所沢市の保育園 指数・ボーダーライン完全ガイド【2026年実績データ・2027年4月入園の参考に】

image

所沢市で保活を進めていると、こんな疑問がわいてきませんか。

「自分の点数って、所沢市では何点になるんだろう」
「その点数で、どの園に入れる可能性があるの?」
「71点が多いと聞いたけど、どういう意味?」

所沢市は埼玉県内でも待機児童が多い地域のひとつとして知られており、特に人気園の1・2歳クラスは毎年激戦が続いています。この記事では令和7年度の公式最低指数データをPULMOが整理し、所沢市の保活の実態と指数のしくみを読みやすい形にまとめました。

特に押さえておきたいのが「卒園・卒室加点」の仕組みです。連携園を希望するかどうかで加点が20点か100点かという大きな差が生まれます。この仕組みを知っているかどうかで、3歳クラスへの移行の選択肢がまったく変わってきます。

令和9年4月入園を目指してこれから動き始めるご家庭に、少しでも役立てばうれしいです。

この記事でわかること

  • 所沢市の保活の実態と競争の厳しさ
  • 指数(点数)の計算方法——フルタイム28点のしくみ
  • 「卒園・卒室」加点の複雑な仕組み(連携園100点vs一般園20点)
  • エリア別・園別の最低指数一覧(令和7年度公式データ)
  • データから読み取れる傾向と状況別の動き方
  • 落ちたときにやること

データについて:本記事の指数一覧は、所沢市公式「令和7年度入園 内定者最低指数(4月〜11月入園まで)」をもとに作成しています。表中の「※」は内定者が少数のため個人情報保護の観点から非公開、空欄は申込者なし・空きありを示します。数値は毎年変動します。最新情報は必ず所沢市公式サイト(保育)でご確認ください。

まず知っておきたい:所沢市の保活の実態

所沢市は西武池袋線・西武新宿線が通り、池袋まで約30分・新宿まで約40分という利便性から、子育て世帯に人気のベッドタウンです。一方でその人気ゆえに共働き世帯の転入が続き、埼玉県内でも待機児童が多い地域のひとつに数えられてきました。

令和7年度の最低指数データを見ると、公立・私立を問わず多くの園で1歳クラスの最低指数が71〜77点台に集中しています。フルタイム共働きのベースは56点(28点×2)ですので、この水準に届くには調整指数での上乗せが15〜20点以上必要です。「何もしなくても入れるだろう」という感覚で臨むと厳しい現実を突きつけられることになります。

所沢市の指数表記について

所沢市は最低指数を公式に公表しており、その読み方を把握することが保活の第一歩になります。

表記 意味 保活上の読み方
数字(例:71・77・80) 4〜11月の入園内定者の最低点(最も低い点) その点数以上あれば入れる可能性がある目安
内定者が少数のため個人情報保護により非公開 選考があったが点数は非公表。難しかった可能性あり
空欄 申込者なし・または空きあり 指数に関わらず入所できた可能性がある
入園可能数が0名(募集なし) そのクラスへの申込み対象外
160前後の数字 卒園・卒室の連携園加点(+100点)が反映された指数 3歳クラスは小規模卒園者が連携園に集中するため高数値になる

3歳以上クラスで「160」「161」「164」といった飛び抜けて高い数値が出るのは、小規模保育・2歳クラスまでの園を卒園した子どもが連携園を申込む際に+100点が加算されるためです。この数値を見て驚く必要はなく、一般申込の競争とは別の世界で起きていると考えてください。

指数(点数)のしくみ:まず自分の点数を把握する

所沢市の保育園選考は「合計指数(基本指数+調整指数)が高い順」に内定が出ます。

点数の出し方

お父さんの基本指数 + お母さん(パートナー)の基本指数 + 調整指数 = 合計点数

就労状況による基本指数(就労事由・主なもの)

就労状況 月間労働時間の目安 指数
フルタイム就労(月160時間以上) 1日8時間×週5日(週40時間以上) 28点
月140時間以上160時間未満 週35〜40時間未満 26点
月120時間以上140時間未満 週30〜35時間未満 24点
月100時間以上120時間未満 週25〜30時間未満 22点
月80時間以上100時間未満 週20〜25時間未満 20点
月64時間以上80時間未満 週16〜20時間未満(月16日以上・1日実働4時間以上が必須) 18点
稼働予定(内定等を受け、入園月1日に就労予定) 15点

