川口市の保育園 指数・ボーダーライン完全ガイド【2026年度指数表対応・2027年4月入園の参考に】

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川口市で保活を進めていると、こんな疑問がわいてきませんか。

「自分の点数って、川口市では何点になるんだろう」
「その点数で、どの地区の園に入れる可能性があるの?」
「育休を延長したいけど、指数に影響するって聞いたけど本当?」

川口市は埼玉県最大の市で保育施設の数も非常に多い一方、東京へのアクセスの良さから共働き世帯の流入が続き、特に駅近エリアでの保活競争は年々厳しくなっています。この記事では令和8年度の公式指数表をPULMOが整理し、川口市の保活の実態と指数のしくみを読みやすい形にまとめました。

特に注意してほしいのが「育児休業延長の許容に関する申出書」を提出した場合の-200点という圧倒的な減点です。これを知らずに申請してしまうと選考上ほぼ無効になる事態にもなりかねません。まずここだけ先に把握しておいてください。

令和9年4月入園を目指してこれから動き始めるご家庭に、少しでも役立てばうれしいです。

この記事でわかること

  • 川口市の保活の実態と特徴
  • 指数(点数)の計算方法と、川口市独自のルール
  • 育休延長申出書提出で-200点になるしくみと対処法
  • 地区別の保活難易度の傾向
  • 申込スケジュールと手続きの流れ
  • 状況別にどう動くか・落ちたときにやること

データについて:本記事の指数情報は、川口市公式「選考基準指数表(令和8年度)」をもとに作成しています。川口市は入所者別の最低指数(ボーダーライン)を公式には公表していません。最新情報は必ず川口市公式サイト(保育施設利用に関するご案内)でご確認ください。

まず知っておきたい:川口市の保活の実態

川口市は人口約60万人を誇る埼玉県最大の市で、JR京浜東北線(川口駅・西川口駅・蕨駅)、埼玉高速鉄道(東川口駅・鳩ケ谷駅など)が通り、東京都心へのアクセスに優れた都市です。近年は外国籍の居住者も多く、保育施設は市内10地区に約150か所以上が存在します。

令和6年4月1日時点の待機児童数は10人と公表されていますが、希望する特定の園に入れなかった家庭や認可外を利用している家庭は含まれないため、実感としての保活の厳しさとは乖離があります。特に川口駅・西川口駅周辺(中央地区・横曽根地区)は競争が激しく、フルタイム40点だけで希望する園に入るのは難しいのが現実です。

川口市の最低指数は非公表

川口市では越谷市や葛飾区のように「過去の入所者の最低指数一覧」を公式に公表していません。そのため、「○点あればあの園に入れる」という具体的な数値を把握することが難しいのが川口市の保活の特徴の一つです。ただし、選考の基準となる指数表は公開されており、自分の指数を正確に計算して「どの程度の競争力があるか」を見積もることは可能です。気になる施設のボーダーラインは、保育幼稚園課への直接相談や地域の情報交換を通じて把握するのが現実的です。

指数(点数)のしくみ:まず自分の点数を把握する

川口市の保育園選考は「合計指数が高い順」に内定が出ます。合計指数は基礎指数(保護者の保育必要度を数値化したもの)に付加指数(家庭状況の調整分)を加えたものです。

点数の出し方

お父さんの基礎指数 + お母さん(パートナー)の基礎指数 + 付加指数(加点・減点) = 合計指数

就労状況による基礎指数(主なもの)

就労状況 月間就労時間の目安 指数
フルタイム就労(月160時間以上) 1日8時間×20日の目安 20点
月140時間以上160時間未満 18点
月128時間以上140時間未満 16点
月120時間以上128時間未満 14点
月112時間以上120時間未満 13点
月100時間以上112時間未満 12点
月96時間以上100時間未満 11点
月80時間以上96時間未満 10点
月64時間以上80時間未満 9点
育児休業中(産休・育休) 20点
採用予定・就学予定 8点
保護者の一方が不存在(死亡・行方不明等) 20点

フルタイム共働きのベース指数は20+20=40点です。川口市の場合、就労時間は「契約上の就労時間と就労実績の低い方」で判断されます。また、自営業等の場合は収入を最低賃金で割り返して就労時間を算出するという独自ルールがあります。時短勤務中の方は契約上の時短時間が基準になるため、実際より少ない指数になる点に注意してください。

付加指数(主な加点・減点)

