先日、PULMOでは初めてとなる「妊活・不妊経験者のお話し会」を開催しました。
不妊ピア・カウンセラーとして活動をされている、まつもと彩乃さんをゲストに
座談会形式でお話し会を行ったのですが、
今回は、その中でとても印象深かったお話を紹介してみたいと思います。
(彩乃さんのご紹介、公式Instagramのご案内は、記事の最後に掲載しています。
ご興味ある方は、終わりまで見ていただけたら嬉しいです。)
「生殖物語」って?
みなさんは「生殖物語」って、ご存知でしょうか。
座談会の中で、彩乃さんがしてくださったお話のひとつが、この
「生殖物語」についてのお話でした。
「生殖物語」とは、「子どもを迎えるまでの物語」。
「〇歳までに結婚して、〇歳までに子供が欲しいな」とか
「〇歳差で2人目が欲しいな」とか
よく耳にするフレーズですよね。
自分の人生設計を考えるうえでは、大切だし必要なこと。
そして誰の心の中にもあるもの。
でも、思った通りにいかない現実に直面した時、
この「自分の中にある何となくのプラン=生殖物語」を
書き換えていく作業が必要になる、というお話です。
不妊ピア・カウンセラーとは
この「生殖物語を書き換える」という作業。
これが、実に、実に、苦しいんですよね。
小さい頃から自然と“こうだ”と思っていたものを、
「追加」や「変化」ではなく「書き換え」をしなければいけないわけですから
それはそれは、本当に苦しいわけです。
でも、妊活や不妊治療をする中では、先に進むためにも、この作業が絶対的に
必要になってきます。
これでもか、というくらい、自分の感情と対峙し続けなければならない
この作業の過程で、必要な時に、そっと寄り添ってくれる存在。
それが、不妊ピアカウンセラーの方なんです。
(いわば、伴走者のような存在でしょうか。)
自分の気持ちに蓋をしない、ということ
今回の座談会の中で、彩乃さんが仰っていた「自分の気持ちに蓋をしないことが大切」
という言葉も、何というか“目からうろこ”という感じで、とても印象に残っています。
自分の心を平穏にキープしようとするあまり、妊活や不妊治療の中で訪れる、
「悲しい気持ち」「他人を羨む気持ち」に蓋をするのではなく、
その時々の自分の気持ちを、客観的に認めることが必要、というお話です。
そうは言っても、自分の感情の波に飲まれそうになることも、多々。
そんな時こそ、彩乃さんのような、無条件に話を聞いてくれて、寄り添ってくれる存在がいると
本当に救われるだろうなと思います。
パートナーでもない、友達でもない、親や兄弟でもない、第三者だからこそ
そして「プロ」だからこそ、
相談者のどうにもならない気持ちが少し救われたり、
少し前向きな気持ちになれたり、なんてことも、きっとあるんだろうなと
そんなふうに思いました。
ゲスト・まつもと彩乃さんのご紹介
今回の座談会にゲストとしてご参加くださった、彩乃さん
オンラインでも伝わってくる気さくで温かい人柄と、明るい笑顔(まぶしかった!)が印象的な
とても素敵な女性でした✨
不妊ピア・カウンセラー資格だけでなく、国家資格でもあるキャリアコンサルタントの資格もお持ちだそう!
公式Instagramでは、様々な情報や、カウンセリングについても詳細が見られますので、
ぜひ、見てみて下さいね。
Instagram @matsumoto_ayano_peer
Twitter @Pasdechat_peer
Blog https://ameblo.jp/ninkatsu-counselor-ayano/