さらに就労日数による加算があります。

就労日数 加算
月22日以上の労働 +4点
月20日以上22日未満の労働 +2点

フルタイム共働きのベース指数は28+28=56点です。月22日以上勤務のフルタイムなら、28+4=32点が1人あたりの最大値となり、両親合わせて64点が基本指数の上限になります。令和7年度の人気公立園の1歳クラスでは71〜77点が最低指数として記録されており、基本指数だけでは届かず、調整指数での加点が不可欠であることがわかります。

その他の主な事由による基本指数

事由 基本指数
産前1か月〜産後2か月の出産 32点
保護者の疾病・障害(1か月以上入院) 35点
求職活動中 11点

所沢市最大の特徴:「卒園・卒室」加点の二段階しくみ

所沢市の保活で最も知っておくべきルールが、小規模保育等を卒園・卒室する際の加点の仕組みです。この加点額が希望する施設によって大きく変わるため、3歳からの保育先の選び方が根本的に変わります。

希望施設の種類 加点 加点後の指数例(フルタイム64点ベース)
連携園・系列園を希望 +100点 64点 → 164点(ほぼ確実に入所可能)
一般の保育園等を希望 +20点 64点 → 84点(多くの園で入所圏内)

この加点が適用される条件

  • 申請時点で所沢市から教育・保育給付認定を受けていること
  • 2歳児クラスまでの保育園等(地域型保育事業所・2歳クラスまでの認可保育所)を3月31日まで在園して卒園・卒室すること(途中退園は対象外)
  • 翌年度4月入園を申請すること(5月以降の申請や途中退園では適用外)
  • 対象施設は市内外を問わないが、事業所内保育事業の従業員枠は除く

希望施設によって指数が変わる特殊ルール

この加点の最大の特徴は、希望する施設ごとに合計点が変わる点です。たとえば第1希望を連携園(+100点)、第2希望を一般園(+20点)とした場合、第1希望の審査では164点、第2希望の審査では84点として判定されます。これは所沢市独自のルールで、希望リストの組み方を慎重に考える必要があります。

連携園とは:在籍中の小規模保育所・2歳クラスまでの保育所が事前に提携している受け皿となる3歳以降の施設です。卒園前に担当者から連携園の情報を確認し、希望リストの第1位に入れることが、所沢市の3歳保活の最重要戦略です。

主な調整指数(加点・減点)

状況 調整指数
卒園・卒室後に連携園・系列園を希望 +100点
卒園・卒室後に一般の保育園等を希望 +20点
育休中・産休中からの復職予定での入園申請 +11点
認可外保育施設を月16日以上利用している場合 +15点
認可外保育施設を月12〜15日利用している場合 +8点
市内の認可保育園等に保育士として勤務中(または予定) +20点
一時退園した児童と出生児が育休明けに同時入園を希望 +100点
入園申請のない就学前の他児童がいる場合(1人につき) -5点
保育料等の滞納がある場合 -50点
内定辞退・取消があった場合(令和8年度申込者向け) 減算あり

認可外保育施設の利用実績(月16日以上で+15点)と育休復職予定(+11点)の2つは重複して加算されません。どちらか高い方の指数が適用されるため、認可外を月16日以上利用している場合は15点が適用されます。

同点の場合の優先順位

所沢市では合計指数が同点の場合、以下の順で優先順位を決定します。

  1. 父母それぞれの事由ポイントの合計が高い世帯(就労6P・ひとり親8P・疾病障害7P など)
  2. (1)が同点なら)基本指数の高い世帯
  3. (2)が同点なら)市民税非課税世帯・所得割額の少ない世帯

令和7年度 公立保育所・主要施設の最低指数一覧

所沢市のPDFは公立・私立・地域型保育に分けて全施設の最低指数を公表しています。ここでは公立保育所とよく利用される私立施設を中心に整理しました。「※」は個人情報保護により非公表、空欄は申込者なし・空きあり、「-」は入園可能数なしです。

施設名 0歳 1歳 2歳 3歳 4歳 5歳
西所沢保育園(公立) 71 77 71 80
西新井保育園(公立) 71 73 65 80 62
小手指保育園(公立) 71 73 56 70 61
吾妻保育園(公立) 51 78 73 71
新所沢保育園(公立) 71 76 66 83
富岡保育園(公立) 61 67 50
山口保育園(公立) 71 77 71 73 29
松井保育園(公立) 71 73 76 55 78
柳瀬保育園(公立) 71 72 77 87 9
所沢保育園(公立) 71 72 77
三ヶ島保育園(公立) 48 48
北所沢保育園(公立) 70 66
さやまが丘保育園(公立) 70 35 50 54
松郷保育園(公立) 70 71 50 84
山口西保育園(公立) 34 62 53 77 51
北秋津保育園(公立) 71 72 77
中新井保育園(公立) 68 61 80 -13
安松保育園(公立) 71 69 81
並木保育園(公立) 77 72 61 63 61
東所沢保育園(公立) 71 77 60 65 65
みどり保育園(公立) 60 50 27 60 38

