)新規受入予定人数データから、編集部が5区の代表的な20園を抜粋しました。

選定基準は「合計枠数が多い大型園」「0〜1歳の空きが見える園」「区を代表する立地(再開発エリア・主要駅周辺・住宅街)」を組み合わせ、認定こども園・保育所・小規模保育事業所をバランスよく含めています。各園の最新の空き情報は、空きマップ(最右列のリンク)または所在区子育て支援課でご確認ください。

表の凡例

アイコンはふくおか保育所案内板〈空きマップ〉の表記に基づきます。◎=6人以上(空きが豊富)/○=3〜5人(まとまった空きあり)/△=1〜2人(空きあるが少なめ)/×=空きなし(0人)/―=該当クラスを設定していない/0歳・1歳の列を赤色強調(保活の主戦場)/データは空きマップ取得時点のものであり、最新情報は所在区子育て支援課または空きマップでご確認ください

施設名(種別) 0歳 1歳 2歳 3歳 4歳 5歳 所在区ページ
西戸崎保育園(保) 東区
奈多愛育園(保) × × × × 東区
御幸保育園(保) × × × × × 東区
愛咲美保育園(保) × × × 東区
博多 博多eキッズナーサリー(小) × 博多区
博多 あかりのこ堅粕園(小) × 博多区
博多 ナッツ保育園(小) × 博多区
博多 みなと保育園(保) × × × × 博多区
中央 城北保育園(保) 中央区
中央 まいづるちとせ保育園(保) × × × 中央区
中央 ひなたぼっこ天神北園(小) 中央区
中央 桜坂みらい保育園(小) 中央区
早良 認定こども園 うちの保育園(認) 早良区
早良 星の原団地保育園(保) × 早良区
早良 有住コスモス保育園(認) × 早良区
早良 田隈保育園(保) × 早良区
西 太郎保育園(認) 西区
西 木の実保育園(保) 西区
西 伊都コスモス保育園(認) 西区
西 認定こども園 元岡きらきら保育園(認) 西区

出典:ふくおか保育所案内板〈空きマップ〉(令和8年度新規受入予定人数)よりPULMO編集部が取得・抽出。施設種別の略号:保=保育所、認=認定こども園、小=小規模保育事業所。空き状況は退所等で日々変動するため、最新情報は空きマップまたは所在区子育て支援課でご確認ください。

20園のなかで「1歳枠の受入見込みが出ている」園は12園

福岡市の保活でも、最大の主戦場は1歳児クラスです。今回抽出した20園のなかで、空きマップ上で令和8年度の1歳児クラスに受入見込み(△=1〜2人以上)の記号が表示されている園は12園でした。とくに太郎保育園(西区・◎)、ひなたぼっこ天神北園(中央区・◎)、木の実保育園(西区・◎)、西戸崎保育園(東区・◎)あたりは1歳枠が豊富で、市内のなかでも1歳途中入所を狙う家庭にとって心強い選択肢です。

ただしこの「12園」という数字は、あくまで空きマップで△以上(=1〜2人以上)の記号が表示されている園の数であり、実際に何人の枠があるかは公表されていません。「◎ 6人以上」と表示されていても6人なのか10人なのかは分からず、申込者がそれを上回れば、内定は得られません。「空きマップで見える」=「内定が得られる」ではない点には、改めて注意が必要です。

また、市内中心部の中央区でも「ひなたぼっこ天神北園」「桜坂みらい保育園」のような小規模保育事業所で1歳枠の受入見込みが出ている園があり、「都心は1歳枠が絶望的」という先入観は実態と合わないことがわかります。天神ビッグバン再開発で共働きDINKS世帯が増えている中央区でも、施設選びの工夫で1歳途中入所の可能性は十分にあります。

郊外区(東区・早良区・西区)は0歳・1歳の空き枠が豊富

20園テーブルから読み取れるもう一つの傾向は、東区・早良区・西区といった郊外型・住宅街型の区では、0歳・1歳ともに◎(6人以上)や○(3〜5人)の受入見込みが出ている園が複数あることです。市内中心部の博多区・中央区と比較して、施設の収容力に余裕がある印象です。

