ママたちが笑顔で前向きになれる場であり続けたい|杉山有香音さんインタビュー

こんにちは、PULMO運営事務局の小林早也香(こばやし・さやか)です。

私たちは母となった女性がより輝いて生きる世の中を目指し、日々さまざまなセミナーやイベントを開催しています。

ママたちにお役立ち情報を届けられるように、日々取り組んでいるPULMOのスタッフ。プライベートでは母である女性スタッフが多く、どのような想いで仕事に、そして育児に取り組んでいるのかを、PULMOとの関わりも含めて紹介していきたいと思います。

今回は、杉山有香音(すぎやま・あかね)さん。現在、PULMOのSNSチームで働いています。お子さんが0歳の頃からPULMOで頑張っている杉山さん、一体どのような想いで育児に、そして仕事に取り組んでいるのでしょうか。

森のガイドから出産を経てPULMOに参加

小林早也香(以下、小):こんにちは。さっそくですが、杉山さんの簡単な自己紹介からお願いします。

杉山有香音(以下、杉):現在、私は静岡県静岡市に住んでいて、ちょうど3歳になる娘が一人います。PULMOには娘が0歳の頃から参加していて、今年で3年目になります。

小:0歳の頃からというと、娘さんとPULMOが一緒に成長していっている感じがして、なんだかうれしいですね。杉山さんは運営側としてだけでなく、PULMOユーザーとしてもイベントやセミナーに参加されていたのですが、何をきっかけにPULMOを知りましたか?

杉:ちょうど娘の出産後に、もともとPULMOメンバーだった方とイベントで偶然出会ったことをきっかけにPULMOを知ったのです。私は出産を機に仕事を辞めていて、当時新しい仕事を探していたのですが、妊婦や産後間もないママって大体どこの企業も雇ってくれないんですね。

お断りされるのが当たり前だと思ってたときに、Web制作の学校に通っている私を必要だと言ってくれて。それがすごくうれしくて、すぐに参加しました。

小:そうだったのですね。ご出産される前は、全然違うお仕事をされていたのですか?

杉:そうなんです。出産前は山梨県のほうで森のガイドをしていて、インスタなどから発信していたんです。森のガイドをする仕事が大好きで、妊娠中に、より良い発信ができるようにWebの勉強を始めていました。

PULMOは、森のガイドのような自然に関する仕事とはまた違いますけど、社会をより良くしたいという根底にある想いは、前職に通じるところがありますね。

小:なるほど〜。学んだデザインの実務経験を積める最初の場所として、PULMOを選ばれたのですか。

杉:そうですね。他のところではボランティアとして携わっていたのですが、しっかりお給料をいただきながらとなるとPULMOが初めてですね。コーディングができる人が欲しいという話を聞いて参加しました。

*いまのPULMOのサイトは杉山さんが作成

小:杉山さん大活躍でしたよね。実務経験を積みたいけれど、産後間もない時期や赤ちゃんがいるとなると、ママの働き口って限られてしまうのですよね。

杉:そうなんです。当時は愛知県にいて、オンラインで働こうと思っていたんですけど、未経験だとなかなか見つからなかったのです。

小:当時はコロナ前で、今ほどオンラインで働くという考えが主流ではなかったことも一因かもしれませんね。そこでPULMOとの縁があって、デザインやバナー制作を始めたのですね。

*編集部注:PULMO以外にも仕事関係者を通じて、さまざまなサイト制作を手掛けされています

株式会社Lucorの研修事業サイト
山梨県立八ヶ岳自然ふれあいセンター様のサイト
東京ガスネットワーク様インターンシップ特設サイト
植木鉢と花瓶の専門店onajimiネットショップとInstagram運用

小:さまざまなPULMOのイベントにも参加されていますが、その中で印象的な出来事はありましたか?

杉:子どもの偏食関連のイベントには、夫と一緒に参加しました。本当に偏食が激しい子で、水分補給はジュースでしかしないんですけど、食べないよりかはマシみたいに諦めていたんです。それも講座の際に先生は、「まず食卓が嫌な場所にならないように、楽しい場所にしましょう」って言ってくれて。

もっと愛情が伝わるように、おにぎりをハート型に握ってあげるとか、ゲーム形式で食べさせてあげるとか、かわいいお皿を用意してあげるとか、そういうやり方があることを知って。それまで「偏食=娘の問題」と捉えてたんですけど、親側にも問題があって、楽しんで取り組んでいくべきだということに気づかされたのが、すごく大きかったですね。今では、食事のときに楽しく声かけしてあげられるようになりました。

信頼性の情報が充実しているのはPULMOの魅力

小:この講座が、ある意味子育ての軸になったということですかね。今ってネットで情報がすごく集めやすくて、私たちもさまざまな情報を発信しているのですが、PULMOならではの良さを教えてください。

杉:やっぱり、専門家の方が答えているという信頼性と、いろんな先輩ママの意見を聞けるのが大きいですね。本当に子育てって十人十色で、ひとりの専門家やインスタグラマーの情報だけだとすごく偏るんですけど、PULMOはたくさんの人が運用しているので情報の信用性が高く、自分に当てはまるものを見つけやすいという、良い意味での幅広さがあるなとすごく感じています。

小:それは私も育児をしていてすごく感じますね。自分で情報を取捨選択するのはすごく難しいと思うのですが、杉山さんも情報過多になって迷ったり、情報に振り回されたりした経験はありますか?

杉:インスタグラマーのおすすめグッズを見て買ったけど、結局使わなかったことはありましたね。それもPULMOではいろんな声が聞けるので、「こっちもやってみようかな」っていう引き出しが増えていく良さはあるかもしれません。

地域による情報の差もPULMOが頼りに

小:杉山さんは山梨や愛知など、何回か転居されているんですよね。地域や自治体によって得られる情報に差を感じていますか?