認定こども園・私立保育所(主要施設)

施設名 0歳 1歳 2歳 3歳 4歳 5歳
なかよしこども園(私立) 77 70 53 75 66
双実こども園(私立) 43 71 43 42
太陽園(私立) 74 42
れんげこども園(私立) 64 71 69 80 59
アンドレア保育園(私立) 65 81
あかね保育園(私立) 57 66 75 91
泉町保育園(私立) 69 77 62 160
わかたけ元町保育園(私立) 71 75 73 161 64
Nicot新所沢(私立) 71 77 78 58
幼保連携型認定こども園 所沢中央文化幼稚園(私立) 69 77 184 70
あきつやまゆり保育園(私立) 21 72 87 68
所沢文化保育園(私立) 71 71
幼保連携型認定こども園 所沢第六文化幼稚園(私立) 49 70 71 159 75
Nicot所沢(私立) 71 77 77

注意:上記は令和7年度(4〜11月入園)内定者の最低指数の一覧です。年度によって大きく変動するため、必ず所沢市公式サイトの最新データを確認してください。最低指数に達していなければ入園できないことを示した表ではなく、あくまで参考情報として活用してください。

データから読み取れる3つの傾向

フルタイム共働きのベースは56点——71点水準には15点の加点が必要

両親ともにフルタイム(月160時間以上)かつ月22日以上勤務の場合の最大基本指数は64点(32点×2)です。多くの公立保育所の1歳クラスで最低指数が71〜77点に集中していることを踏まえると、加点がない場合でも競争が厳しいことがわかります。育休復職予定加算(+11点)または認可外保育施設の月16日以上利用(+15点)を組み合わせることで初めて71〜79点台に届くレベルになります。

0歳クラスはやや余裕がある。1・2歳クラスが最も激戦

0歳クラスでは多くの園で71点前後が最低指数となっており、中には48〜60点台の園も複数あります。1歳クラスは77〜81点台の高水準な園が目立ち、市内で最も厳しい年齢クラスです。0歳からの入所が確実に入所先を確保する最も有効な手段のひとつです。

3歳クラスの「160点台」は別世界——一般申込とは分けて考える

所沢中央文化幼稚園(3歳184点)・わかたけ元町保育園(3歳161点)・桑の実西所沢保育園(3歳158点)などの高数値は、卒園・卒室の連携園加点+100点が反映された世界での競争です。一般の3歳クラスへの新規申込では、80〜90点台の園もある一方で60〜70点台で入れた園も存在しており、連携園加点なしでも選択肢がゼロではありません。

状況別:どう動く?

あなたの状況 動き方のヒント
フルタイム共働き・56〜64点・0歳狙い 多くの園で0歳クラスは71点前後。育休復職予定加算+11点を活用すれば67〜75点に届く。幅広く希望リストを書けば入所可能な園がある
フルタイム共働き・1歳狙い(加点なし) 1歳クラスは77点台が多く、56〜64点では非常に厳しい。認可外保育施設を月16日以上利用して+15点、育休復職加算+11点(いずれか高い方)を確保することが事実上必須
認可外保育施設を利用中 月16日以上利用で+15点。フルタイム64点+15点=79点となり、多くの公立保育所で競争圏内に入る。利用証明書の取得を忘れずに
2歳クラスまでの小規模保育を利用中 3歳クラスへの移行が必須。連携園を必ず事前確認し、希望リスト第1位に入れることで+100点が加算され160点台になる。連携園以外への希望は+20点なので別途戦略が必要
時短・パート(月100時間前後・22点) 基本指数が片方22点の場合、両親合計44〜50点程度。空欄・低指数の園を幅広く希望リストに入れることが重要。みどり保育園・さやまが丘保育園・みどり保育園・山口西保育園など50点台で入れた実績のある施設も探す
2人目・きょうだい同時申込 所沢市では「同園優先」「同月入園」「同時同園」の3条件を選択する必要がある。育休中の方は特に注意。1人でも内定すると復職が必要になる場合があるため「同時同園」か「同月入園」の選択を検討する
ひとり親世帯 同点時の世帯ポイントが8点と就労(6点)より高く、優先順位が上がる。保育幼稚園課に早めに相談を