とくに西区の太郎保育園(太郎丸)・木の実保育園(今宿東)は全年齢で◎・○が並ぶ大型園で、姪浜・周船寺・今宿エリアにお住まいのご家庭にとって有力な選択肢となります。早良区の認定こども園うちの保育園(内野)も全年齢に空きが見える大型園で、早良区南部(脇山・内野)の保活の中心になり得ます。

7区を眺める——区ごとの傾向と入り口

福岡市は7つの行政区から構成されています。市が利用調整基準を統一しているとはいえ、実際の入りやすさは区によって大きく異なります。エリアによって人気園の集中度、共働き世帯の比率、再開発の進み具合がまったく違うためです。

市内中心部(中央区・博多区)

中央区は天神ビッグバン再開発が進行中で、大濠公園・赤坂・薬院などの住宅街と、天神・大名のオフィス街が共存するエリアです。共働きDINKS世帯と子育てファミリー世帯の両方が増加しており、保活ニーズが非常に高い区です。20園テーブルで取り上げた城北保育園(大手門)、まいづるちとせ保育園(舞鶴)、ひなたぼっこ天神北園(天神)、桜坂みらい保育園(警固)が、それぞれ天神・大濠・赤坂・桜坂といった主要エリアの拠点となります。中央区のホームページ

博多区は博多駅周辺再開発・博多コネクティッドが進行中で、博多駅東・住吉・吉塚エリアにタワマンが続々と建設されています。共働き世帯が急増しており、博多区の保活は0〜2歳に集中する傾向が顕著です。小規模保育事業所(博多eキッズナーサリー、あかりのこ堅粕園、ナッツ保育園など)が3歳までの受け皿として機能しています。博多区のホームページ

東部(東区)

東区は福岡市最多の人口を誇る区で、香椎・千早・アイランドシティ(香椎照葉)など子育てファミリーの転入が活発なエリアです。香椎駅・千早駅周辺の再開発、人工島アイランドシティの新規マンション開発などで0〜5歳の児童数が増加しています。20園テーブルの西戸崎保育園(海の中道)、奈多愛育園(奈多)、御幸保育園(千早)、愛咲美保育園(香椎浜)が、東区の地理的な広がり(海の中道・奈多・千早・香椎浜)をカバーしています。東区のホームページ

西部(早良区・西区・城南区)

早良区は西新エリアに修猷館高校(県下トップ進学校)があり、教育熱心なファミリーが集まる区です。地下鉄空港線沿線(西新・藤崎・室見)が中心ですが、原・有田・野芥といった内陸エリアも住宅街として人気があります。20園テーブルでは内陸の「認定こども園 うちの保育園」「星の原団地保育園」「有住コスモス保育園」「田隈保育園」を取り上げました。早良区のホームページ

西区は姪浜エリア(2024年「マークイズ福岡ももち」開業)・周船寺・今宿・元岡といった福岡市西部の子育て世帯転入急増エリアです。九州大学伊都キャンパス周辺の元岡・伊都地区にも子育て世帯が集中しています。20園テーブルでは大型園の太郎保育園(太郎丸)、木の実保育園(今宿東)、伊都コスモス保育園(西都)、認定こども園元岡きらきら保育園(学園通)を取り上げました。西区のホームページ

城南区は地下鉄七隈線の博多駅延伸(2023年3月)により都心アクセスが大きく改善した区です。樋井川・別府・茶山・友丘などの住宅街が中心で、ファミリー層に人気のエリアです。城南区のホームページ

南部(南区)

南区は西鉄大牟田線沿線(高宮・大橋・井尻)が中心の住宅街型エリアです。福岡市内では中心部に近すぎず遠すぎず、子育てファミリーの定住先として安定した人気があります。20園テーブルでは南区を取り上げていませんが、空きマップで南区の施設をエリア検索することで個別の空き状況をご確認いただけます。南区のホームページ

これら7区はそれぞれ独自の事情を抱えており、点数だけでなく「どの区のどのエリアの園を希望するか」「空きマップでの空き枠の出方」が、福岡市の保活では決定的に重要です。お住まいの区の最新の申込状況は、必ず各区子育て支援課または上記のホームページでご確認ください。