状況 加減点
「育児休業延長の許容に関する申出書」を提出した場合 -200点
市内認可保育所・地域型保育・認定こども園・認可幼稚園に勤務する保育士等(同意書記載事項に同意の場合) +8点
年齢到達により当該施設を変更(卒園)しなければならない場合(地域型保育等) +100点
虐待・DV +20点
兄弟姉妹が別々の保育施設を利用中で、兄弟姉妹が利用中の施設を希望する場合 +15点
兄弟姉妹が市内認可保育所等を利用中(他の兄弟が同時新規申込なしの場合) +4点
兄弟姉妹が同時に新規入所申込を行う場合 +7点
認可外保育施設(有償)を利用中 +2点
一時預かり利用中(直近1か月の利用が10日以上) +2点
産前産後休業中または育児休業中の付加指数 +1.8点
生活保護受給中(転園を除く) +1点
同居する小学生以下の監護児童がいる場合(1人につき) +0.5点
申込児童が多胎児(双子・三つ子等) +0.5点
利用料(保育料)滞納 -20点
申込時点で申込児童が川口市に住民登録がない場合 -15点

川口市最大の注意点:「育休延長申出書」の-200点

川口市の保活で最も特徴的で、かつ見落としやすいルールが「育児休業延長の許容に関する申出書」の提出による-200点の付加指数(減点)です。

育休は原則として子が1歳になるまでの期間ですが、保育所に入れなかった場合は最長2歳まで延長できます。この延長に関して、川口市の申込書に含まれる「育児休業延長を許容するか否か」を問う欄について:

選択 意味 指数への影響
申出書を提出しない(延長を許容しない) 「必ず今年度中に入所したい。入れなかった場合、育休延長はできない/しない」という意思表示 影響なし
申出書を提出する(延長を許容する) 「入れなくても育休を延長できる/する意思がある」という申告 -200点

つまり、「育休を延長してもいいけど、できれば入りたい」という感覚で申出書を提出してしまうと、合計指数が大幅に下がり、事実上選考から外れる状態になります。職場復帰を本当に予定している方(育休延長ができない方・したくない方)は、この申出書を提出してはいけません。

よくある誤解:「この書類を出さないと申込できないのでは?」と思ってしまう方がいますが、申出書の提出は任意です。育休延長を希望しない・できない方は提出不要です。自分の状況をよく確認したうえで、必要な場合のみ提出してください。職場との関係や育休給付金の延長手続きも関わってくるため、不安な場合は保育幼稚園課に直接相談することをおすすめします。

同指数の場合の優先順位

川口市では同じ合計指数になった場合、以下の順序で優先されます。

  1. 川口市在住者(転入予定者を含む)
  2. 同居者なしの母子・父子世帯、虐待・DV
  3. 基礎指数が高い世帯
  4. 同居している18歳未満の子どもの人数が多い世帯
  5. 基礎指数の区分(虐待等・保護者不存在>災害>疾病・障害>出産>就労>就学>介護・看護>求職活動、の順)
  6. 父母の勤務地(川口市内勤務が最優先)
  7. 父母の市区町村民税所得割額の合計が低い世帯

勤務地については川口市内勤務が最も優先され、次いで隣接市区(さいたま市緑区・南区・岩槻区、草加市、蕨市、戸田市、越谷市、東京都北区・足立区・板橋区)、埼玉県・東京都、関東地方、その他の順になります。川口市内に勤務している方は、同点時に有利になります。

川口市の地区別:保活の難易度傾向

川口市は市内を10の地区に区分しており、それぞれ保育施設の数や競争の激しさが異なります。市は最低指数を公表していないため、以下はエリアの特性と施設数・交通利便性からの傾向分析となります。実際の入所しやすさは毎年変動しますので、最新の募集予定人数を公式サイトで確認してください。

地区 主な駅・地名 特徴 競争傾向
中央地区 川口駅・川口元郷駅 京浜東北線川口駅直近。都内通勤者が多く最激戦エリアのひとつ ★★★★★
横曽根地区 西川口駅・蕨駅(南部) 西川口駅エリア。外国籍住民も多く、多様な施設が混在。駅近は競争激しい ★★★★
青木地区 川口元郷駅・市役所周辺 市役所・保育幼稚園課が立地。公立・私立が混在。青木保育所は令和8年4月から直営に ★★★★
南平地区 南鳩ケ谷駅・新井宿駅 埼玉高速鉄道沿線。比較的施設数は多め ★★★
新郷地区 東川口駅(東部) 東川口駅東側。ファミリー向け住宅地。競争は比較的穏やか ★★★
神根地区 東川口駅(北部) 住宅地が広がる北東部。施設は点在 ★★
芝地区 蕨駅(北部)・南浦和 蕨駅北側エリア。JR京浜東北線の利便性高く一定の人気 ★★★
安行地区 新井宿駅・戸塚安行駅 緑豊かな住宅地。公立保育所が複数あり選択肢が広い ★★
戸塚地区 戸塚安行駅・見沼代親水公園駅 市北部の閑静な住宅地。施設数は多くないが競争も比較的緩やか ★★
鳩ケ谷地区 鳩ケ谷駅・前川駅 旧鳩ケ谷市エリア。埼玉高速鉄道沿線でファミリー人気が高まりつつある ★★★