保活のスケジュール(所沢市・4月入園の場合)

時期 やること
妊娠中〜生後すぐ 保育施設の見学。小規模保育の場合は連携園も必ず確認
9月1日〜 4月入園申込の書類受付開始。書類は9月1日以降に発行されたものが有効
11月中旬(前年) 4月入園の申込締切(例:令和7年度は11月12日)。窓口・郵送・マイナポータル(電子申請)が利用可能
翌年1〜2月 内定・保留の通知。内定者は施設との面接を経て入園確定
4月 入所。育休中の場合は入園月の翌月1日までに復職が必要

落ちたときにやること

保留通知が届いたとき、気持ちが沈むのは当然です。でも、ここで動きを止めないことが大切です。

  1. 申請は年度内に自動継続される → 所沢市では保留の場合、希望が叶うまで年度内は毎月自動的に利用調整が続きます。取り下げたい場合は手続きが必要です
  2. 認可外保育施設に入れて加点を積む → 月16日以上利用で+15点。翌月以降の利用調整で有利になります
  3. 保育料の滞納がないか確認する → 滞納があると-50点という大幅な減点になります
  4. 希望リストを見直す → 施設数を増やし、空欄・低指数の施設も追加する。受入れ予定表(空き情報)を毎月確認して空きのある施設を把握しましょう
  5. 保育幼稚園課に相談する → 所沢市役所2階。空き情報や現在の見通しについて相談できます

よくある質問

Q. 最低指数に達していなければ入れないのですか?

所沢市の公式データには「最低点に達していなければ当該施設へ入園できないことを示した表ではありません」と明記されています。過去の最低指数はあくまで参考で、その年の申込者数や空き状況によって変動します。希望する施設には点数に関わらず全て記入することが推奨されています。

Q. 時短勤務の場合、指数はどうなりますか?

育児短時間勤務中でも、指数は雇用契約(就業規則)上の勤務時間で算定されます。ただし保育の必要量は短時間勤務中の実際の勤務時間で判断されます。時短中でも就労証明書に記載の時間が月64時間(実働)以上であれば就労事由で申請できます。

Q. 希望する園は1園だけにした方が入りやすいですか?

入りやすくなるということはありません。1園しか希望しない場合、その1園に空きがなければ他の園に空きがあっても入園のチャンスがありません。通える範囲の園を全て希望リストに記入することを市も強く推奨しています。

Q. 兄弟姉妹と同じ月・同じ園に入れる条件を選ぶとどうなりますか?

「同時同園」「同月入園」を選んだ場合、兄弟のいずれかが保留になると全員が保留になります。育休中で一方が内定すると復職義務が生じる可能性があるため、どの条件を選ぶか慎重に検討してください。詳細は所沢市「利用調整の考え方」をご確認ください。

まとめ

  • 所沢市のフルタイム共働きのベース指数は56点(28×2)。1歳クラスの最低指数は71〜77点台が多く、15点以上の調整指数上乗せが必要
  • 最大の加点は小規模保育卒園→連携園申込の+100点。3歳クラスへの移行で160点台になり、ほぼ確実な入所が期待できる
  • 連携園以外への一般申込では+20点のみ。希望する施設が連携園かどうかは入所前に必ず確認を
  • 認可外保育施設の月16日以上利用(+15点)と育休復職予定加算(+11点)は重複適用不可。いずれか高い方を選ぶ
  • 0歳クラスは1歳より競争が緩やか。早期入所は確実な確保の手段として有効
  • 希望リストは必ず幅広く記入。所沢市は保留でも年度内は自動継続されるため諦めずに申込みを続けることが大切

所沢市は最低指数を公式公表しており、データを活用した戦略的な保活ができます。指数を正確に把握し、連携園加点の仕組みを賢く使って、自分に合った保育施設を見つけてください。

本記事の指数データは所沢市公式「令和7年度入園 内定者最低指数(4月〜11月入園)」および「令和8年度 利用調整の考え方」をもとに作成しています。数値は毎年変動します。最新の公式情報は所沢市公式サイト(保育)でご確認ください。お問い合わせ:所沢市役所2階 保育幼稚園課

PULMO編集部

ママ向けオンラインコミュニティ「PULMO」編集部です。子育てに役立つ情報を、お届けします。

関連記事