認可以外の選択肢

福岡市の保活では、認可保育所・認定こども園・小規模保育事業所のほかにも、複数の選択肢があります。それぞれの位置づけを整理しておきましょう。

小規模保育事業所・家庭的保育事業所

小規模保育事業所は0〜2歳児を対象とした6〜19人定員の認可施設です。家庭的保育事業所はさらに少人数(5名以下)で、家庭的な雰囲気のなかで保育を行います。いずれも認可保育所と同じく市の利用調整の対象になります。

これらの事業所を卒園した3歳児には、認可保育所・認定こども園への進級時に「最優先」の調整点が付きます(1次利用調整時に連携施設を第1希望として申込みをした場合に限る)。「3歳の壁」と呼ばれる進級先確保の課題に対する、福岡市独自の優先措置です。

認可外保育施設・企業主導型保育事業

福岡市内には、市の認可を受けていない認可外保育施設と、企業が従業員のために設置する企業主導型保育事業もあります。これらは申込窓口・利用料・保育内容がそれぞれ独自に決まるため、見学のうえでご家庭の生活リズムに合うかを確認してください。

企業主導型保育事業の施設を利用している3歳児クラス以上の市内在住児童が、保育施設等の利用を希望する場合は、調整点数表で「最優先」扱いとなる規定があります。0〜2歳を企業主導型で過ごし、3歳から認可に転園するルートが事実上整備されています。

夜間保育を実施している施設

福岡市内には、夜間保育を実施している認可施設として第2どろんこ保育園(博多区・中州エリア対応)と中央保育園(中央区・天神エリア対応)があります。すべての保護者の就労時間の終了が22時を超える場合で、第1・第2希望が夜間保育実施施設である場合に、調整点数で+30点の加点が付きます。福岡市の繁華街(中州・天神)に勤務する保護者向けの独自の支援制度です。

申し込み前に知っておきたいこと

福岡市の保育園申込みは、毎年細かな運用が変わります。最後に、申込み手続きで押さえておきたいポイントを整理します。

第5希望まで書ける——希望順位は内定園決定の参考に

福岡市の利用申込みでは、第1希望から第5希望まで保育施設を記入できます。希望順位は調整点数表の「施設の希望順位の高い世帯」として、同点で並んだ場合の優先順位を決める要素になります。必ずしも第5希望まで埋める必要はありませんが、複数の選択肢を確保しておくことで、希望園での内定可能性が高まります。

申し込みスケジュール(令和9年4月入園を想定)

4月入園の1次申込みは例年11月初旬が締切で、内定発表が翌年1月下旬〜2月上旬です。2次申込みは2月上旬まで、3次申込みは3月初旬までと続きます。年度途中の入所申込みは、利用開始希望日の1か月前までに第1希望の保育施設等が所在する区の子育て支援課への申込みが必要です(オンライン申請も可)。

オンライン申請に対応

福岡市はマイナンバーカードを使ったオンライン申請に対応しています。窓口や郵送と比較して、書類の不備確認がメールで完結する利便性があります。「希望保育施設等変更届」「保育施設等転園希望先変更届」「保育施設等辞退届」もオンラインで提出可能です。

市外在住者は転入予定で対応可

申込時点で住民票が市外の方でも、転入を予定している場合は利用申込みが可能です。保育施設等への入所が決定した場合、利用開始日前日までに福岡市へ転入し、区の子育て支援課で住所変更手続きが必要です。遠方からの転入を予定しているご家庭でも、福岡市の保活に参加できる仕組みになっています。

公式情報・参照元リンク

本記事は、以下の福岡市公式情報を出典としています。最新の状況は必ず公式ページでご確認ください

各区子育て支援課の連絡先は次のとおりです。お住まいの区の最新情報は、最終的にこちらでご確認をお願いします。

  • 東区子育て支援課:092-645-1068
  • 博多区子育て支援課:092-419-1080
  • 中央区子育て支援課:092-718-1101
  • 南区子育て支援課:092-559-5123
  • 城南区子育て支援課:092-833-4103
  • 早良区子育て支援課:092-833-4354
  • 西区子育て支援課:092-895-7065
PULMO編集部

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