中央地区(川口駅周辺):市内で最も激しい競争

川口駅は東京都北区・赤羽駅まで2分というアクセスの良さから、東京都心への通勤者が集中するエリアです。駅周辺には私立保育園・認定こども園が集まっていますが、申込者数が多く、フルタイム40点だけでは入れない園が多い傾向にあります。中央地区を第一希望にする場合は、付加指数での加点確保が事実上必須と考えておくのが現実的です。

安行・戸塚地区:比較的余裕がある穴場エリア

市西部・北部の安行地区・戸塚地区は、公立保育所を中心に比較的入所しやすい施設が点在しています。駅からやや距離のある施設はさらに競争が緩やかな傾向があります。川口市内であれば指数を問わず入所先を確保したい場合、これらのエリアを希望リストに含めることは有効な戦略です。

指数を上げる・守る方法

方法1(最重要):育休延長申出書を提出しない

これが川口市の保活で最も重要なポイントです。本当に入所したい、育休を延長できないという状況であれば、「育児休業延長の許容に関する申出書」は絶対に提出しないでください。この一点だけで合計指数が40点から−160点になる(差し引き−160点の差)という致命的な影響があります。

方法2:市内保育施設の保育士として勤務する

川口市内の認可保育所・地域型保育・認定こども園・認可幼稚園に保育士等として勤務(採用予定を含む)し、市が指定する同意書に同意した場合、+8点の付加指数が加算されます。フルタイム40点が48点になる大きな加点です。

方法3:認可外・一時預かりで実績を積む

有償の認可外保育施設を利用している場合は+2点、一時預かりを直近1か月に10日以上利用している場合も+2点の付加指数が加算されます。フルタイム40点の家庭が認可外を利用することで42点になれます。

方法4:希望リストを幅広く記入する

川口市では希望順位が選考の直接的な有利・不利に影響することはありません(同点時の優先順位には関わりますが)。通える範囲でできるだけ多くの施設を希望リストに入れることで、万が一の場合も入所先を確保できます。市内全域・10地区を視野に入れて探すのが、川口市では特に重要です。

川口市独自の重要ルール:勤務地が同点時の明暗を分ける

川口市では同一合計指数の場合、父母の勤務地によって優先順位が決まります。川口市内勤務が最優先で、次いで隣接市区(さいたま市の一部・草加市・蕨市・戸田市・越谷市・東京都の北区・足立区・板橋区)となります。東京都心(山手線内側など)への通勤者は隣接市区よりも下位の「埼玉県・東京都」区分になります。

指数が同点で並んだ際、川口市内や近隣市区に勤務しているかどうかが合否を分けることがあります。指数の計算とともに、自分の勤務地区分も事前に確認しておくことをおすすめします。

状況別:どう動く?

あなたの状況 動き方のヒント
フルタイム共働き・40点・川口駅近くを希望 40点で中央地区の人気園は難しいケースが多い。認可外+2点や兄弟加点があるか確認。希望リストに安行・戸塚地区の余裕ある園も必ず入れる
育休中で入所したい(延長はしたくない) 育休延長申出書は絶対に提出しない。基礎指数は育休中でも20点が適用される
育休延長も可能だが、できれば入りたい 申出書を提出すると-200点で実質失格。「入りたい気持ちがある」なら申出書は出さないこと。延長を前提とするなら別途ハローワークでの手続きを検討
認可外を現在利用中 有償認可外利用で+2点。フルタイム40点が42点になる。認可保育への移行を目指して申込みを
時短・パート(月100時間前後、約12点) 基礎指数が低い分、安行・戸塚・神根地区など競争が比較的緩やかな地区の施設を中心に。付加指数の加点があるか確認を
2人目・きょうだい加点あり 上の子が在籍中の施設を希望→+15点の大きな加点。兄弟同時申込でも+7点。上の子の施設を第一希望に入れることが重要
ひとり親世帯 不存在(離婚・死亡等)の基礎指数20点が加算。同点時の優先順位も高い。保育幼稚園課に早めに相談を

保活のスケジュール(川口市・4月入園の場合)