杉:愛知県小牧市は子育てに優しい街であることを強く打ち出していて、イベントやママ友づくりみたいなのを全部自治体が主導でやってくれていたのです。場所も無料で提供してくれて、すごくよかったですね。一方、静岡はそういった情報が皆無で…。回覧板は高齢の方向けの内容で情報が何も入ってこない。ママ友もなかなかできなくて、今ママとのつながりはPULMOだけです。

愛知県小牧市HP

小:0歳児のときって、割とどの自治体も制度がしっかりしているんですけど、2歳ぐらいになって保育園に行き始めると、ママとのつながりがなくなってきちゃうんですよね。保育園もそんなにママ友ができる感じじゃないところもありますし。

杉:でも、1歳、2歳って子どもの個性が出てきて悩みが増える時期なんです。特に初めての育児となると、「これが正解なのか」とか思っちゃって。まだまだ新米ママなんだけど、0歳のほやほやの赤ちゃんを抱っこしてるママに対する周りの目が変わってくるような気がするんです。「わかってるでしょ」みたいな空気を感じることがありますね。

それもあって、静岡に来てからは孤独に近いものを感じることがありました。PULMOの皆さんと関わってなかったら、情報が入ってこなくてどうしてたんだろうって本当に思いますね。

小:PULMOのメンバーは住んでいる場所がバラバラですが、基本オンラインでのやりとりでつながっていられるのは大きいですよね。

杉:大きいですね。皆さんいつも明るくて、どんどん私の意見を受け入れてくれて、さらには「みんなで頑張っていこう」っていう雰囲気があって、すごく励みになります。特に保育園にまだ預けていなくて働いてるママは、もう尊敬しかないですね。皆さんも頑張ってるから、私も頑張らないとって思いますね。

PULMOは最新情報を備えた優しいおばあちゃん!?

小:杉山さんは今娘さんが3歳で大変な時期だと思うのですけど、悩んだ時や困ったとき、育児に関する情報はどのように収集していますか。

杉:やっぱり夫と一緒にGoogleで調べたり、インスタを見たりと、ネットを使っていますね。行政に頼ることもあります。

小:情報収集にはいろんな選択肢があると思いますが、その中でもPULMOならではの強みや使い分け方について教えていただきたいです。

杉:ネットでは解決できずにモヤモヤすることってありますよね。それを不安だと言えるのはPULMOの強みかなと思います。専門家の先生方も信頼できるし、メンバーの皆さんもすごく明るくて優しい。いろんな考え方のママがいると思うんですけど、PULMOは一人ひとりの考えに共感してアドバイスをくれる、すごく安心できる場だなと思います。また悩んだときにも「プロの人に聞いてみようかな」って戻れる場でもあるのはうれしいですね。

優しいおばあちゃんみたいな存在でありつつ、最新の情報を受け取れるという安心感もありますね。オンラインだからかもしれませんが、「どう思われるかな」とか「こんなこと言っていいのかな」とあまり考えずに発言できています。

小:お住まいの静岡はあまり情報が入ってこない環境で、2歳児・3歳児の育児に悩まれたこともあったかと思います。そんなときはどうやって乗り越えてきましたか?

杉:我が家は特殊で、旦那がほぼ専業主夫なので、すごく手伝ってくれていますね。あと、おじいちゃんやおばあちゃんが助けてくれてるから成り立っている感じがします。自分が娘を見ないといけない日は、仕事を午前中で終えていたので、本当にワンオペパパ・ママはすごいなと思いますね。

ママたちが笑顔で前向きになれる場であり続けたい

小:「ワーママ」という言葉がより一般的にもなっている今、働きながら子育てもするのが美徳みたいな風潮が、若い人が子どもを持つことにポジティブになれない原因のひとつなのかなと思うのです。杉山さんも育児しながら働いていますが、この先どんな社会になってほしいという思いでPULMOで今活動されているのか、ぜひ聞きたいです。

杉:子どもができた途端に自分の時間はかなり減りますし、マイナスなことも正直たくさんあるなとは思うのです。でも、ちょっとした考え方の変え方や工夫で楽しくなったり、楽になったり、ママ自身が自信を持てたりしたらすごくいいなって考えています。きっとママが笑顔だったら子どもたちも笑顔になれるので、PULMOは前向きになれる場であり続けたいですね。

小:ちなみに、杉山さんはどんなときに大変だと感じますか。

杉:自宅で1人で子どもを見ているときで、娘はママに甘えたいのに、私は仕事を理由にそれを断らないといけなくて。それで爆発してしまう子どもをなだめつつ仕事をするんですけど、集中できるわけでもなく、10分で終わる仕事が2・3時間当たり前にかかってしまうときには、誰もハッピーじゃないなと感じます。私、何のために働いてるんだろうって感じる時が一番つらいのかもしれません。

小:ありますよね。それを変えるために「こうなればいいな」と思うことを最後に教えてください。

杉:ママだけでなく、パパやおじいちゃん、おばあちゃん、みんなが育児を一緒に悩んで楽しめる関係が作れると良いなと思います。それも「ママを助ける」という考えではなく、「互いに頼り合う」存在になれたら育児の負担はかなり減るはずです。

ただ、それが難しい環境の方も多いでしょうし、そういった存在がいるママでも育児は思うようにはいかないことがほとんどです。行き詰まったときには、ぜひ育児を楽にするヒントを見つけに、PULMOへ来ていただきたいです。

PULMO編集部

ママ向けオンラインコミュニティ「PULMO」編集部です。子育てに役立つ情報を、お届けします。

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