時期 やること
妊娠中〜生後すぐ 保育施設の見学。希望エリア・施設の候補リストアップ
9月上旬〜10月 一斉受付の「てびき」(申込案内冊子)の配布開始(10月1日頃)。募集予定人数(空き状況)も公表
10月(郵送) 郵送受付期間(10月1〜23日頃)。簡易書留等の追跡可能な方法を強く推奨。16:30必着
11月(一斉受付) 各地区の会場(鳩ケ谷庁舎・戸塚公民館・第二本庁舎等)で一斉受付。書類は事前記入必須
翌年2月頃 2次受付(1次で定員に満たなかった施設のみ)
翌年2〜3月 内定・不内定の通知。内定者は面接・入園手続き
4月 入所開始

申込方法の注意:川口市の1次申込は郵送か一斉受付会場への持参のみです。保育幼稚園課の窓口では川口市外の施設への申込を行う場合のみ受け付けます(川口市内施設の申込は窓口不可)。郵送は投函から到着まで1週間程度かかる場合があるため、締切直前の発送は避け、早めに送ることを強く推奨します。

落ちたときにやること

一次選考で入れなかった通知が届いたとき、気持ちが沈むのは当然です。でも、ここで動きを止めないことが大切です。

  1. 不内定通知書を必ず受け取る → 育休を延長するためのハローワークへの手続きに必要です
  2. 2次受付に申込む → 1次で定員に満たなかった施設のみが対象。自動的には申込まれないため意識的な行動が必要です
  3. 翌月以降も月次申込を続ける → 年度途中にも空きが出ます。毎月の締切日(前月の5〜7日頃)に合わせて申込みを継続しましょう
  4. 認可外・一時預かりを利用する → 利用実績が付加指数(+2点)になります。次の申込に向けた準備にもなります
  5. 保育幼稚園課に相談する → 電話:048-258-4097(直通)。空き状況の確認や今後の見通しについて相談できます

よくある質問

Q. 川口市はなぜ最低指数(ボーダーライン)を公表しないのですか?

川口市では公式に入所者の最低指数一覧を公開していません。代わりに「募集予定人数(空き状況)」が毎年公表されており、各施設の募集枠をある程度把握することができます。保育幼稚園課への問い合わせや、園の見学時に直接確認するのが最も確実な方法です。

Q. 育休中でも基礎指数20点は適用されますか?

はい。育児休業中または産前産後休業中の場合、就労時の基礎指数20点が適用されます。ただし「育休延長を許容する申出書」を提出した場合は-200点が加算されるため、合計指数が大幅に下がります。

Q. 自営業の場合、指数はどう計算されますか?

自営業等(個人事業主または法人代表者)の場合、収入を最低賃金で割り返して就労時間を算出します。この方法で算出した就労時間が月64時間を下回る場合は「基準未満の労働・内職等」(基礎指数9点)が適用されます。就労証明書の記載時間と比べて少ない場合は就労証明書の時間が適用されます。

Q. 希望施設は何か所まで書けますか?

川口市では希望施設をできるだけ多く記入することが推奨されています。希望施設数が多いほど内定の可能性が上がります。希望順位が選考結果に直接影響することはありませんが(同点時の優先順位には一部関わります)、希望していない施設に割り当てられることはありません。

まとめ

  • 川口市のフルタイム共働きのベース指数は40点。川口駅・西川口駅近くの人気園はこの点数だけでは厳しいケースが多い
  • 最大の注意点は「育休延長許容の申出書」提出による-200点。本当に入りたいなら絶対に提出してはいけない
  • 加点で大きいのは、上の子が在籍中の施設への申込(+15点)、きょうだい同時申込(+7点)、市内保育士として勤務(+8点)
  • 最低指数は非公表のため、募集予定人数の確認と複数地区での広範な希望リストが現実的な対策
  • 安行・戸塚・神根地区は比較的余裕がある傾向。駅近にこだわらず通える範囲を広く設定することが重要
  • 同点時は川口市内勤務が有利。勤務地区分も事前に確認しておこう

川口市は施設数が多く、視野を広げれば入所先の選択肢は豊富です。指数を正確に計算し、希望リストを幅広く組んで、確実な入所を目指してください。

本記事の指数情報は川口市公式「選考基準指数表(令和8年度)」をもとに作成しています。数値は毎年変動します。最新の公式情報は川口市公式サイト(保育施設利用に関するご案内)でご確認ください。お問い合わせ:保育幼稚園課入所係 川口市役所第二本庁舎3階 電話:048-258-4097(直通)

PULMO編集部

ママ向けオンラインコミュニティ「PULMO」編集部です。子育てに役立つ情報を、お届けします。

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